OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

2017年の旅行データ

2017年12月31日 | 旅行
2017年の旅行データ

 今年も最後の日となった。今年の旅行をまとめておこう。
 今年は次の旅行をした。1月名古屋(中学同窓会)・佐賀(講演) 5月北海道(鉄道乗車) 11月名古屋(高校同窓会) 12月東京(化石ショー)。病気は経過観察に入ったから旅行には何の差支えもないが、やや自粛気味であった。

2017年の旅行コース 他に福岡-千歳の空路

 これらの旅行などで、JR乗車距離は 4,507.1km、私鉄乗車距離は148.1km。退職後では昨年に次いで少ない。この数字は、生活的に乗車したものをふくまない。JR乗車距離は積算40万6000kmを超えた。今年から前の記録の見直しにかかっていて、少し昨年のこのブログとは合わない。写真のデジタル化および整理に基づいて記録のなかった旅行を書き足しているから。デジタル化は進行中で現在90%以上のところだから、来年には見直しが完成する予定。積算距離には、退職前の通勤(少なくとも12万km)が含まれていないし、古いところに記録の無い期間が相当ある。なお、空路の積算距離は21万kmほどである。
 年初めに全線乗車には残り4線 93.3km(札幌市路面電車延伸部分 0.4km・北海道新幹線の延伸部 74.0 km:トンネル部分は既乗車とする・福井鉄道の福井駅乗り入れ部 0.1km・常磐線の震災復旧付け替え部 18.8km)の状態だったのが、5月の北海道旅行で北海道新幹線と札幌路面電車に乗車したから、残り2線 18.9kmとなった。
 そんなわけで、JR線の未乗車率は0.1%、私鉄は0.001%ほど。

2017年の訪問県(ピンク)と2012年〜2016年訪問県(黄色)

 旅行で県境を越えた回数は68回、積算で4,716回。昔の記録が不完全。訪問15県。長い間行っていない県は1位山形県で、2005年1月以来(山形のみ10年以上訪問していない)。2位・3位は山陰2県、次いで愛媛県・山梨県・和歌山県・秋田県・沖縄県・と続き、昨年と変わりない。
 市町村の訪問は、2016年の更新なし。
 これまでに奈良県を除くすべての都道府県に宿泊したことがある。
 未訪問の市は意外にも関東から西南日本に分布している。最北の未訪問市は佐渡市、島を除くと行方市。

 うざったいデータの羅列に2017年もおつきあい頂きありがとうございました。来年もめげずに掲載を続けます。日ごろ起った出来事を記して行きますが、何ごともない日々にそなえて、昔のことを記した原稿が約半年分書いてあります。来訪の方の「コメント」をお寄せ頂ければ幸いです。皆様に読んでいただいていることを信じていますが、コメントを戴くと確認できます。
 なお、投稿日は1日 4日 7日... と[3の倍数+1]日の計画で進めます。事情によっては間隔を変更します。
 2018年が皆様にとって、また私にもよい年になることを願っております。

1998年のニュージーランド研究旅行 その11 オタゴ博物館の収蔵

2017年12月28日 | 昔の旅行
1998年のニュージーランド研究旅行 その11 オタゴ博物館の収蔵
Research Visit to New Zealand, 1998 Part 11. Storage of the Otago Museum

 2月17日と18日に博物館を見学。18日には収蔵方法の調査を行った。特にモアの骨の保存を見せていただいた。標本は段ボール箱に入れて棚に配置されていた。この収蔵庫には1993年にも入れて戴いたから二度目。前のブログにいくつかの写真が掲載されている。


11-1・11-2 オタゴ博物館のモア部分骨収蔵 1998.2.17,18.
Storage of moa bones in the Otago Museum

 収蔵方法について調査を行ったのが、モアの骨についてだったのは、調査する博物館に共通している分野だから。なお調査したのは、これまでに記してきたカンタベリー博物館・オタゴ博物館のほか、ウェリントンの国立博物館・オークランドの戦争記念博物館の4つ。勤務先に届け出た出張の計画では、博物館調査とともに、標本研究と、化石産地の見学が加えられていた。
 午後からオタゴ大学の化石標本の研究を始める。

11-3 オタゴ大学地質学教室の裏口 1998.2.18.
Back door of the Geological Department

 写真のドアから入ると右側に標本展示室がある。左側は教室。右下に見える窓は化石処理室がいくつか並んでいて、メカニカルな剖出・レプリカ作製・酸処理・それに目的の標本保管室が並んでいる。写真の手前には採集してきた岩塊が仮置きしてある。
 研究の内容は、漸新世の鯨化石の比較で、前回全容を大体把握した。今回は耳骨の比較に重点を置いた。

11-4 漸新世の鯨類耳骨 1998.2.18
Auditory bullae of Oligocene whales

11-5 鯨類耳骨の比較で作ったノート
Note about the auditory bullae of whales

 写真の上段が北九州の標本、中段がニュージーランドのもの、下段は南極半島のもの。各部分の形質ごとに比較して、たくさんの写真を撮影する。ここでは討論を記さないが、すでにいくつかの論文にした。
11 Key words Dunedin Moa Canterbury-Museum Otago-Museum Wellingon National-Museum Tepapa Auckland-War-Museum Fossil Oligocene Cetacea Kitakyushu Antarctic-Peninsula ダネーディン モア カンタベリー博物館 オタゴ博物館 ウェリントン 国立博物館 テパパ オークランド 戦争博物館 化石 漸新世 鯨類 北九州 南極半島

父の遺した写真 61追補 門司ロープウェイ

2017年12月25日 | 鉄道
父の遺した写真 61追補 門司ロープウェイ

 前回門司ロープウェイの写真を紹介したが、自宅が近いので、訪れてみた。父の写真61-3の撮影場所は、トンネル入り口すぐに歩道橋があるのでそこに違いない。同じ場所で撮ってみた。

61-3  再掲 関門トンネル門司入口 1961.1.17

61補-1 現在のトンネル入り口 2017.11.1

 手前に鉄製のパイプが設置されている。これはたぶん歩道橋やトンネルに高すぎる車両が進入するのを防ぐものだろう。それ以外はほとんど変わらない。左側にできた2階建てのビルは、高速道路を管理する西日本高速道路株式会社のもの。
 ロープウェイの駅は写真の右側にあった7階または8階建てのビルに入っていたという。のちにこのビルには印刷会社が入ったが、現在は存在しない。

61補-2 上の写真の右側 2017.11.1

 歩道橋を右に降りていくと、坂道があって数段の土地があり、駐車場となっている。たまたまそこにいた中年の男性に聞くと、ロープウェイのことをご存知で、印刷会社の名も教えていただいた。

61補-3 駅のあったあたり 2017.11.1

 駐車場から見ると、ビルの痕跡らしいコンクリートの擁壁があるが、そうだろうか。
 ロープウェイの終点にあたる場所は山の中だが、何か残っているのだろうか?ご存知の方があれば教えていただきたい。
Key words Road-Tunnel Kanmon Shimonoseki Moji Ropeway Furushiroyama 道路トンネル 関門トンネル 海底 下関 門司 ロープウェイ 古城山 山口 福岡 北九州
 写真の転載はご遠慮いただきたい。

喫茶店の開店(臨時投稿)

2017年12月22日 | 今日このごろ
喫茶店の開店(臨時投稿)
 自宅近くに喫茶店が開店した。名古屋の有名チェーン店KMD珈琲店。自宅から直線でちょうど1キロぐらいだから歩いて行くのにいい距離である。今日(22日・金)オープンだったから、早起きして開店の7時をちょっと過ぎた頃に入った。通常起きているとしても外に出たことのない時刻である。日の出時刻は福岡で7時20分頃だからまだ薄暗い。

開店した喫茶店 2017.12.22 午前7時10分

 開店10分後に入店。すでに8割ぐらいのテーブルにお客さんがいる。モーニングサービスを注文。

モーニングサービス 2017.12.22
 コーヒーチケットを購入して帰宅した。

Key Words: Coffee-shop 喫茶店

1998年のニュージーランド研究旅行 その10 オタゴ博物館

2017年12月22日 | 昔の旅行
1998年のニュージーランド研究旅行 その10 オタゴ博物館
Research Visit to New Zealand, 1998. Part 10. Otago University

 2月17日、駅から車で送ってもらってオタゴ大学(University of Otago)へ。19日まで2日半で、標本調査と大学内にあるオタゴ博物館(Otago Museum)を調べる。まずは博物館。アクセスは駅(現在は旅客列車が運行されていない)からかなり遠いが何回か私も歩いたぐらいだから大したことは無い。定期バスか何かあるのだろうか。建物は小さく見えるが、奥行があって結構広い。

10-1 オタゴ博物館のアクセス
Access of the Otago Museum

 上の地図の記号は次の通り。上からUオタゴ大学(University of Otago)、M同博物館(Otago Museum)、O中心街のオクタゴン(the Octagon)、Sダネーディン駅(Dunedin Station)。赤線は鉄道。オクタゴンから博物館までの直線距離は約1km.

10-2 オタゴ博物館入口 1998.2.18.
Entrance of the Otago Museum

 入口は1993年に見た時の後に改造されていた。一階にあったのを二階の吹き抜けから入るよう石段が新設されている。展示もかなり変更されている。

10-3 オタゴ博物館のモア骨格展示 1998.2.17.
Display of moa skeletons in the Otago Museum

10-4 オタゴ博物館のモア頭骨展示 1998.2.18.

 骨格はいくつかの種類のものがあり、壮観。頭骨はハーウッド(A. Harwood)という人の古いコレクションで、産地や産状が不明なのが残念。なお、余談だがオーストラリアのMetasqualodon harwoodi の保管者はJ. C. Harwoodと記されているので別人。

10-5 モアの「ミイラ」などの展示 1998.2.18.
Display of “mummy” of moa

10 Key words Dunedin Otago Otago-Museum Octagon Moa Harwood Metasqualodon ダネーディン オタゴ大学 オタゴ博物館 オクタゴン モア メタスクアロドン