OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

1991年モンタナ州の訪問 その23

2016年03月31日 | 昔の旅行
1991年モンタナ州の訪問 その23
Visit to Montana for digging, 1991. Part 23

 1991年7月9日、ロスアンジェルス郡立自然史博物館に来たが、お会いしたい研究者が席を外しているとのことで、まず展示を見せていただく。ちょうど恐竜の研究史に関する特別展を開催中であった。多くの骨格や部分骨化石が展示されている。

92 モノクロニウス復元像 1991.7.9 Restration of Monoclonius

93 ティラノサウルスの足の部分 1991.7.9 Foot of Tyrannosaurus

94 ティラノサウルス頭骨 1991.7.9 Skull of Tyrannosaurus

95 ハドロサウルス類の頭骨 1991.7.9 Skull of a hadrosaur

 ちょうどハドロサウルス類の骨格を掘ってきたばかりだから興味深く見ることができた。
 1991年頃は、恐竜の新しい姿勢が定着し始めた頃で、尾部を持ち上げた姿を解説していたのが記憶に残る。
(つづく)


私の使った切符 その31 1975年11月

2016年03月28日 | 鉄道
私の使った切符 その31 1975年11月

 蒸気機関車の定期運行が無くなる頃で、北海道各地の機関車を撮りに行った。

31-1 北海道周遊券

★ 1975.11.13 京都から北海道周遊券(A券片)
 表紙もB券片も保管されていない。径路は次の通り。京都(新幹線)東京 上野(東北本線)青森(青函連絡✝1便夜行)函館(函館本線・室蘭本線・千歳線)札幌 岩見沢(室蘭本線)栗丘 岩見沢(歌志内線✝砂川支線 ✝乗車)(函館本線)滝川 新十津川(札沼線)札幌(函館本線)旭川(石北本線夜行大雪5号)北見(池北線✝)池田(根室本線)釧路(同)白糠(白糠線✝乗車)(根室本線夜行普通列車からまつ)札幌(千歳線)植苗(撮影)(室蘭本線・函館本線)函館(青函連絡✝)青森(東北本線・常磐線夜行十和田2号)上野 東京(新幹線)京都

31-2 往路の特急券

★ 1975.11.14 上野から青森までの特急はつかり5号特急券・指定券と、青森から札幌までの特急おおぞら1号特急券・指定券
 めずらしく特急を使っている。本州の特急から北海道の特急を乗り継ぐと、道内特急料金が半額になるというのが「乗継」である。青函連絡で夜行便を使ったから、「おおぞら」の函館発車が445と早朝である。函館駅ホームで発泡スチロール・カップの熱いみそ汁を飲んで、その断熱性がいいことに驚いた記憶がある。現在ではカップヌードルなどでおなじみだが、当時は珍しかった。

31-3 北海道の入場券

★ 1975.11.17 新十津川駅入場券
 札沼線の末端が廃止(1972.6)されたが、その部分は乗ることができなかった。現在の終点新十津川駅は、函館本線の滝川駅から近く、直線距離なら2.3kmぐらい。ただしその間には石狩川が流れているから、上流と下流にある国道の橋(どちらも451号線)のどちらかを渡る必要がある。両ルートともバスがあるが、どちらを通ったのか。
★ 1975.11.17 上砂川駅✝入場券と30円区間の乗車券の共通券
★ 1975.11.17 歌志内駅✝入場券と30円区間の乗車券の共通券
 函館本線の砂川支線と歌志内線はともに砂川駅から分岐し、二つの別の谷を通って東に向かっていた。この2枚の券は、入場券と乗車券との共用券である。それで、裏面に使用上の注意が記してある。

31-4 1975.11.17 上砂川・歌志内駅の入場・乗車共通券(裏面)

 蒸気機関車最後の年なので、この旅行では大沼公園・植苗・栗丘など有名撮影地でたくさんの写真を撮影した。

31-5 1975.11 大沼公園の函館本線・砂原支線の分岐。バックは駒ヶ岳。


祝・北海道新幹線開業 (臨時投稿)

2016年03月27日 | 鉄道
祝・北海道新幹線開業

 26日、北海道新幹線(新青森・新函館北斗間)が営業を開始した。お祝いしたい。乗りに行かなくては。

1 青函トンネルの建設工事 松前線✝車内から 1972.9.12撮影
 
 北海道新幹線開業の直前、私は全国鉄道「ほぼ完乗」の状態だった。
 昨年(2015年)12月6日には仙台市の地下鉄が東西線を建設し、営業を開始したが、ちょうど東京にいたので同日乗車しに行ってきた。それについてはこのブログで報告した。ところが仙台地下鉄に乗った2週間後の12月20日に札幌の路面電車が400メートルほど営業を開始した。ここだけ乗りに行くのはいかにも効率が悪いので北海道の新幹線と一緒にと思っていた。だから400 m不足の「ほぼ完乗」。
 では、北海道新幹線開通後の未乗車の鉄道はどのくらいの長さなのかというと、そう簡単ではない。北海道新幹線は148.8キロメートル。これに伴って海峡線が旅客営業を停止した。函館から本州をつないだ特急「白鳥」✝ などがなくなった。

2 特急白鳥 函館駅 2008.7.04撮影

 五稜郭木古内間の江差線が第三セクター「道南いさりび鉄道」(37.8 km)となった。しかし、青函トンネルは海峡線としてすでに通過しているから、未乗車ではない。おおむね奥津軽いまべつ駅から木古内駅まで(74.8 km)がそれにあたる。木古内駅の海峡寄り1キロぐらいは少し違う線ができたようだが、大目に見て74.0 kmぐらいが未乗車である。では、在来線の総延長距離はどうしたらいいのだろうか。海峡線(中小国・木古内間87.8 km)はさしあたって旅客運送をやめそうだから総延長から引いておくのが良いのだろうか。このあたり、時刻表の記載が気になるが、3月号は開通以前を中心としたもので、開通後については4月号に、と書いてある。
 近い将来、北海道の2線に乗車しても、完全乗車とはならない。北海道新幹線開業の翌27日には福井鉄道で駅乗り入れ線が延伸され、またしても1キロほどの未乗車線が残るから。


1991年モンタナ州の訪問 その22

2016年03月25日 | 昔の旅行
1991年モンタナ州の訪問 その22
Visit to Montana for digging, 1991. Part 22

 1991年7月8日のホテルは空港の近くのホリディー・イン。チェーン経営の安いホテルである。2泊で166ドル(税・朝食込み)。夜のうちにロスアンジェルスでの案内をお願いする日系のOさんにホテルを連絡しておいた。
 9日、ホテルの窓から見ると離着陸する飛行機がよく見える。同時に二機の飛行機が着陸することもある。

88 ロスアンジェルス国際空港に着陸する飛行機 1991.7.9 Airplane landing at L.A. International Airport

 迎えが来て、車の向かったのはロスアンジェルス郡立自然史博物館。

89 ロスアンジェルス郡立自然史博物館前 1991.7.9 Los Angeles County Museum of Natural History

90 ロスアンジェルス郡立自然史博物館 1991.7.9 Los Angeles County Museum of Natural History

 通用口から入館する。そこで珍しいものを見た。24時間制の時計である。

91 24時制の時計 1991.7.9 A clock of 24-hour system

 長針の分針は普通と同じように60分で一周するが、短針は一日に一周する。だから文字盤の数字が00から始まって01・02と23まで刻んである。4時間ごとに大きな数字になっている。入館の手続きを取り、入館者鉦を受け取る。シールになっていて、裏紙を剥がして服に貼ると、一日後に地の白色がピンクに変わって無効であることが分る、という仕組み。
(つづく)


お年玉年賀はがきの当せん

2016年03月22日 | 今日このごろ
お年玉年賀はがきの当せん

 前に記したように、今年の年賀状の中に2等(1万枚に一枚)の当せんはがきがあった。郵便局でいただいた「賞品カタログ」から選択して、申込んだ賞品が到着した。選んだのは「松尾の焼きのり」である。到着したのは紙箱の中によく見るサイズの海苔10枚、つまり一帖(じょう)をプラスチック封入したものが6袋、ほかに3分の一に切った「おにぎり海苔」が12枚だったから、思ったよりも多い。私の家族では半年近くはもつだろう。海苔のサイズは21センチ×19センチなんだそうで、それを10枚集めると1帖。あまり現代では使わない単位である。


 写真は、バックの板面がちょっと合成してあるので「嘘」が含まれる。撮った時の配慮が足りなくて、いろいろ写り込んでしまったから、後で撮ったテーブル面の上に賞品だけを切り抜いて重ねた。
 さっそくおにぎりを作って食べたが、おいしい海苔である。箱には「国内産」とだけあって、産地は書いてない。会社は東京なので「浅草海苔」と言いたいところだろうが、それならそう書くから有明海辺りかな?まあ、おいしいからどこでもいいか。