竹中氏を激しく批判している動画があり、それがピーピル・パワーテレビでした。 ピープル・パワーテレビも、運営者である黒川氏も、今回初めて知りました。氏が批判する竹中氏の案件は、次の三点です。
1. 関西国際空港の売却 1.6兆円
売却先 オリックス 共同事業者 フランス・ヴァンシーグループ
2. 浜松津市下水道事業売却
売却先 オリックス 共同事業者 フランス・ヴェアリア
3. 愛知県有料道路売却
売却先 森トラスト 共同事業者 日本ロスチャイルド
黒川氏の話を聞いていますと、竹中氏の関係する会社が、空港、下水道、道路を買収し、しかも外資と提携して、日本の市場を荒らしているように聞こえます。事実を調べますと、竹中氏の存在はパソナグループと違い、そんな大きなものではないような気がします。
オリックスや森トラストが、外資と組み、日本市場を食い荒らしているのは、間違いありませんが、竹中氏の影は薄いのでないかと思います。オリックスの役員について調べますと、上位陣から4つに区分されています。
1. 取締役 社長以下6人 2. 社外取締役 6人
3. 執行役員 11人 4. グループ執行役員 7人
氏は2.の社外取締役の1人ですが、他の取締役も氏に負けない華麗な過去を持ち、沢山の肩書きがあります。また森トラスト内の位置づけを見ますと、氏が理事長に就任しいる、「アカデミーヒルズ」は、六本木ヒルズの文化施設にすぎません。
森トラストは、都市開発や不動産の所有・賃貸・管理を、主な事業内容としており、丸の内トラストタワーや、東京汐留ビルディング、赤坂ツインタワー、城山ガーデン、御殿山トラストシティなどの、運営管理を主体として行っています。
竹中氏の存在が、事業の受注に無関係とは言いませんが、氏がいてもいなくても、彼らは外資と組み日本市場を侵食していくと思います。
金融、保険、情報といった会社は、アメリカやイギリスの企業だけでなく、日本企業も、現在では国境を越え、利益を求め世界へも進出しています。彼らはもう、日本の会社というより、無国籍のグローバル企業なのです。孫氏の率いるソフトバンクも、あれだけ派手に宣伝をし、日本市場を席巻していますが、日本に納めている税金は、年間たったの500万円と聞きます。金融、情報産業の悪どさはどこも同じです。
竹中氏について調べると同時に、黒川氏についてもネットで検索してみました。
「氏は、昭和53年愛媛県今治市に生まれ、今年41才。」「日本の実業家、政治活動家。市民団体 〈今治加計獣医学部問題を考える会 〉共同代表。」
「氏は、昭和53年愛媛県今治市に生まれ、今年41才。」「日本の実業家、政治活動家。市民団体 〈今治加計獣医学部問題を考える会 〉共同代表。」
政治家でなく、政治活動家と書かれています。経歴を見ますと、竹中氏に負けない胡散臭さがあります。
「大阪大学に進学し、大学では工学部に所属した。 」「大学卒業後は、企業設立の支援事業などに取り組み、平成15年から独立し、会社を立ち上げる。 」
「株式会社アイキャットの、代表取締役に就任。」「平成16年に、アイキャットの非常勤取締役に退き、新たに、株式会社サインポストの代表取締役に就任した。」
「平成24年、今治に帰郷し、農業と地域振興事業に取り組む。」「平成29年10月、第48回衆議院議員総選挙に、山口県から出馬するも、落選。」「令和元年7月の、第25回参議院議員通常選挙には、」「小林興紀・天木直人らと共同で設立した、〈オリーブの木〉の代表として、」「比例区より立候補したが、落選。」
氏の選挙には、山本太郎氏が応援演説に来ていたそうで、私とは相容れない思考の持主のようです。令和元年の選挙演説の抜粋がありますので、紹介します。この部分だけ読みますと思いが重なりますが、反日左翼思想が土台では、残念ながら私の仲間ではありません。
「オリーブの木代表、黒川 敦彦(あつひこ) でございます。」
「働いても働いても、豊かにならない、そういう空気が日本中に蔓延しているように思います。」「その理由は、戦後70年も経ったのに、いまだアメリカの言いなりで、日本はアメリカの植民地のような状態に、なってしまっているからです。」
「働いても働いても、豊かにならない、そういう空気が日本中に蔓延しているように思います。」「その理由は、戦後70年も経ったのに、いまだアメリカの言いなりで、日本はアメリカの植民地のような状態に、なってしまっているからです。」
「日本は、世界で一番 〈米国債〉を保有している国ですが、この米国債は実質的に売れません。」「それは日本国民のお金を、アメリカにプレゼントしているということなんです。」
「これは米国債の問題だけでなく、例えば、ゆうちょ銀行の貯金のうち、約100兆円、年金基金の63兆円もが、米国債や、アメリカの金融商品を買うことに使われています。」「本来、日本の中で回っていくべきお金、つまり、日本国民のために使われるべきお金が、海外に流出しているんですから、国民は貧しくなってしまうのです。」
「アメリカには、ウォール街というところがあり、このウォール街を牛耳っているのは、国際金融資本と言われるような人たちで、彼らは、信じられないような多額の資金を運用する金融財閥です。」
「特にロスチャイルド、モルガン、ロックフェラーの、3つの金融財閥は、アメリカの中央銀行FRBの設立に関与した、と言われています。」「世界の基軸通貨は、ドルですが、そのドルを発行しているのがアメリカの中央銀行FRBです。」
「FRBは民間銀行でありながら、その株主は、公開されていません。私たちが、何気なく使っているお金は、とても不透明な状態で運営されているのです。」
国際金融財閥とFRBの関係、FRBが発行するドルが、世界の金融を支配している事実など、その不透明さについては、私も氏と同じ認識です。「国際金融資本の手先」と、竹中氏が陰口を言われている事実を、黒川氏が間接的に説明しています。
本日が、「竹中平蔵氏」のブログの最終回です。結論を息子たちに伝える時なのですが、氏が国際金融資本の手先と言える事実は見つかりませんでした。紹介した事実だけでは、断定する材料になりません。思い違いだったと言える日が来て欲しいと、まだ心残りがあるため、疑問符のついた結論になります。
「日本人の心を失い、自己の利益を優先する竹中氏を重用する安倍総理は、国を愛する国民を裏切る宰相と言うべきなのか ? 」
「こんな人物を政権から放逐できない総理に、皇室護持と憲法改正が果たしてできるのか ? 」