OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

2012年の旅行データ

2012年12月31日 | 旅行
2012年の旅行データ

今年も最後の日となった。今年の旅行をまとめておこう。
今年は次の旅行をした。1月名古屋 3月佐世保 5月日南 6月名古屋 10月名古屋・伊豆 12月東京。大部分はこのブログで報告した。
これらの旅行などで、JR乗車距離は8,704.5km 私鉄乗車距離は617.7km。JR乗車距離は積算35万kmを超えた。ただし積算距離は、通勤が含まれていないし古いところに記録の無い期間が相当ある。目標は月までの距離約38万km。あと5年ぐらいかな?すでに超えているとも言えるが。 
鉄道全線乗車の状態を継続中。その延べ日数は700日を超えた。目標の1,000日に2013年中に達する可能性がある。その間に新規開業する鉄道があれば、積算日数はストップする。2012年度中に開業予定の鉄道は可部線の一部復活だけ。これはすでに乗車しているので、ストップしないし、踏切の問題で復活が頓挫しているらしい。2013年度に大阪の二つの路線が開業予定とされているが、ここ1年以上の大阪市交通局と大阪高速鉄道株式会社(大阪モノレール)の報道発表を見ても、開業期日や工事の進行度はよくわからない。
旅行で県境を越えた回数は105回。積算で3,994回。これも記録が不完全。
市町村の訪問は、2012年に次の更新があった。1月愛知県長久手市の市制 3月熊本市の政令指定都市への移行、政令指定都市区数が増えた。 6月岐阜県山県市・三重県度会町・同南伊勢町訪問 10月静岡県西伊豆町・松崎町・南伊豆町訪問 11月埼玉県白岡市の市制 12月埼玉県三芳町・東京都日ノ出町・同武蔵村山市訪問。以上の結果、訪問率85.92%(島を除くと89.0%)。未訪問区市町村数は270(島を除くと201)。目標は、島でない市全訪問(残り9市)それに指定都市の区も(残り1区:堺市美原区)。大きな市町村は大体訪問したので、人口比ならすでに訪問率97.5%を超えている。面積比でも89.9%になる。
10月の狩野川を最後に、一級河川109を全部渡った。河口から平均3.54番目の橋を渡ったことになる(暫定値・精査中)。渡った橋が後に廃止された時どう数えるか?
2万5千分の一地形図訪問は、5月宮崎県の「幸島」6月三重県の「五所が浦」「脇出」「贄浦」10月伊豆の「大瀬崎」「「達磨山」「土肥」「仁科」「伊豆松崎」「石廊崎」「神子元島」を訪問。この結果。総数4320図幅の62.87% 島を除くと総数4088図幅の66.17% 3分の2まであと一息(あと11図幅)。
主要4島の海岸線接近は、5月に都井岬付近の一部、6月に三重(三重県終了)、10月に伊豆半島西部 を旅行した。制覇率は10kmオーダーの折れ線で86%ぐらい。

散歩で見かけた12月という季節:


12月29日 にぎわう旦過市場
大晦日ではないので少し人出は少ない。北九州の習慣にさからって正月に切り餅を食べたく、お餅屋さんに伸し餅を注文して取りに行った時の写真。


12月29日 旦過市場の魚屋さん
大きなブリや、クルマエビが並ぶ。許可を得て撮影。

12月のブログの記録は元日に報告する予定。
本年の皆様のアクセス御礼。来年も「うざい」のを我慢して、ごらん頂きたい。よいお年を。

最後の蒸気機関車たち その37 1971年8月

2012年12月28日 | 最後の蒸気機関車
最後の蒸気機関車たち その37 1971年8月
The last steam locomotives in Japan. No. 37 (Aug. 1971)

8月に和歌山県に行った。目的は機関車とともに、台風の近づいた海岸の写真が撮りたかった、と記憶している。当時あった「南紀均一周遊券」を目一杯使った旅行。コースの記録はなく、フィルムから推理するしかない。最初のショットは夕暮れの水田を走る列車で、夕方こんなところにいてその後どうしたのだろう?一度京都に帰ったのだろうか。南紀均一周遊券は名古屋発の券だから、初日名古屋を出て草津線経由で京都に行き(草津線東海道本線経由の柘植・京都間を、別購入)下宿に泊まって翌日再び同じ区間の切符を買って松阪に向かったと推測する。


189N 草津線石部・手原間 1971.8.1 D51 727列車
Kusatsu line, between Ishibe and Tehara Stations, Shiga Pref.


190N 草津線貴生川駅 1971.8.2 C58-51 591列車
Kusatsu line, Kibukawa Station, Shiga Pref.

C58-51は、1971年9月廃車。私は、この後貴生川から信楽線に入った記録があるが、写真はない。次の1枚は中在家信号所である。


191N 関西本線中在家信号所 1971.8.2 D51+D51-145(後補機) 783列車
Kansai line, Nakazaike Signal Station†, Mie Pref.

D51-145は、1975年1月まで動いていたが廃車。
ディーゼル急行「志摩1号」から撮影、と記録がある。それにしても、このディーゼル急行長かったことがわかる。


192N 紀勢本線松阪駅 1971.8.2 C57-198
192-193: Kisei line, Matsuzaka Station, Mie Pref.

ホームの向こう側にも蒸気機関車がとまっている。これも撮影は「志摩1号」からと。


193N 紀勢本線松阪駅 1971.8.2 C57-198 824列車

C57-198は、1973年9月に廃車後、千葉県君津市に保存されていたが、2003年に解体された。
この後、場所不明のD51の写真が入る。松阪から紀勢本線を回った記録は無いから、亀山から奈良方面に向かったことになる。写真は奈良機関区所属のD51だから、関西本線かな?
このあたりで、アルバムの3冊目が終わりになる。


194N 場所不明 日付不明 D51-882
Place unrecorded, Mie Pref.

D51-882は、1973年11月に廃車・売却となっている。現在大阪府茨木市のお寺にあるらしい。
登場蒸機 D51(写真189・191・194)C58(写真190)C57(写真192・193)

2020.6.11 写真を入れ替えた。番号の後に「N」が付いているのが改善した写真。

Trivial database of a retired curator, OK.

最後の蒸気機関車たち その36 1971年6月

2012年12月24日 | 最後の蒸気機関車
最後の蒸気機関車たち その36 1971年6月
The last steam locomotives in Japan. No. 36 (June 1971)


184N 小浜線松尾寺駅 1971.6.23 C58-278 6974列車
184-185: Obama line, near Matsunoodera Station, Kyoto Pref.


185 小浜線松尾寺駅 1971.6.23 C58-57 938列車


186N 舞鶴線東舞鶴駅 1971.6.23 C58-278
Maizuru line, Higashi-Maizuru Station, Kyoto Pref.


187N 舞鶴線梅迫・真倉間 1971.6.23  C58-365 923列車
187-188: Maizuru line, between Umezako and Magura Stations, Kyoto Pref.

撮影場所は、黒谷へ入る交差点の500mほど北にある橋だろう。黒谷は和紙で有名な場所。以上のC58の廃車は次の通り。C58-278:1972年4月、 C58-57 :1971年11月、C58-365:1972年10月に廃車。


188N 舞鶴線梅迫・真倉間 1971.6.23 D51-254 986列車

この写真の撮影場所は、紙すきで有名な黒谷の出口の東にある二つの小さなトンネルのうち南の方のものの上だろう。D51-254は1974年10月に廃車。
登場蒸機 C58(写真184~187)D51(写真188)

2020.6.11 写真を入れ替えた。番号の後に「N」が付いているのが改善した写真。

Trivial database of a retired curator, OK.

池袋ミネラルショーに行ってきました その3

2012年12月20日 | 旅行
池袋ミネラルショーに行ってきました その3
Ikebukuro Mineral Show, 2012 Part 3

今回は池袋ショー関係の内容はない。
池袋ショーの見学が終わって一休み。荷物が重く、脚が疲れたので湿布を足に貼って寝る。


11 池袋の夜景。北東方向を見ていると思う。
View from a hotel at Ikebukuro

この旅行では、ショー会場以外に、趣味の「市町村訪問」を試みた。2日目の朝立ち寄ったのは東部東上線沿線の未訪問町、埼玉県三芳町(みずほ台駅から徒歩約500m)。


12 埼玉県三芳町の道路装飾。実は三芳町少し手前の富士見市内で撮影。
A tile of Miyoshi-machi

3日目は五日市線沿線の東京都日ノ出町(武蔵引田駅から徒歩約350m)と武蔵村山市(西武拝島線・多摩都市モノレールの玉川上水駅から徒歩約300m)を訪問。これで、主要四島の「市」のうち、未訪問は9市となった。近い方から、南さつま市(鹿児島県)阿波市(徳島県)宍粟市(兵庫県)御前崎市(静岡県)南アルプス市(山梨県)富里市(千葉県)行方市・稲敷市・神栖市(茨城県)。今度東京に来たら、このリストの後ろの方をまとめて訪問しようか。高速バスを用いれば一日でできそう。それ以外は分散していて、機会をとらえるしかない。


13 東京都日ノ出町境界の阿伎留病院西交差点
Cross road of Hinode-machi


14 武蔵村山市の南境界である道路。道路の右端が境界線。その右は拓殖大学第一高等学校。
Boundary road of Musashi-murayama City

3日目、昼過ぎに東京駅に着いて、新幹線で小倉へ。関ヶ原で雪のために15分ほど余分にかかった。


15 関ヶ原付近の雪
Snowfall at Sekigaharam a view from the Shinkansen.

木曽川橋梁から近江八幡あたりだけが雪模様。それ以外は快晴。富士山も少しだけ雲がかかっていたぐらい。草津辺りでは西の空が晴れ、比叡山稜線に日没も一瞬見えた。遅れた15分はそのまま小倉まで持ち越された。
8時前に帰宅。明日から脚の筋肉痛に悩まされそう。
この旅行では、JR 2,314.8km 私鉄75.3kmに乗車。私鉄は北九州モノレール・東京メトロ副都心線・東武東上線・西武拝島線・多摩都市モノレール。2012年の積算鉄道乗車は9300kmほどで、1万kmに達しそうにない。2007年に11000kmを超えてから、ずっと1万未満。
未入手だったICカード「パスモ」を購入。
[追加]
13年3月23日から、日本の交通系ICカードの相互利用が開始されることが発表された(12月18日)。相互利用できるようになるのは10種類。「Kitaca」(JR北海道) 「PASMO」(首都圏) 「Suica」(JR東日本) 「manaca(名古屋圏) 「TOICA」(JR東海) 「PiTaPa」(関西圏) 「ICOCA」(JR西日本) 「はやかけん」(福岡市交通局)「nimoca」(西鉄) 「SUGOCA」(JR九州) 。括弧内は当初の使用範囲など。この中で持っていないのは「Kitaca」「PiTaPa」の二つ。八つも持っていてもほとんど意味が無く、デポジットだけでも結構な金額になる。

池袋ミネラルショーに行ってきました その2

2012年12月16日 | 旅行
池袋ミネラルショーに行ってきました その2
Ikebukuro Mineral Show, 2012 Part 2

今年も池袋ショーに来ている。
イタリア人Fさんは、かつて「世界で一番クリーニングがうまい」と自称していた人で、実際かれの出したニュージーランド産のカニ化石などは目を見張るものだった。最近はその技術を示すものが見当たらないが、内容的に面白いものが増えた。そこで、もう一度「ヒカゲノカズラの何か」と称する化石を見ていた。ヒカゲノカズラに球顆があるわけもない。あるとしたら胞子嚢かな、そうすると柔らかいはずだが….とか考えていた。その横に面白いものを見つけた。「アンモナイトの中に三葉虫が入っている。」という標本である。ここで言う「アンモナイト」は広義のであって、実際はゴニアタイト類。ゴニアタイトはMaxigoniatites という属で、生息年代は中生代ではなく石炭紀前期の中ごろのVisean という時代、三葉虫はArchegonus属で、この属は19世紀前半!に記載された古参の三葉虫で、やはり石炭紀前期の属だから、何の問題も無い。でも面白いから話(ここは英語)をしながら見ていると、Fさんが「お前にならスーパーdiscountする。」と言うから、この標本の面白さに敬意を表して、値札の半額以下で購入。


6 モロッコ産のゴニアタイト、Maxigoniatitesと左上に三葉虫(矢印) 石炭紀前期
Visean goniatite from Morrocco with a trilobite (arrow): scale bar 5cm.
スケールは5cm(前回、書き漏らした。前回の馬の化石と今回のゴニアタイト、今後も)。


7 同標本の左上の部分拡大、三葉虫Archegonus
Visean trilobite, Archegonus pygidium kept inside of the goniatite, Maxigoniatites

あとはお土産。家族への装飾品少々と、自分用のペーパーウェイトを購入。ミャンマー人の店員に、血が流れずに民主化が行われそうなことをお祝いすると。「ありがとうございます。」と。「お国は良くなりましたか?」と聞くと、「これからです」との答え。日本在住の方なので日本語。マダガスカル産アンモナイトは、一時の隆盛がうそのように数が減ってきた。採りやすいところは採ってしまったのだろうか。ペーパーウェイトは、カルカロドンの歯を縦に切ったもので、かなり保存の良いもので、3千円というのは安い...と思う。買わなかったものでは、Gさんの店に、マンモスの牙を彫刻したアシカか何かのフィギュアがあって欲しかったが高価で断念。


8 お土産の研磨したマダガスカル産アンモナイト。ジュラ紀。
Jurassic ammonite pendant top from Madagascar : scale bar 5cm.


9 お土産の現生二枚貝装飾。ミャンマー産、貝はシロチョウガイ(白)とマベまたはクロチョウガイ(黒褐色)かな。
Shell pendant top from Myanmar : scale bar 5cm.


10 お土産のサウスカロライナ州産サメの歯ペーパーウェイト 中新世
Paperweight of Miocene Carcharodon from South Carolina : scale bar 5cm.

皆さんに別れを告げて、ホテルへ。一日中歩き回ったが、今日の宿は同じビル内にあるので、体力的には問題ない。
(次回 池袋最終回)