依田氏について、ネットで調べた事実を転記いたします。
1. 平成28年 東村高江・暴力事件
辺野古埋め立て反対派の活動家、男女二人に怪我をさせたとして、依田氏が訴えられた事件。
2. 令和2年 5月3日 近所に住む70代老人に大怪我をさせたとして、警察に訴えられ、警察が捜査中。
3. 令和2年 5月5日 我那覇真子さんと公開討論
4. 令和2年 5月7日 立候補していた沖縄県議選に落選
5. 令和2年 5月9日 70代老人傷害容疑で、逮捕
1. の暴力事件で、依田氏は終始暴力は振るっていないと主張し、相手が怪我をしたのは、揉み合っていた際、偶発的に生じたと抗弁しました。観光に来ていた外国人を車で案内していた時、私的検問をした過激派活動家に車の進路を塞がれ、争った事件です。
依田氏の主張に同情した我那覇さんが、父隆裕氏や仲間たちと共に、依田氏を全面的に応援しました。県内各地で報告会を開き、不当な活動家たちと警察の無謀を、依田氏に説明させ、資金カンパをし、裁判の傍聴も支援しました。依田氏は、過激派左翼と戦った勇気のある市民として有名になり、多くの県民に支援されました。謙虚な姿勢で、しかし過激派に屈しないと語る氏を、私は当時何本かの動画で見ています。
それから、今回の公開討論まで、私は彼女たちのことを、何も知らず過ごしてきました。どうしてこのような対立関係になったのか、不思議でなりませんでした。2. 以降の事実は、急遽調べて分かったことですが、いずれも依田氏の不誠実さを示すものです。
警察が氏を逮捕したのは、県議選の落選が判明した翌々日です。沖縄の警察は、左翼に弱いだけでなく、保守の活動家にも弱腰です。依田氏が当選していると厄介なので、落選を待って逮捕したのかと、私は想像しています。裁判で有名人になったから、政界に出ようとしたのか、最初から政治に野心を持っていたのか。そこは分かりませんが、計算高い人物という印象が、どうしても拭えません。
氏を不誠実だと考えるのは、警察から捜査を受けている身でありながら、何事もない顔で、我那覇さんと論争する大胆さというか、恥知らずというか、私の理解を超えます。今回の傷害事件でも、やっていないと主張しているようです。前回の傷害事件で、警察の厳しい尋問に対し、やっていないと主張し続けたと言いますから、氏には、その場その場を言い逃れる、天才的能弁がある気がします。
自分の利益しか考えず、周りの人間を、何とも思わない人間が、時としています。朝日新聞を手玉に取り、一時期有名人となった、吉田清治を思い出します。誠意や良心がなく、自分を守ることと相手を言い負かすことに、生まれつきの才能を持っている人間です。関連する動画を別に6本見た、と言いましたのは、依田氏のことを調べるためでした。
だから私は、公開討論の動画を見る途中から、依田氏がどのような人間であるのか、知っていました。我那覇さんが、まともに相手をする人間でないことを、分かった上で見ていました。彼女が、依田氏のような悪意の人間と、本気で論争する気になったのが、間違いでした。言葉尻を捉え、奇妙な理屈で押し返されると、彼女の人格は崩れてしまいます。
懸命に相手の良心に訴えようと、哀願しても、依田氏には通じません。すくんでしまった蛙を、料理する蛇のように、邪悪な喜びを与えるだけです。立会人として司会を務めたのは、チャンネル桜の水島社長でしたが、果たしてこの人が、適任者だったのかも、疑問があります。水島氏は、依田氏の身辺に警察の捜査が及んでいることを、知っていたと聞きます。逮捕されるような犯罪人と、どうして公開討論をさせたのでしょう。
我那覇さんも依田氏も、「チャンネル桜沖縄」に出演していた仲間です。水島氏と彼らの関係を、上司と部下というのか、社長と契約社員と言うのか知りませんが、私なら公開討論をさせていません。正義一筋で、猪突猛進する彼女と、天才詐欺師のような依田氏が、中身のある議論ができるかどうか、水島氏には分かっていたと思います。
関連する6本の動画で知ったのですが、水島氏と我那覇さんの間には、引き返せない溝ができていました。水島氏は、我那覇さんを育て、相方の江崎孝氏も重用していたのに、意見の対立から、江崎氏が退職しました。遠慮のない江崎氏が、水島氏のことを批判しますから、コンビだった彼女にも、いい気がしていなかったはずです。
我那覇さんと、依田氏の意見がこんがらがり、彼女が錯乱状態になっても、何も仲介しませんでした。おそらく彼女は、今回の討論で、依田氏だけでなく、水島氏についても失望しただろうと、そう思います。
「理想だけ言って、それが世の中で通じますか。」「妥協したり、相手の意見を聞いたり、たまにはそんなこともしたらどうです。」「自分の意見に賛成しなかったら、みんな敵だと、」「それは、狭い考え方です。」「それでは、人がついてきませんよ。」
依田氏がそれを、我那覇さんにいう資格があると思えませんが、盗人にも三分の理です。私も実は、同じ言葉を彼女に贈りたいと考えていました。自分に厳しい彼女は、他人にも同じ要求をし、それが、周囲の人々を遠ざける結果となっていたのかと、一連の動画で教えられました。
「山川の 清きに魚も住みかねて
昔の田沼 今ぞ恋しき」
江戸の狂歌にありましたように、多少の汚れや矛盾には、目を瞑る寛容さが要ります。正義一筋、真実一辺倒で進み、それ以外を全て敵とするのでは、凡人はついていけません。翻って思えば、私のブログも、彼女に似て、反日・左翼嫌悪一辺倒で、狭い主張の繰り返しでないかと、反省させられます。依田氏に言われたくありませんが、頑なな反日・左翼では、中庸の国民、というより、私の大事な息子たちにも受け入れられないのではないかと、心配になりました。
私のことは別途、自分で思案することとし、我那覇さんへ送る言葉を優先しようと思います。
「我那覇さん、今回の辛い経験が、貴方を大きく成長させる糧となることを、祈ります。」「貴方は、離れた場所にいる敵とは、果敢に戦える人ですが、」「身近にいる敵とは、戦えない人でした。」「身近にいる敵と戦えなくては、本物のリーダーになれません。」
「信じている者に裏切られても、愁傷狼狽してはなりません。」「悪意の敵は、それを喜び、歓声を挙げます。」
最後に、テドコンさんの言葉を送りましょう。
「私は、依田さんにも迷惑しています。」「言ってもいないことを、膨らませて話していますから。」「私が我那覇さんに言いたいのは、一言でいいから、」「迷惑をかけて済みませんと、言って欲しかった、」「ということです。」「その一言があれば、私はもう、何も言いません。」
我那覇さんが苦しい裁判をしていると聞いた人たちが、どうして彼女を支援しないのかと、怒りの電話を沢山してくるのだそうです。
「それは、私の責任ではありません。」「ブログを見た全国の方が、勝手に解釈して、テドコンさんに電話をしているのですから、」「貴方の方で説明してください。」
公開討論の中でも、そういう言い方をしていましたが、テドコンさんが言っているのは、このことです。「迷惑をかけてすみません」と、どうして言えないのでしょう。仲間内なら、分かって当然でないかと、もしもそのような考え方をしているのでしたら、改めて欲しいと思います。日本の未来のためと、崇高な目的で戦っているとしても、周囲の仲間への思いやりを忘れてはいけません。
我那覇さんは、これから先も、沖縄のため、日本のため、大切な人物です。このブログが、彼女の目に触れることはありませんが、同じ時代に生きる国民の一人として、「ねこ庭」の片隅からエールを贈ります。