父の遺した写真 52 船いろいろ
次の写真は、隠岐島への連絡船。
52-1 おきじ丸 別府港 1968.6.06
おきじ丸は1963年に就航し、1979年まで境港・別府港間を3時間で結んでいた。別府(べっぷ)港は島前の西ノ島町にある。写真は接岸する直前だろう。父は6月5日に境港から隠岐にわたり、翌6日か7日に松江付近に戻ったようだ。
52-2 水中翼船 鳥羽港 1963.10.25
鳥羽港に入ってくる水中翼船。港域では水中翼によって水面から持ち上げる「翼走」状態にできないので普通の船のように見える。名鉄海上観光のPT-50という型の船。現在、同社は水中翼船を用いていない。この船は鳥羽と伊良湖を結んでいたのだろうか。
52-3 石山駅港 1958.8.28
桟橋に大きな文字看板があって、「琵琶湖汽船石山駅港のりば」と記してある。琵琶湖汽船は琵琶湖の客船を数多く運航する会社で、現在も活躍している。JTB時刻表に現在(2017年3月号)掲載されている琵琶湖の水上交通は、港から出て巡回するものと、竹生島・多景島・沖島への連絡船があるが、対岸に渡るような船便は長浜港と今津港を結ぶ「琵琶湖横断航路」たった一つが残っている。大津港から琵琶湖博物館のある烏丸半島まで近年まで定期船が就航していたが現在はチャーター便などの運行しかない。私は2003年に乗船した。
52-4 大津港と烏丸半島を結んでいたLansing号 2003.3.25
「石山駅港」というのはネットでは出てこないが、別の「石山寺港」というのがある。坂本・大津・石山寺・南郷の各港を結ぶ「湖南航路」というのが1968年まで運行されていたようだ。石山駅(東海道本線)と石山寺駅(京阪石山坂本線)とは、ずいぶん離れている。写真52-3は石山駅に近いところ。右に見える築堤は国道一号線の瀬田川大橋のためのもの。琵琶湖の南端から流れ出る瀬田川を横切る国道一号線は、当初瀬田唐橋を使っていたが、京都草津間の迂回を避けるため、1959年(写真の翌年)に瀬田川大橋を唐橋の約500メートル上流に渡した。現在は更に2キロ上流に近江大橋がある(国道一号線ではない)。写真の奥に見える木造の橋は瀬田唐橋。視点がやや高いので、東海道本線の車窓から撮影したのだろう。父は前日名古屋を出て滋賀県のどこかに宿泊し、この日は京都に向かって移動していた。
Key words Ferry Oki Sakaiminato Beppu Toba Irago Biwako Ishiyamaeki Seta フェリー 隠岐 境港 別府 鳥羽 伊良湖 琵琶湖 石山寺 島根 鳥取 三重 愛知 滋賀
写真の転載はご遠慮いただきたい。
次の写真は、隠岐島への連絡船。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/7f/391f91fe725ae39133b2edc8a8097410.jpg)
52-1 おきじ丸 別府港 1968.6.06
おきじ丸は1963年に就航し、1979年まで境港・別府港間を3時間で結んでいた。別府(べっぷ)港は島前の西ノ島町にある。写真は接岸する直前だろう。父は6月5日に境港から隠岐にわたり、翌6日か7日に松江付近に戻ったようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/2b/b53306225294b060e09fead1eb90c5db.jpg)
52-2 水中翼船 鳥羽港 1963.10.25
鳥羽港に入ってくる水中翼船。港域では水中翼によって水面から持ち上げる「翼走」状態にできないので普通の船のように見える。名鉄海上観光のPT-50という型の船。現在、同社は水中翼船を用いていない。この船は鳥羽と伊良湖を結んでいたのだろうか。
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52-3 石山駅港 1958.8.28
桟橋に大きな文字看板があって、「琵琶湖汽船石山駅港のりば」と記してある。琵琶湖汽船は琵琶湖の客船を数多く運航する会社で、現在も活躍している。JTB時刻表に現在(2017年3月号)掲載されている琵琶湖の水上交通は、港から出て巡回するものと、竹生島・多景島・沖島への連絡船があるが、対岸に渡るような船便は長浜港と今津港を結ぶ「琵琶湖横断航路」たった一つが残っている。大津港から琵琶湖博物館のある烏丸半島まで近年まで定期船が就航していたが現在はチャーター便などの運行しかない。私は2003年に乗船した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/6c/fe5f7f187845a342c0c30107b8a12058.jpg)
52-4 大津港と烏丸半島を結んでいたLansing号 2003.3.25
「石山駅港」というのはネットでは出てこないが、別の「石山寺港」というのがある。坂本・大津・石山寺・南郷の各港を結ぶ「湖南航路」というのが1968年まで運行されていたようだ。石山駅(東海道本線)と石山寺駅(京阪石山坂本線)とは、ずいぶん離れている。写真52-3は石山駅に近いところ。右に見える築堤は国道一号線の瀬田川大橋のためのもの。琵琶湖の南端から流れ出る瀬田川を横切る国道一号線は、当初瀬田唐橋を使っていたが、京都草津間の迂回を避けるため、1959年(写真の翌年)に瀬田川大橋を唐橋の約500メートル上流に渡した。現在は更に2キロ上流に近江大橋がある(国道一号線ではない)。写真の奥に見える木造の橋は瀬田唐橋。視点がやや高いので、東海道本線の車窓から撮影したのだろう。父は前日名古屋を出て滋賀県のどこかに宿泊し、この日は京都に向かって移動していた。
Key words Ferry Oki Sakaiminato Beppu Toba Irago Biwako Ishiyamaeki Seta フェリー 隠岐 境港 別府 鳥羽 伊良湖 琵琶湖 石山寺 島根 鳥取 三重 愛知 滋賀
写真の転載はご遠慮いただきたい。