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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

「AB志井」記録 その1

2018年06月10日 | 化石
「AB志井」記録 その1

 当ブログでお知らせして来たように、連続講座「化石・恐竜のAB志井」を開講した。この講座は、北九州市で発見された主な化石を解説するものである。講座は間もなく(6月12日)終了する。そこで話題として扱った標本のリストを挙げておく。それぞれの標本で何を解説したのかは長くなるのでここには記さない。また、北九州市なばかりではなく、それに関連して多くの標本を参考のために示したが、それらについても簡単に記録する。文献類は標本に関連するものだけを記すが、完全な「文献目録」ではないことをお断りしておく。
 この記録は、「AB志井」に出てきた標本を順に並べたもので、標本5個ぐらいずつに分けて記した。なお、未公表の標本については、画像のサイズないし解像度を下げたものにした。あしからず。

第一回「小倉の化石」 2017年8月8日

標本1-1 梅花石置物(天然記念物)
産地 門司区白野江
時代 古生代石炭紀
文献 とくに挙げていない。

1-1 梅花石置物
1-1 An ornament with crinoid fossil (Natural Monument) from Shiranoe, Kokuraminami. Carboniferous

標本1-2 関門層群中の石灰岩礫
産地 小倉南区桜橋
時代 白亜紀前期の地層中のペルム紀石灰岩
文献なし

1-2 石灰岩歴を含む礫岩
1-2 Conglomerate with Paleozoic limestone in the Early Cretaceous sediment from Sakurabashi, Kokuraminami.

第二回「日本の恐竜」 2017年10月10日

標本2-1 ディプロミスタス・コクラエンシス(Holotype)
産地 小倉北区熊谷
時代 白亜紀前期
文献 Uyeno, 1979
写真省略

標本2-2 山田のカメ類
産地 小倉北区山田緑地
時代 白亜紀前期
発見 佐藤氏 1987.3
文献 岡崎, 1992

2-2 山田緑地のChelonia (Adocidae?)
2-2 Plastron of Adocidae? from Yamada, Kokurakita. Early Cretaceous.

標本2-3 山田のヨロイトカゲ
産地 小倉北区山田緑地
時代 白亜紀前期
発見 博物館O 1987.3
文献 未発表

2-3 Cordylidae
2-3 Bone and dermal scutes of cordylid lizard from Yamada, Kokurakita. Early Cretaceous.

標本2-4 千石峡のカメ類など
産地 宮若市千石峡
時代 白亜紀前期
発見 菊池氏 1987
文献なし

2-4 爬虫類骨片
2-4 Bone fragment of a reptile from Sengokukyom Miyawaka City. Early Cretaceous.

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