OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

父の遺した写真 66 木曽川の橋

2018年01月31日 | 鉄道
父の遺した写真 66 木曽川の橋

 木曽川の橋の写真が何枚かある。上流側から紹介する。

66-1 犬山城からの展望 1957.3.18

 犬山と鵜沼を結ぶ3連の曲弦トラス橋。当時は名鉄線が路面の上流側に設置された併用橋だったが、2000年に下流側に道路橋が新設された。古い橋は以前から名鉄の管理下にあって、分離後は鉄道橋としての整備を行なった。

66-2 一宮市の木曽川 1957.1.03
 
 6連以上の曲弦トラス橋で、対応するのは名鉄の名古屋本線の鉄道橋。実は鉄橋上に電車が写っている。1934年完成の木曽川橋梁で、7連のワーレントラス橋となっている。父の写真のデータでは「一宮市」となっているが、当時は木曽川町だったはず。現在は町村合併で一宮市に属する。向こう側は岐阜県笠松町。

66-3 一宮市の木曽川 1956.12.14

 これも名鉄名古屋本線の木曽川橋梁。一宮側から撮影したもの。砂利の採取が行われている。橋げたは意外に高い。

66-4 尾西市朝日から羽島市を望む 1973.5.10

 尾西市(現・一宮市)朝日という場所が分らないが、橋はおそらく濃尾大橋であろう。ワーレントラス橋で愛知・岐阜県道18号線が通る。778メートルもある長い橋で1956年完成。混雑するから現在下流に新濃尾大橋が建設中(2012年着工)であるという。この「新濃尾大橋」は仮称であり、場所は名神高速・東海道新幹線の橋をはさんで約3kmも南であるので、別の名前の方がいいと思うがどうだろう。上流側には「尾濃大橋」というのも現存するからまぎらわしい。
Key words Bridge Kiso-River Warren-Truss Ichinomiya Kasamatsu Meitetsu Bisai Nobi-Ohashi Hashima 橋 木曽川 ワーレントラス 一宮 笠松 名鉄 尾西 濃尾大橋 羽島 愛知 岐阜
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1998年のニュージーランド研究旅行 その15 空港へ

2018年01月28日 | 昔の旅行
1998年のニュージーランド研究旅行 その15 空港へ
Research Visit to New Zealand, 1998 1998. Part 15. To the airport

 2月20日は、次の調査地であるウェリントンに向かう航空券を取りに、ジョージ・ストリートにある旅行社Brooker Travelへ。料金は182 NZD。日本円にすると13,700円を超えるから結構な値段である。
 街でおもしろい名前の店を見つけたので撮影。

15-1 レストラン Captain Cook 1998.2.20.
Restaurant “Captain Cook”

 クック船長は、ニュージーランドに初めて来た西欧の探検隊長。クックが料理人とかけてある。現在、同じ場所にCaptain Cook Hotel というのがある。

15-2 レストラン Maga bite 1998.2.20.
Restaurant “Maga bite”

 コンピューターのByte と、噛みつくというBite がかけてある。現在、ネットでは見当たらない。

15-3 サーファー 1998.2. 日不明
Surfers

 ダネーディンの南には外海の海岸がある。そこでサーフィンをする人を遠望。何日に撮影したのか不明。博士が「They are marine mammals.」と冗談を言ったので、「彼らをマリンマンマルとして評価する方法を知っているか?」と切り返した。もちろん「分らない」という」返事だったので、「それはTelescopingである。」と冗談を返した。爆笑していただいたが、この冗談の解説はやめておく。化石鯨類の研究者にしか通じないものなので、もう一度使える日は当分来ないだろう。

15-4空港への道 1998.2.20.
The road to the Airport

 空港まで送っていただく。空港(Dunedin International Airport)は、市街から西に20kmほどの所にある。このあたりは白亜紀層の分布地。
15 Key words Dunedin Wellington Captain-Cook Mega-bite Marine-mammal Telescoping Cetacea Dunedin-Airport Cretaceous ダネーディン ウェリントン キャプテンクック メガバイト 海生哺乳類 テレスコーピング 鯨類 ダネーディン空港 白亜紀

父の遺した写真 65 名古屋港 港新橋

2018年01月25日 | 鉄道
父の遺した写真 65 名古屋港 港新橋

 港新橋(旧)は、東築地町と千鳥の間の堀川を横切って存在した道路の可動橋。現在はもっと新しい橋が名四国道の一部となっている。

65-1 港新橋 1957.8.10

65-2 港新橋 1957.8.10

65-3 港新橋 1957.8.10

 3枚の写真は橋を揚げて、船が通過するところを写したもの。名古屋港付近は、標高が低くて橋を高い位置に付け難い。一方当時は船による運送が盛んで、その通過のために橋げたの高さを要する。そこで生れたのが跳ね上げ型の可動橋であった。しかし船の通過の度に車を止めるのでは不便であった。
 可動橋港新橋は1961年2月に完成したが、4年後の1965年5月に閉鎖された。東側に跳ね上げ部分があり、それ以外は低い下路トラス橋だった。私も最近の様子を知りたくてちょっと前に訪れた。次の二枚の写真は私が撮影したもの。旧港新橋の跡はわずかに突き出た道路跡が東側に残っているが、西側には目立った遺構はない。

65-4 港新橋の遺構 2011.5.02

 港新橋の少し南に、別の可動橋があった。こちらも跳ね上げ型であるが、鉄道橋。名称は名古屋港跳上橋で、歴史は港新橋よりずっと古い。

65-5 名古屋港跳上橋 2011.5.02

 現在上げた状態で固定して保存されているが、状態はあまり良くない。父の写真には写っていない。
Key words Bridge Moving-Bridge Horikawa Minatoshinbashi Meishikokudo Flip-up 橋 可動橋 堀川 港新橋 名四国道 跳ね上げ橋 鉄道橋 愛知 名古屋
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1998年のニュージーランド研究旅行 その14 博士のご家族

2018年01月22日 | 昔の旅行
1998年のニュージーランド研究旅行 その14 博士のご家族
Research Visit to New Zealand, 1998. Part 14. The family of Dr. F.

 2月17日から20日、泊めて戴いたF博士の家は、大学から近いが、丘の稜線に伸びる道路にあって、傾斜地である。前回(1993年)にも泊めて戴いたがその折お子さんの写真を撮っていたから、同じ場所で撮影したのがこの写真。顔の部分の解像度を落してある。

14-1 お子さん達 1998.2.18.
Children of Dr. F.

 19日の夜は、お世話になったお礼に食事に招待した。街のシーフード店。

14-2 夕食 1998.2.19.
Supper with the family

 店はThe Rooftop という所。博物館に近い所のジョージ・ストリートにある。今もgoogle map にあるが、ネットでは閉店したという記事もあるようだ。

14-3 夕食に出た二枚貝 1998.2.19.
Scallop in the supper

 写真は、この日の料理に出てきたイタヤガイ科の二枚貝。種類はChlamys (Zygochlamys) delicatula Hotton であろう。左右殻のふくらみはほとんど同等。この時の貝は美しい黄色をしていたが、いろんな色があるらしい。

14-4 ダネーディンの夜景 1998.2.19.
Night view of Dunedin

 食事の後、博士のお宅から山に登った所の展望台、シグナル・ヒル(Signal Hill)から夜景を見る。写真は中心街を見る方向で、左から湾が伸びてきている。
14 Key words Dunedin Otago-University Seafood Rooftop Chlamys Signal-Hill Otago-Harbour ダネーディン オタゴ大学 シーフード ルーフトップ イタヤガイ シグナル丘 オタゴ湾

折尾駅の工事

2018年01月19日 | 鉄道
折尾駅の工事

 折尾駅の改築工事が続いている。このブログでは、2012年10月13・17日に投稿した「折尾トンネルウォーク」で工事の概要を記した。駅構内で鹿児島本線の下をくぐっている筑豊本線を、駅のずっと西から回り込んで交差させ、筑豊本線のプラットフォームを鹿児島本線と並行・同じ高さに変えるものである。これに伴って、筑豊本線飯塚側では、丘の下をくりぬいたトンネルを掘り(前のブログはこのトンネルを見学した記録。)、若松側では陸橋を作ることになる。また、鹿児島本線北側に駅前広場を作り、バスも北側に入るようになる。鹿児島本線黒崎側から筑豊本線に渡る線は鷹見口とともに廃止となる。鷹見口と本屋との間は改札外であるが途中下車ではない状態で外に出られるめずらしい場所だが、それもあとわずかで普通になるのだろう。
 昨年末(12月21日)に久しぶりに折尾駅を利用したので、写真を撮ってきた。5年ぶりの訪問だが、鉄道を運行しながらの工事だからあまり進んでいない。なつかしい本駅舎はすでに無い。

1 北口側から見た立体交差部 2017.12.21

 写真は、地平の筑豊本線・若松側で、上には鹿児島本線がある。見えているガード部手前には側線があったが、すでに撤去されていて、その向こうに鹿児島本線上り線がある。

2 上の写真の右側 2017.12.21

 撤去された側線部。筑豊本線はこの右にプラットフォームを作り、高架で若松に向かう。

3 姿を見せた筑豊本線高架橋 2017.12.21

高架橋工事はもうすこし。写真の奥が若松方面。

4 反対側から見た高架橋 2017.12.21

 駅の構内は工事のため非常にわかりづらい。西口あたりも道路の変更があってむつかしい。