OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

父の遺した写真 72 観光バス・観光路線バス

2018年03月31日 | 鉄道
父の遺した写真 72 観光バス・観光路線バス

 父の遠方への旅行では、観光地にも立ち寄ったから観光路線バスの写真もある。北から順に見よう。

72-1 青森県酸ケ湯 1967.10.11

 酸ケ湯は青森市南部にある温泉地。現在、青森駅からJRバスで1時間と少しで着く。写っているバスは、路線型のもので観光バスではない。字幕は左に「観光」右に「青森ゆき」と書いてある。建物の看板に「国鉄自動車 酸ケ湯温泉駅」とある。現在の建物との照合はできなかった。

72-2 日光いろは坂 1961年4月

 有名な日光いろは坂で撮影したバス。観光バス型であるが、字幕は「国際自動車」、側面は「国際自動車株式会社」と書いてあるように見える。そのわけは次の写真があったから。

72-3 銀座 1961年4月

 このバスは、いろは坂のものと同じ塗装がしてある。そうなると、東京にある大手のバス会社のものだろう、ということで、国際自動車と推定した。写真の場所は「銀座」となっているが、そのどの辺りかは不明。左端の看板にある「観光会館」も現在対応するものは銀座通りに無い。

72-4 立山室堂平 1968.7.23

 現在の立山黒部アルペンルートの最高地点。ルートの全通は1971年なので、この時にはまだ完成していない。美女平から室堂までの立山高原バスは1964年から運行されている。

72-5 阿蘇山 1965.5.27

 阿蘇山ロープウェイの山麓駅の前に駐車してある観光バス。少なくとも8台のバスが見えるが、車体の文字などは読めない。現在阿蘇山ロープウェイは火山活動と地震のため運休中。その写真は、このシリーズのロープウェイのところ(第41回)で掲載した。
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 写真の転載はご遠慮いただきたい。

桜満開(臨時投稿)

2018年03月29日 | 今日このごろ
桜満開(臨時投稿)

 今日(29日)志井川の桜は満開となった。ウォーキングや写真撮りの人が少しだけ。それでもいつもと比べて多くの人が。

志井川の桜 2018.3.29 午後

 志井川を歩いたのは喫茶店の帰りだが、それに先立って、お昼は弁当を買って鱒淵ダム下の桜を見に行った。こちらは山際だから8分咲きぐらい。風も少し冷たかった。

鱒淵ダム下の桜 2018.3.29 昼

 ここは有名でないから人も少なく、お昼だというのに6組ぐらいしか座り込んでいない。ごらんのように広い芝生が空いている。
 これから数日間は、暖かくて桜を楽しめそう。

脱皮の季節

2018年03月28日 | 今日このごろ
脱皮の季節

 春の大潮の季節が来た。31日が満月で、その日を中心に数日間である。このころ、ウチワエビが脱皮する。大潮頃に海岸に打ち上げられた「海藻ベルト」を探していて、脱皮殻を見つけたことがある。

オオバウチワエビ脱皮殻 2006.4

 すでに乾いて脚も折れていたが、なんと迫力ある姿!と思った。拾ったのは2006年の4月初めの大潮の後だった。場所は若松の海岸。記憶ではS博士に「オオバウチワエビ」という種類だと教えていただいた。写真にスケールが入れてないので正確なサイズはわからないが、「幼生」というイメージに反してかなり大きく、標本の幅で7センチぐらいだったろうか。
 これが幼生の最後の段階の姿(フィロソーマ)で、脱皮して出てくるのが市場で見るウチワエビの姿。ただし、この時には幼生の最後のサイズよりも小さくなる。

唐戸市場で見たウチワエビ 2013.3.4

 脱皮殻をもう一度採集したいと思って探しているがお目にかかれない。今日も島に行ったが見なかった。ただし、私が海岸を歩くのは化石探しだから、あまり漂着物は見ていない。
Keywords: Ibacus shedding phyllosoma flathead ウチワエビ フィロソーマ 幼生 脱皮

1998年のニュージーランド研究旅行 その21 テパパ博物館の屋外展示

2018年03月25日 | 昔の旅行
1998年のニュージーランド研究旅行 その21 テパパ博物館の屋外展示
Research Visit to New Zealand, 1998. Part 21 Outdoor exhibition of the Te Papa Museum.

 2月21日テパパ博物館の展示を見学中。二階から外に出る通路があり、野外に遊歩道が続いている。あまり規模の大きなものではない。

21-1 通路から続く遊歩道 1998.2.21.
Trail of the garden

 写真の奥に見える渡り廊下が、室内展示から出てくる通路である。展示の内容は地質・化石・それに現生植物である。作ってある池にはたぶん野生のカモが来ていて、来場者が近寄っても全く逃げようとしない。
 開館直後の土曜日だから人も多い。

21-2 木性シダの展示 1998.2.21.
Display of tree fern

 木性シダの植えてある所は、海からの直接の風が当るためか、遮光ネットがかけてある。

21-3 地層断面の展示 1998.2.21.
Display of outcrop

 プラスチック造型の地層露頭があるが、趣旨は不明。褶曲を示すなら頂部は丸くするだろうし、なんとなく断層線のようなところもあるが、そこで地層はずれていない。


21-4・21-5 恐竜発掘の砂場 1998.2.21.
Digging dinosaur bones

 ちょっと面白い展示で、砂場に恐竜の骨(コンクリート)が埋めてあって、子供たちが一生懸命砂をどけている。これを日本で真似をすると、衛生面や埋め戻しの作業、子供たちの服のよごれ、屋内への砂の侵入など、いろいろな批判を受けそう。雨天の場合も心配がある。
 博物館の見学を終え、ちょっと街を見学。
21 Key words Wellington National-Museum Tepapa Outdoor Tree-fern Outcrop Dinosaur Digging  ウェリントン 国立博物館 テパパ 屋外展示 木性シダ 露頭 恐竜 発掘