2年前の平成30年5月、中国の李克強首相が訪日しました。ネットの情報から、5月15日の週刊現代の記事を見つけました。同社編集委員の近藤大介氏によるものですが、李首相のスケジュールを知るにはちょうど良い内容です。一部割愛しつつ、転記します。
「先週5月8日から11日まで、李克強首相(62歳)が来日。」「日中韓サミットに参加し、合わせて、公賓として東京と北海道を訪問した。」「李克強首相の滞日スケジュールは、以下の通りだった。」
「 1. 5月8日の夜7時過ぎに、中国首相専用機で羽田空港に到着。」
「 2. 5月9日、午前10時から、迎賓館で日中韓サミットに参加。昼は経団連会館で、日中韓ビジネスサミットに参加。」
「4時15分から6時5分まで、安倍首相と日中首脳会談。夜は、7時5分から8時半すぎまで、首相主催の歓迎晩餐会。」
「 3. 5月10日、朝から衆議院で大島理森衆議院議長と会見、続いて参議院で伊達忠一参議院議長と会見。その後、皇居に移って天皇にご引見。」
「ホテル・ニューオータニに移動し、日中平和友好条約締結40周年記念パーティー出席。午後は、与野党の幹部たちとの個別の会見。」
「夕刻には、首相専用機で北海道へ移動。札幌パークホテルで、高橋はるみ北海道知事と会談。夜は、高橋知事主催の歓迎晩餐会。」
「 4. 5月11日、午前9時半から、日中・知事省長フォーラムに参加。その後、苫小牧のトヨタの工場を視察。」
「最後は、恵庭市のテーマパーク「えこりん村」で、安倍首相主催のランチ。その後、札幌から帰国。」
偏見の強い私は、恨日の韓国と、共産党の中国が嫌いです。文在寅氏と同様、習近平氏も李克強氏も、顔も見たくないというほど嫌悪しています。ですから、李氏の日本訪問について、関心がなく、新聞もテレビも見ていませんでした。偶然北海道の土地の話を動画で知り、危機感を覚えたため、李氏訪日をブログにしようと思い立ちました。
改めて李氏の日本訪問につき、調べてみますと、北海道の土地問題は、このままでは解決不可能と思えてきました。アメリカと中国という、両大国に挟まれ、翻弄されている日本がありました。
先日ブログで取り上げた、青山繁晴氏の言葉を思い出します。
「第一次安倍内閣が倒されたのは、日本に潜り込んだ北朝鮮の工作員のためです。」「もっとはっきり言えば、自民党内にいる、「親北朝鮮、親中国、親韓国の議員たちが、第一次安倍内閣を倒したのです。」「これらは、自民党内にいる安倍総理の敵です。」
「多くの人は、北朝鮮の工作員は、野党にいると思っているのでしょうが、」「ハッキリ言って、北は、野党なんか相手にしていませんよ。」「攻勢をかけているのは、自民党の議員だけです。」「しかも、それは日朝議員連盟にいる議員たちです。」
北朝鮮の背後にいて、北朝鮮を利用しているのは、アメリカと中国です。つまり自民党の議員たちは、本人が意識しているか否かを別にし、いわばアメリカと中国に利用されているのです。「安倍一強」と言われながら、現実の総理は党内基盤が弱く、妥協の中で政策を進めています。それを知りながら、私は総理批判のブログを書いています。
その上で、もう少し、李首相の訪日に関する報道を続けます。コメントなしで、産経ニュースを2件紹介します。
1. 《 産経ニュース 平成30年5月10日 》
「中国の李克強首相が、就任後初の日本訪問で、北海道を視察先に選んだ目的については、日本の代表的な農産地を訪れることで、貿易摩擦が激化する米国を牽制する狙いがある、と指摘される。」
「 巨額の貿易赤字削減を求め、制裁措置を連発する米国に対し、中国は牛肉や大豆などの米農産物に、高関税を課して対抗。こうした措置には、食糧安全保障上のリスクも存在するが、指導者が“代替地”を訪れることで、「輸入先を失う危険性については、懸念していないとの政治的シグナルを、発することができる」(中国筋)というわけだ。」
2. 《 産経ニュース 平成30年5月11日 》
「安倍晋三首相は11日、訪問先の北海道で、来日中の中国の李克強首相の、自動車工場視察に同行し、昼には食事会を開いて李首相をもてなした。安倍首相は、同日午後、特別機で帰国する李首相を、新千歳空港(千歳市)で見送った。」
「両首脳は11日午前、苫小牧市内のトヨタ自動車北海道の工場を訪問し、トヨタ自動車の豊田章男社長から、次世代電気自動車(EV)や、燃料電池自動車について説明を受けた。李首相は、EVの走行距離やコストなどに関して、熱心に質問し、自動運転技術に関する同社と、中国側の共同研究の成果に期待を示した。」
期待する勇気と決断力は、見せてもらえませんでしたが、総理は総理なりに頑張ったのだと、敬意を表します。昭恵夫人を守ろうとするあまり、総理は官僚にも、閣内の大臣にも、議員にも、大きな借りを作ってしまいました。人心が離れているのが、第三者には見えます。後はもう無理をせず、後任を育て、国益のため政界で頑張られることを期待します。
国民のため、何の役にも立たない野党と、扇情的報道をするだけのマスコミに、総理を批判する資格はありません。これだけはキチンと述べ、このブログを終わりといたします。
安倍総理の後がどうなろうと、「皇室の護持」と「憲法改正」のための、私たち国民の戦いは終わりません。