OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

2013年の旅行データ

2013年12月31日 | 今日このごろ
2013年の旅行データ
2013年12月31日 | 旅行

今年も最後の日となった。今年の旅行をまとめておこう。
 今年は次の旅行をした。1月名古屋 4月大阪・名古屋 6月熊本 12月東京。どれもこのブログで報告した。
これらの旅行などで、JR乗車距離は5,531.3km 私鉄乗車距離は256.5km。2013年は回数・距離とも例年より少ない。JR乗車距離は積算35万7000kmを超えた。ただし積算距離には、通勤(少なくとも12万km)が含まれていないし、古いところに記録の無い期間が相当ある。目標は月までの距離約38万km。通勤を入れればすでに超えている。
 鉄道全線乗車の状態を継続中。その日数は延べ1,000日を超えた。ずいぶん長い間新しい路線の開業がないので、「延べ」ではなくて連続の日数が、現在975日。来月末に1,000日に達する。次の鉄道開業は一年後の北陸新幹線などであろうから、1,300日を超えて伸びそう。
 旅行で県境を越えた回数は65回。積算で4,143回。これも昔の記録が不完全。
 市町村の訪問は、2013年に次の更新があった。1月1日千葉県大網白里市(訪問済)の市制 1月26日愛知県大治町訪問  2月島根県吉賀町を訪問済みに訂正 4月28日堺市美原区訪問(これにより政令指定都市全区訪問) 6月28日熊本県西原村訪問。以上の結果、訪問率86.24%(島を除くと89.40%)。未訪問区市町村数は265(島を除くと194)。目標は、島でない市全訪問 (残り9市)と、島を除く訪問率90%(残り0.60%:11市町村)。島を除かない訪問率90%(残り73市町村)は困難か。大きな市町村は大体訪問したので、人口比ならすでに訪問率97.5%を超えている。面積比で も90.03%になる。なお、明日2014年1月1日付けで岩手県滝沢村が二階級上って滝沢市になる。ここにはIGRいわて鉄道・東北新幹線・田沢湖線(=秋田新幹線)が通っているので、訪問済。
2万5千分の一地形図訪問・主要4島の海岸線接近は、今年は進展しなかった。

未訪問市(19) 島でない:稲敷市・神栖市・行方市(茨城県) 富里市(千葉県) 南アルプス市(山梨県) 御前崎市(静岡県) 宍粟市(兵庫県) 阿波市(徳島県) 南さつま市(鹿児島県) 島:佐渡市(新潟県) 対馬市・五島市(長崎県) 西之表市・奄美市(鹿児島県) 石垣市・糸満市・沖縄市・豊見城市・宮古島市(沖縄県)

未訪問市町村(島を除く)赤:市 青:町 緑:村

うざったいデータの羅列に本年もおつきあい頂きありがとうございました。来年もめげずに掲載を続けます。ご意見を「コメント」としてお寄せ頂ければ幸いです。
なお、2014年からは、投稿日を固定し、1日 5日 9日... と[4の倍数+1]日といたします。

池袋ショーに行ってきました その5

2013年12月27日 | 化石
池袋ショーに行ってきました その5
Tokyo Mineral Show 2013 at Ikebukuro. Part 5

(追記:日本のクロタロセファルス)
 ショーでクロタロセファルスを買ったのは、思い出があるから。1969年に卒業論文の調査で岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地(当時は上宝村)に入った。ここは天然記念物「福地のゴトランド紀層」の場所。記念物の名称のゴトランド紀というのはシルル紀の古名であるが、日本では古生代中期(要するにシルル紀・デボン紀)の地層は非常に分布が限られていて、それぞれの場所の発見が記録に残っている。福地にそういった地層がある可能性を初めて記したのは神津俶祐(1911)で、「震災予防調査会」の記録に「福地にハチノスサンゴがある」ことを記録した。その後調査もあまり行われなかったが、私の指導教官だった亀井節夫教授は1949にここにゴトランド紀の地層が存在することを地質学雑誌に記した。ところが、1956年に小林貞一・猪郷久義は福地層の上部から三葉虫の産出を報告し、その種類から産出層(当初「高原川層」と命名)がデボン紀層であることを述べた。その後もいろいろあって現在では福地にはオルドビス紀・デボン紀層(それにもっと後期の層)があるとされている。このように福地層群の年代論の変更のきっかけになったのがクロタロセファルスである。小林・猪郷論文では産出した三葉虫をケイルルス属・クロタロセファルス亜属に置いて、新種Cheirurus (Crotalocephalus) japonicus とした。


19  Holotype of C. japonicus from Fukuji, Gifu Pref.

 Cheirurus属(命名1845年Beyrich)はオルドビス紀からデボン紀の三葉虫。私が卒論を書いた時(1972)には、「Cheirurus属にはC. sternbergi BoeckとC. gibbus Beyrichの二つのグループがある。」とされていた。両者の違いはsternbergiの頭部が平たいのに対して、gibbusは丸くふくらんでいること。これらの種類の図示されている論文は、Barrande (Joachim Barrande) の「Systeme Silurien du Centre de la Boheme =いくつかの文字の上に記号が付くが省略=」三葉虫部分は1852年。


20 Illustration of Cheirurus sternbergi in the book of Barrande


21 Illustration of Cheirurus gibbus in the book of Barrande

 幸い図書室にあったのだが、フランス語の著作でほとんど読めなかった。それで卒論では福地の種類は、「gibbus groupよりもsternbergi groupに近い」ということを指摘するにとどめた(後に英文にして印刷1974年)。


22 Crotalocephalus sp. from Fukuji, Gifu Pref. (Yamagoshi Collection)


 1977年に小林貞一・濱田隆士は「Devonian Trilobites of Japan」を公表し、日本のデボン紀三葉虫を整理した。私の集めた標本もずいぶん重視していただいた。そのなかでクロタロセファルス関連の種類は次のもの。
Crotalocephalina (Crotalocephalina) sp.
Crotalocephalina (Pilletopeltis) japonica (Kobayashi and Igo)
Crotalocephalina (Pilletopeltis) japonica granulata (Kobayashi and Hamada)
Crotalocephalina (Pilletopeltis) kameii (Kobayashi and Hamada)
Crotalocephalina (Crotalocephalides) sp.
Crotalocephalina (Crotalocephalides?) sp.
Crotalocephalina (Geracephalina) secta (Kobayashi and Hamada)
Crotalocephalina (Geracephalina) secta projecta (Kobayashi and Hamada)
Crotalocephalina (Geracephalina) convexa (Kobayashi and Hamada)
Crotalocephalina (Geracephalina) euryrachis (Kobayashi and Hamada)
Crotalocephalina, subgen. et spp. indet.

 これら種類が産出したのはすべて福地地区(空山・木馬道・一の谷・カナジロ迫(ざこ)・高原川転石)と福井県オイセ谷からのもので、日本の他の地区にはない。印象としては10種(亜種)以上は多すぎる。すべてがCrotalocephalina属のものとされている。この属は「gibbus group」のこと(Crotalocephalina属の模式種はCrotalocephalina gibba=語尾は属の性に応じて変化=)。だから、私は不満。それでこのブログも「クロタロセファルス」で表記しているわけだ。以前岐阜県博物館の福地に関する展示、また福地化石館の展示作製を監修した折にも、参考にした図にgibbusグループのは使っていない。
 今回購入した標本は明らかにgibbus グループのもの。この種類としていいだろう。従ってCrotalocephalus gibbus (Beyrich)としておこう。


23/24 購入したクロタロセファルス 頭部と尾部。Devonian Trilobite, Crotalocephalus gibbus from Morrocco.

池袋ショーのことについては、これでおしまい。なお、最後の「その5」は池袋の件が出てこないので、カテゴリーを「旅行」ではなく「化石」に入れた。

池袋ショーに行ってきました その4

2013年12月23日 | 旅行
池袋ショーに行ってきました その4
Tokyo Mineral Show 2013 at Ikebukuro. Part 4

 標本以外のものも販売されている。これは1910年代の東北帝国大学の研究報告が数冊合本・製本されているもの。蔵書押し印があって、アメリカの大学の蔵書だったことが分る。図書館の廃棄蔵書が市場に出てくるのはよくあること。


14 東北帝国大学紀要 Old book on sale (Scientific Report of Tohoku Imperial University)

 内容は松本彦七郎博士の化石哺乳類に関するもので、とくにこの写真のページはアケボノゾウStegodon auroraeの新種記載部分である。安ければ買うのだが。


15 銀製フィギュア。ペンダントになる。Silver ornaments for pendants.

 これは、銀製のフィギュアで、人気の商品。小さいが忠実に作られている。この恐竜頭シリーズが最も有名で、写真の下の方にあるサーベルタイガーの頭も人気が高いが、放散虫の拡大銀製モデルになると、あまりにディープな世界で、美しい造型であることはわかるが、ちょっと私はついて行けない。
 ある店の展示アンモナイトにおもしろい模様があるのに気づいた。


16 飛ぶ翼竜? A pterosaur flying in chamber.

 住房に翼竜が飛んでいる。むかしここは空だったのだ!


17 掘り出し物がいっぱい Display in a shop.

 ついでに、ある店の貼り紙に注目「掘り出し物」が強調してある。化石だからそりゃあ掘り出し物だろう。
 ジョークはさておき、今回の購入物は安いものばかり。一個だけ写真を出しておこう。 

18 購入したクロタロセファルス Devonian Trilobite, Crotalocephalus from Morrocco. 

 クロタロセファルス。産地はモロッコ、時代はデボン紀である。少し巻き込んでいるので、頭部と尾部をいっしょに見ることはできない。この類は、シルル紀のケイルルスから派生し、防御姿勢の取り方がファコプスなどと少し違っているせいか胸部が長い。丸くなった時、頭部の腹面にハイポストーマが露出し、尾部がその後にくるのだ。そのため尾部は後方にずれてくるから胸部が長くなる。
 一年に一度のこの催しは、私にとっては英会話の練習の数少ないチャンスでもある。旅行費に対する化石購入費の割合が大変低いので、「買いに行った」のではない。来年も来よう。そして来年は外国から来ている友人たちの紹介を試みようか。私としては新宿より池袋ショーの方が親しみやすい。
 池袋ショーの話はこれでおしまい。しかし、次回クロタロセファルスについて少々うんちくを。表記はクロタロケファルスの方がよかったかな。
つづく 次回完結

AKCヴォーカライズの復刻 21-30号

2013年12月20日 | 今日このごろ
AKCヴォーカライズの復刻 21-30号


音楽部バッジ

愛知県立旭丘高等学校音楽部同窓会紙「Vocalize」(ヴォーカライズ)を復刻していくプロジェクトを進めています。今回はその第八回で、同紙の21号から30号までの復刻について記します。
 今回の部分は、1958年4月から1659年2月に発行されたものです。復刻を行った私は17期ですから、小学生の頃ということになります。

今回の復刻分はN先輩のファイルから行いました。

今回復刻した各号について。


21号 1958年4月27日 6ページ 33年度役員選挙結果報告、オペレッタ報告
(「影をなくした男」の一回目)
22号 1958年5月27日 6ページ 東京だより13
(東京だよりは、シリーズものとして最多回数をほこる)
23号 1958年7月3日 6ページ ヴォーカライズ活動についてのアンケート
24号 1958年8月3日 6ページ 特集「音楽鑑賞サークル」
(ヴォーカライズは鑑賞団体との橋渡しも行っていた)
25号 1958年9月7日 6ページ 東京だより14
26号 1958年10月7日 6ページ ほたる草・1、東京だより15
(「ほたる草」は、ヴォーカライズ紙上唯一のフィクション)
27号 1958年11月3日 6ページ ほたる草・2、33年度AKC発表会報告

28号 1958年12月1日 4ページ 第三回クリスマスのつどい案内
(12月末に毎年旭丘高校で在校生を交えて開催された)
29号 1959年1月1日 6ページ ほたる草・3
30号 1959年2月1日 6ページ 私たちの合唱団めぐり1:県立女子大合唱団、ほたる草・4



次回は来年1月19日に、復元した1号~20号を配信して、復元が完了します。もしも、不完全な部分が手に入れば、追加して配信します。
全部で約940ページ、本文は103万字ぐらいです。 現在すでに入力が完了しています。

 この復刻版ヴォーカライズのデジタルファイルは、同窓会のホームページからダウンロードできます。「カラスの広場」HPの中に同窓会HPが入っていますが、 ID、パスワードが必要です。ここに記した部分もまもなくアップされます。
HPからダウンロードしていただくか、この下にあるコメント欄に記して、ご請求下さい。当方からも関係する方々にお送りすることができます。関係者とは、旭丘高校音楽部・およびその同窓会に入っている(または入っていた)方、そのご家族などです。「など」としましたが、なるべく多くの方に読んで頂きたいと思っています。



「ヴォーカライズ」に登場する鉄道 その6

46号(1960.8.15)に、転校のため東京などに出発された三人の会員のことが記され、また東京へ旅行で往復した記録がある。たまたま同時期の名古屋からの長距離列車の話なので、調べてみた。
2ページ 三嬢の転校
「転出者の先陣となったYさんは、7月3日午後の「東海」で、続いてFさんが7月11日の「第一こだま」で、それぞれ上京、またTさんは7月23日の「さくら」で福岡へとたたれた。」
4ページ「ひとり旅」(Hさん:西宮在住)
「5月の中旬に…東京へひとりで行くとき、ちょうど「つばめ」でたったので、名古屋へ着いたときはお昼過ぎでした。二、三分間の停車では、五年ぶりの名古屋も降りることができず、…」
「それから幾日か後の「第二こだま」で、帰阪したのですが、途中、横浜からひとりの年老いた御夫人が…」

このころ、東京や小倉に行くのは、現在のように気楽ではない。まず、東海道本線の1960年当時の状況から調べてみよう。東海道本線の電化が完了したのは1956年。だから、電化の成果がだいたい出そろった頃ということになる。「東海」(当時は準急)はすでに電車化され、日中三往復と夜行一往復(他に臨時運行があり得る)だった。1958年には電車特急「こだま」の運転が開始された。東京・大阪間6時間50分(開始当時、1960年には6時間40分)というのは、当時としては画期的で、日帰りが可能というので、行って帰る事などから「こだま」と名付けられたし、「ビジネス特急」の名も冠された。でも、今の感覚では片道7時間弱の往復とはちょっとすごい。朝7時に東京駅を出て、大阪に一時間半滞在して、夜10時すぎに東京駅着。現在ならシンガポールから羽田に飛ぶ便が同じくらいかかる。シンガポール日帰り出張…やりたくない。国内では、東京から鹿児島中央までは、新幹線で(直行列車はないから)途中乗り換えてちょうど同じくらいの時間。東京・新大阪間の営業距離が550km、鹿児島中央までだと1500km 弱だから、ずいぶん違う。もっと違うのは列車の本数で、新大阪までは一時間に「のぞみ」だけで5本ぐらいあるから、前もって予約しない事も多い。新幹線開通(1964年)は生活を変えたのだが、この時点(1960年)には新幹線は建設中。
では、各列車を調べよう。残念ながら1960年の時刻表が参照できず、一年後の1961年のを参照した。
○上り「午後の東海」 準急で、昼の「東海」が三本、「新東海」が一本、夜行東海が一本運転されている。その内名古屋を午後に出るのは1700の「東海3号」だけ。でも、17時を「午後」と表現するかどうかは微妙。大垣発東京行きで、2244の東京着も少し遅すぎるから、一年違いでダイヤが変わったのかも知れない。私は「東海」は何度か利用したし、夜行「東海」も1968年3月に大学のグリークラブの演奏旅行で乗った。
○上り「第一こだま」 現在とちがって、号数の奇数は下り、偶数は上り、となっていなくて、上りと下り両方に第一と第二の特急「こだま」が運転されていた。有名な歌にある「8時ちょうどのあずさ2号で(東京から)旅立ちます」というのも現在なら不可能。現在の時刻表で7時59分に中央線大月駅から「あずさ2号」が発車するが、もちろん上り東京行き。話を戻して、1961年の「第一こだま」の名古屋発車時刻は911、東京着は1330だから、四時間ちょっと。現在の「のぞみ」なら912発で1053に東京に着くから、お昼ご飯の食べ方が違ってくる。
○下り「さくら」 その名も高きブルートレイン(寝台特急)。長崎行きで、名古屋発は2122、博多着は930。13両編成で走っていた。当時の優等列車はかなり長い編成が普通だった。さらにこれに機関車が付く。機関車はときどき付け替える。1960年「さくら」の場合はどこをどんな機関車が牽いたのか。前述のように、1956年に東海道本線が電化完成した。1960年には山陽本線西明石ぐらいまで電化されていた。山陽本線が全線電化されるのは1964年、関門トンネルは開通時(1942年)から電化、鹿児島本線の「さくら」通過部分の電化は1961年、長崎本線は1976年だから、ブルートレインが機関車牽引方式に限られるのは当然で、電車寝台特急などというものは想定出来なかったのだ。
○下り「第二こだま」 東京発1430、名古屋着1843・同発1846,大阪着2100。なかなか使いやすそうな時刻構成である。彼女は西宮在住だろうから、大阪で阪急に乗り換えるのかな?名古屋で下車した「オバサマ」は八事まで市電だろうか。栄町線で今池へ、循環東線(北の方で旭丘高校の横を通る)で大久手へ、八事線で八事へ。いずれも1971年頃まであった。


池袋ショーに行ってきました その3

2013年12月19日 | 旅行
池袋ショーに行ってきました その3
Tokyo Mineral Show 2013 at Ikebukuro. Part 3

 今回の印象は、やはり昨年に続いて出品物はマンネリ。でもおもしろいものもある。併設の特別展示はストロマトライト。ちょっと地味で、簡単に見終わった。


10 ストロマトライト展示 Exhibition of stromatolites.

 恐竜に関する標本も多い。でも私には手の届かない値段。


11 Archaeodontosaurus descouensis (マダガスカル:ジュラ紀)

上顎標本で、歯の生え変わりの分る標本でおもしろい。唇側の骨が歯よりもずいぶん出ているのはどうしてだろう?


12 ゾルンホーフェンの縦ヤイシ Solnhofen Belemnite, perpendicular to the stratum.

 これはベレムナイトの標本だが、おもしろいことに地層に対して縦に入っている。店のドイツ人によると、先端部を上に向けているのだそうだ。地層の上下の判定理由は、フラグモコーン側が割れているからという。こういう質問にはたいていの店が丁寧に答えてくれる。そのためには英語が必須。


13 Carcharodon megalodon

サメの歯はあいかわらず人気が高い。昔と比べると良い標本が見られるようになった。それなりに高価で、良い物は10万円を軽く超す。