生まれて初めて、選挙の演説会に出席しました。もちろん自民党議員の、演説会です。応援の弁士が、河野太郎氏でした。
ブログであれこれ政治問題を述べていますが、実際の演説会場には行ったことがありません。たまたま自治会の知人に声をかけられ、義理で参加したというのが、本音のところです。しかし、勉強になりました。一人の候補者のため、どれだけの人間がかかわっているのか、実際にこの目で見ましたから。
会場を飾りつけ、椅子を並べたり横断幕やのぼり旗を飾ったり、互いに支部長とか、会長とか呼び合っていましたので、後援会のメンバーだったのでしょうか、男女合わせて50人はいました。揃いの派手なユニフームを着て、受付や案内や場内整理を分担し、全員が慌ただしそうでした。
どうしてこんなに詳しいかと言いますと、野次馬根性で調べたのでなく、時間を間違ったため、とんでもない時刻に到着したからです。5時から開演と聞き、本でも読みながら待とうと、一時間前の4時に行きました。ところが実際には6時からの始まりでしたため、2時間の待ち時間となってしまいました。
会場は市民センター内の講堂ですから、周囲に沢山椅子があり、明るく快適なので、持って来た本を読みながら待ちました。お陰で見るともなく辺りを眺め、会場作りの観察がのんびりとできました。時間になり受付で、名前と住所、電話番号を書かされました。
「すごい本ですね。」
記入するため手にしていた本を受付台に置いたのが、目に留まったのです。受付の女性に言われ、あわてて弁解しました。
「図書館でもらった本を、偶然持って来たんです。」
「へえ、図書館がこんな本をくれるんですか。」
持っていた本は、村田良平氏著の『なぜ日本外交はダメになったのか。』・・。河野外務大臣が応援弁士だからと、当てつけで読んでいたのでなく、全くの偶然でした。
演題に立候補した秋本真利議員が上り、演説が始まりましたが、さっそく失望しました。
「今回の選挙は、一部では自民党が有利と報道されていますが、厳しい戦いです。」
「自民党と公明党は力を合わせ、日本経済の再生と、政治の安定を作ってまいりました。」
「政権を任せるのに、相応しい政党がどこなのか。」「皆様には、これまでの実績をお考えいただき、私秋本真利をなにとぞよろしくお願いいたします。」
「そして比例区には、是非とも公明党と書いてください。」
もともと私は自分の区の自民党議員には、あまり期待をしていませんでした。若くて元気ですが、氏の主張が私の心を動かしません。地元の活性化のため、幹線道路を整備するとか、観光に力を入れ外国人がどんどん来るようにしたいとか、昔ながらの利益誘導の自民党路線です。
少子高齢化社会に向け、若者が未来に希望を持てる日本にすることも、確かに大切なことですが、いったい「憲法」はどこへ行ったのか。結局一言も喋りませんでした。
地元への利益誘導の方が、憲法や外交問題より票につながるのでしょうが、若い自民党の議員がこれでいいのかと、残念でなりませんでした。有権者は地元につながる利益にしか興味がないと、考えた上での話だとしますと、私が思っている以上に千葉県民の意識は低いのかもしれません。
選挙のためとはいえ、比例を公明党になど、とてもそのような気持ちになりません。憲法改正に曖昧な態度を示し、安保法案にも渋々の同意しかしない公明党は、「下駄の歯についた雪」に似た、邪魔な存在でしかありません。
応援弁士の河野太郎氏の話は、興味深く聞きました。
内容はすでにブログで知っていましたが、氏自身の言葉で聞かされますと、臨場感がありました。立候補者の秋本氏と異なり、河野氏は最初から最後まで、安保関連法と秘密保護法の重要性について話ました。
北朝鮮の脅威にからめ、これらの法の整備が、どれだけ日本の危機を救っていくかということを、平易な言葉で説明しました。
「こんな重要な法案を、野党の議員たちは、戦争法などと言って反対しました。」
「あんなに大騒ぎして反対したのに、どうですか。」「その議員が、希望の党の推薦を受けたら、一夜で賛成に変わりました。」
「政治家というのは、信念を持って政治をするのです。党が変われば、信念も変わるというような政治家を誰が信用しますか。」
河野氏も最後には自民党の議員らしく、他党の批判をし、自分の党の自慢をしていましたが、聴衆の拍手は立候補した前議員へのそれより大きいものでした。動画では、部分的な言葉が伝えられるだけですが、こうして実際に聞きますと、感慨深いものがありました。
中国や韓国と妥協せず、遠慮なく意見を述べている大臣の言動を知っているだけに、頼もしい気がしました。
しかし、これが自民党の立候補者の演説会だと思いますと、やはり失望感が募ります。戦争反対、平和第一、人権尊重と、反日マスコミの威力を恐れたのか、基地挑戦の脅威を語っても、「憲法改正」を語れない外務大臣と候補者に、不満が残りました。
千葉の選挙区だけではありません。総理の選挙応援演説を聞きましても、「憲法改正」は正面から言及されていませんでした。
色々な公約を述べた中で、それとなく日本の安全保障問題が語られ、憲法がそっと顔を出す・・そんな具合でした。
「ねこ庭」では威勢良くマスコミを批判し、反日の野党を攻撃し、明日にでも「憲法改正」が出来るようなブログを書いていますが、現実はこうだったのです。
自民党に勇気が足りないのか、日本に広がる「お花畑」が考えている以上に広大なのか。今度の選挙でこれを確認したいと思います。演説会場を出るとき、参加者に頭を下げている後援会の男性に、私はそっと言いました。
「自民党の選挙なんですから、せめて演壇の後ろに、国旗くらい飾って欲しかったですね。」
自民党の演説会に来る人の中にもマスコミが吹き込む「日本は法改正して戦争の出来る国にしようとするのが安倍政権だ!」と繰り返し聞かされてしまうと不安が増大して心が揺れ動いてしまうでしょうから選挙前はあまり触れない方がよろしいかもしれません。
自民党が大勝して国民の信任を得てからは改憲に向けての議論も活発になるのでしょう。
言葉狩りに対して神経質にならざるを得ない現代の風潮に辟易しますが。。。
先代の河野洋平元外相と違って、情勢をよく観察把握の
上で、発言される印象が強くありまして。
「政治家は、信念を持つもの」 「党が変われば、信念も
変わる者を、誰が信用できるか?むにも、それが表れていると思います。
ここで「憲法改正」まで斬り込むのが本筋ではと、拙者
も思いますが、やはり自民党内でも「様子見」の空気が
強いのでしょうか。河野外相も、このままでは「やはり
あの河野家かよ」と思われてしまいかねません。
一方で、希望もそれはあると思います。今回衆院選の
結果もあるでしょうが、与党勢力が前向きに取り組めば、
次の選挙戦辺りからは、改憲を前に出せる様になるかもです。
「お花畑の広大さ」拙者、以前の貴記事で「反日左派は、
予想以上に手強いぞ」のご見解を伺った記憶がありまして。
やはり、戦後70年以上経つと、我国の進路を誤らせかねない、
この様な勢力が増大してしまうのかと、引き続き憂慮
はしております。これを主導したのが、朝日新聞やTBS
などの、反日左派メディアでしょう。今でも、素人の拙者か分る程の
偏向、捏造報道にはホトホト呆れ返る次第です。
正面から改憲を提起できないのも、この勢力の跳梁が
あるからでしょう。ただ、時代は変わり始めていると信じます。
最後に「与党の選挙演説会だから、国旗を飾るべき」
拙者も、その通りと心得ます。今後は励行して欲しいものです。
朝鮮問題に目途が付いた後(C国の脅威も増している)に発議行動を起こすことも考えられます。
わざわざ今回の選挙運動中に信を問わなくとも、必要議席を獲得したなら国会で審議を尽くしたあと、
国民投票で決めることですから、それが同時に総理の信を問う事にもなるのではないでしょうか。
厳しい!選挙戦ですよね、、、襟を正して。
国旗の提案は大賛成です。
日の丸の旗まで遠慮することは無いですよね。
日本代表のオリンピック選手は表彰台で胸を張って日の丸を見上げるのが大きな夢であるわけですから・・・
腐れマスコミの言葉狩りを警戒し、重要な選挙でも慎重になる姿勢は、なんと受け止めるべきでしょうか。
自民党のしたたかな選挙戦略なのか、単に腰が引けただけの度胸の無さなのか、臥薪嘗胆の賢明さなのか・・選挙の結果が教えてくれるのでしょうか。
有権者の多くが自己主張しない国民性だとしましても、政治家なら、自己の意見を明確にすべきでないのかと、なんとなく割り切れない気持ちが残りました。
以前は「憲法」を口にすることさえタブーでしたから、改憲をほのめかせるようになっただけでも、大きな変化かもしれません。
あまり正論を言い、自民党の諸先生を追い詰めてはなるまいと、そんな気も持っています。「様子見の多い」議員に心理も理解すべきなのでしょう。
ならば尚更のこと、先に私が提案した、「議員の二重国籍禁止」以下の事項を、選挙後は本気で取り組んでもらいたいですね。
国内の隅々にまで巣食っている反日外国人を、整理していく事が、「お花畑」を無くす有効な一歩ですから。
モリカケの方が、国の安全に優先すると、マスコミが騒ぎ、反日の議員が騒ぎ、反日の左翼活動家が騒ぎました。
利敵行為をする「獅子身中の虫」たちです。安定多数を獲得しましたら、「民意」を得たことになりますので、今度こそ自民党は、保守の大道を歩かなくてなりません。
なんであれ、まず自民党へ一票を入れるところから、「憲法改正」が始まります。
「理想は高く、手は低く」で、頑張りましょう。
与党野党問わず、その「不甲斐なさ」ばかりが目立ちます。
野党各党は建設的な政策・提言など殆どなく、自民党や安倍総理への「こき下ろし」「叩き」ばかりです。
その安倍総理でさえも、その演説で野党の「集合離散」を非難しています。
いずれも「苦言」ですらない、つまらなく下らない「こき下ろし」「叩き」ばかりです。
もはや「バッシング」と言っても過言ではないでしょう。
自民党でも、その議員が比例での公明党への投票を薦めるようでは、もう「世も末」でしょう。
この前のエントリでのような、「国籍事項の厳格化」の「提案」こそ本当の「公約」と言えます。
「差別だ」「ヘイトだ」と言われるかもしれませんが、「第二の蓮舫」を出さないためにも必要だと思います。
そして「安保関連法と秘密保護法の重要性」など、どこまで知らされていたことか。
やはり単なる「反対」ではなく、「具体策」は大事ですね。
今晩わ。与党も野党も、似たようなことをしており、真面目に考えている国民には、腹立たしいばかりです。
森友問題にしましても、自民党は、なぜあの前川氏を処分しないのでしょう。自作自演の秘密漏洩の官僚を、なぜそのままにしておくのでしょう。
もしかしたら、かっての自民党と社会党のように、国民不在のなれ合い政治をし、双方が利権を守っているのか、それとも外国勢力の甘い罠にかかっているのか、不思議な政治です。
豊田議員も叩かれましたが、あの秘書が、道路を逆走していたことを報じたマスコミは、全くありませんでした。ひどい議員だとは思いますが、あらかじめ録音を準備して彼女の言動を誘ったことや、悪意の仕掛けについては誰も語らないという、不思議さがあります。
国民が賢くなり、選挙の一票で政治家を追放できるようになるまで、彼らはただ反対のための反対を、与野党で続けるような気がします。
この選挙は先ず、反日野党の「害虫退治」が優先しますが、次は、自民党内の害虫退治です。先は長いので、健康に留意して、頑張りましょう。