私の使った切符 その96
2004年以後
158 北九州発 熊本2枚きっぷ 表紙 2004.1.20
「青帯券」には横長のサイズもある。横120mmで企画切符の表紙や使用上の「ご案内」、クレジットカードの「ご利用表」に用いられる。裏面の注意書きは、前回の普通サイズにもこの横長サイズにも印刷してあるが、なぜかこの2004年の2枚きっぷには印刷されていない。他にも例があるのかと思って調べたが、これ以外に一枚だけ普通サイズで、2004年4月20日宇和島駅発行の特定特急券に印刷がない。初期には印刷漏れがあったのだろうか。
熊本2枚きっぷは、天草の御所浦で開催された古生物学会に出席するのに利用した。熊本か三角でバスに乗って、本渡のホテルに宿泊し、学会手配の船で渡ったと思う。
横長の「青帯券」で、特急・寝台券の例があるので紹介しておこう。
159 日本旅行小倉発行 上野・函館間特急券・B寝台券「北斗星」 2010.11.9
私の保管している横長の「青帯券」で、特急寝台の券は2枚しかないが、二枚ともこのサイズである。もちろん裏の印刷はある。その二枚は、「北斗星」乗車のときのものである。
160 「北斗星」切符の裏面 2010.11.9
161 函館で北斗星を見送る 2010.12.10
この時は、東京から函館まであこがれの「北斗星」に乗車、恵山で一泊して東京に帰り、池袋ショー(第19回東京ミネラルショー)を訪れた。なお、入手困難な寝台列車だから、発行日付と乗車日付が1か月離れている。使用する日の一か月前(正確には一か月と1日前)の、つまり同じ数字の日が発売日である。だから行きと帰りの両方が入手しにくい切符の場合などは二度に分けて予約する必要がある。頼んでおけば旅行社がやってくれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/d6/1274c04ad354378ed25a4e7851783286.jpg)
162 日本旅行小倉発行 函館・東京間乗車券
上の写真は、函館の帰りに東京が近くなってから東北新幹線車内で撮影した切符。座席に置いて撮影した後、大宮で在来線に乗り換えた時に改札で渡したから手元に残っていない。
「青帯券」は普通サイズと長いものを加えて合計約126枚を持っている。現在も使われているものだし変化がなくて面白くないので、上にあげた代表的なものの紹介だけにする。この「私の使った切符」シリーズでは、約400枚の切符を対象にしている。これにはプリペイドカード・ICカードなどが含まれていない。では「青帯券」は年代別にどのくらい保管しているのかというと…。
163 「青帯券」の年代
一番古いのが前回紹介した2003年の会津若松発特急券であった。「青帯券」の大部分(100枚以上)を扱わない。従って、この後は主に私鉄の乗車券などの紹介である。また、JRの券で青帯でない用紙のものが時々出てくる。