OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

私の使った切符 その79 ICカード類 領収書 5

2019年10月31日 | 鉄道
私の使った切符 その79
ICカード類 領収書 5

 ここで一枚だけサイズが違うために別のファイルに入っていたのを思い出して入れる。

76 JR九州 小倉駅精算機 2013.6.28

 幅5.8センチ、高さ3センチの普通切符サイズである。精算機でチャージするとこんな領収書が出てくるらしい。カードはSUGOCA の古い方のもの。

77 福岡市交通局 博多駅(地下鉄) 2017.05.19

 北海道新幹線に乗車して、飛行機で帰ってきた時、福岡空港から博多駅にきてチャージした。「非課税印」がある。カードはSUGOCA。

78 JR東海 名古屋駅 2018.7.15

 高等学校の同窓会に出席した時にチャージ。カード番号は全部記載されている。カードは東京駅100年記念Suica。前に記したように、JR東海の領収書の裏面は二枚あるが、黒色で、灰色の注意書きが記入してある。注意書きは短いものだが、繰り返し書いてあって、全面を埋めている。

79 JR東海 名古屋駅 2018.7.15 裏面

 上の写真が裏側で、文章は次の通り。
● きっぷは目的地までお求めください。万一、きっぷを不正に使用された場合、無効として回収し、所定の運賃・料金と増運賃・料金を頂きます。


80 箱根登山鉄道 風祭駅 2019.1.25

 小田原で開催された学会懇親会に出席した時にチャージ。カードは東京駅100年記念Suica。


 ICカード関係の領収書についてはこれで終わり。すべて私が乗った鉄道・バスに関連したものである。領収書はとくに会社ごとに集めたりしていない。変化が少ないが、その気になれば面白いこともあるだろう。利用した駅の名前が公式の印刷物で日付とともに保存(証明)できるところは魅力がある。今後もう少しだけ積極的にとることにしようかな。

馬島にちょっとだけ行ってきました

2019年10月28日 | 化石
馬島にちょっとだけ行ってきました
One-day fossil hunting to Umashima

 今年はいろいろあって採集にほとんど行っていなかった。10月29日(土)にちょっとだけ馬島を訪問した。「ちょっとだけ」というのは、別件があって海岸の写真を撮りに出かけたつもりだった。
 シーズンオフの土曜日だったから混むことはないだろうと、船の時出発時刻の15分前に船着場に到着。通常、10時に切符を売り始め、10時15分にゲートが開いて乗船が開始される。だからほぼ最後の乗客だった。

1 すでに乗船がはじまっている。2019.10.26 以下も

 座席は半分ぐらい埋まっていた。島の関係者、釣り人、それに猫好き、そして私は化石好き。乗船してみると化石採集のKさんとSさんを見つけた。化石好きは私だけではなかった。潮や天候の条件からおそらく来ておられると予想していた。両氏は藍島へ向かわれるとのこと。私は「別件」の写真撮影が馬島なのでご一緒はできない。帰りの船で成果を尋ねると、骨化石とサメの歯幾つかを採集されたということだった。

2 馬島で渡船を見送る

 馬島で降りて、突堤を歩いていたら前方の波返しの上に二人の男性が座っておられる。実は目的の写真というのは、ある重要な化石の産出地の写真を撮ってお送りするものだったのだが、その送り先の研究者だった。偶然現地で出会うという離れ業である。だからその後1日現地案内。内容は先方の研究に関わるからここでは触れない。

3 見つけたサメの歯

 サメの歯を見つけたが差し上げた。二枚貝化石二個を採集。先日図録を作成したが、種類ごとにいい標本を採っておかないといけないと感じていたからお持ち帰り。

4 Dosinia かな? もう少し剖出しないと見づらい

5 Callista 馬島ではあまり産しない

 剖出したら出来上がりの写真を掲載する予定。失敗したら出さない。

6 馬島夕景

 この日、途中パラパラと大粒の雨があったが、数分のことで避難するまでもなかった。少々風が強かったけれども、温度も快適でのどかな一日だった。

2002年アメリカ その16 博物館から出て

2019年10月25日 | 昔の旅行
2002年アメリカ その16 博物館から出て
2002 USA trip: Part 16. After the visit of museum

The day I stayed at the home of museum technician, Bruce. In the evening, he brought me to a PTA event, called “science program”.

 2002年3月14日(木)、ブルースの仕事場に戻って夕方からの予定を聞く。帰りに学校で会合があるので一緒に行くことになるのでよいか、と聞かれる。泊めていただく身であるのでOKする。この時は、説明があったのだろうがどんな会合かよく分からず、夕食はどうするのかも気になったがどこかで食べるときに二人分支払おうと、何となく思っていた。スタッフ用の出入り口で、ブルースが何かを運んでくるというので少々待たされる。受付に座っている女性が、「あなたのことは聞いている。日本の名前は大変発音が難しい。」と話しかけてくる。名前を聞くとクリスティーという。

16-1 博物館スタッフ入口の受付嬢 2002.3.14
16-1 Christy at the staff entrance. 2000.3.14

 そこで、「日本の習慣では、姓にさんを付けて呼ぶのが普通である。姓でなく名で呼ぶのは恋人か家族なので、あなたが私を名で呼んでくれればうれしい。」と解説する。ついでに写真を撮らせていただく。お顔はぼかしておいた。ブルースが大きな箱をもって出てきたので、手伝って車に戻る。外は暗くなって寒い。車は大学を来た門とは違う方向に出て多分北に向かってどんどん走る。ブルースは無口でどこにいくのかよく分からない。30分も走ったろうか、学校らしきところに着く。ここで会合があるらしい。車で待つのかと聞いたが「一緒に来い。」とのこと。大きな箱を一緒に持って、体育館に入る。フロアの回りに机が並べられ、PTAらしきメンバーがたくさん動いている。よく見ると、それぞれの机に「天文学」「鉱物学」「海洋生物学」「医学」などの札が立ててある。しばらく話してやっと分かった。今日の行事は会合といっても「サイエンス・プログラム」と名付けられ、夕食後、生徒と親が科学者のPTAの人と会ってそれぞれの学問がどんなものかを見るイベントらしい。ブルースの机は「古生物学」で、そこに博物館から持ってきた箱から出した標本類を並べる。標本は恐竜の骨や歯、マンモスの歯など脊椎動物化石や、三葉虫、巻き貝など各時代の代表となるように、また各動物群の代表となるように選んであるようだ。ラベルとともに並べる。

16-2 標本を出して並べる 2002.3.14
16-2 Displaying the specimens. 2002.3.14

16-3 博物館の出した「古生物学」のブース 2002.3.14
16-3 Booth for paleontology. 2002.3.14

Key words: Seattle Burke Science-program Fossil シアトル バーク博物館 サイエンスプログラム 化石

私の使った切符 その78 ICカード類 領収書 4

2019年10月22日 | 鉄道
私の使った切符 その78
ICカード類 領収書 4


72 首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス) 研究学園駅 2015.6.26

 つくばで開催された学会に参加した時チャージしたもの。番号は全部書いてあったので、一部をぼかした。カードは二枚目のSUGOCAで、この前月に買い直したもの。

73 仙台市交通局 仙台駅(地下鉄) 2015.12.6

 池袋ショーに出かけた時、ついでに開通した仙台市地下鉄東西線に乗車した。その時にicscaを購入した領収書。「非課税印」がある。

74 北九州高速鉄道 旦過駅 2015.12.31

 大晦日、恒例の旦過市場のお餅の買い出しに行った時にチャージ。カードはSUGOCA。北九州高速鉄道の領収書は、チャージ後の残額が表示されるという特徴がある。この領収書では、チャージ後残額として2,893円という印字がある。3円という端数があるのは、SUGOCAのJRキューポというポイント制に由来する。いくつかの制限があるが、乗車した料金の10%がポイントとして戻って来るというもの。このポイントは2年後の同月末まで有効。こういったシステムのないカードを使うよりもSUGOCAを使ったほうが有利なことになる。

75 札幌市交通局 さっぽろ駅 2017.5.18

 北海道新幹線に乗車した時、札幌で購入したSAPICAの領収書。「非課税印」がある。

2002年アメリカ その15 博物館の展示

2019年10月19日 | 昔の旅行
2002年アメリカ その15 博物館の展示
2002 USA trip: Part 15. Display of the Burke Museum

The Burke Museum had rooms of exhibition on natural history, and also on folklore around the pacific. There was good exhibition on fossils of marine vertebrates. The museum was planning a new building. I had asked my opinion about display on recent Japanese museums.

 2002年3月14日(木)バーク博物館の標本室の調査が終ったので、展示室を見学させてもらった。入ってみると落ち着いた展示の方法である。入り口にホールがあって右に地震の解説コーナー、その奥に自然史分野、地下に民俗展示がある。民俗部分は写真を撮り損ねたが、環太平洋民俗の概説がされていて、アメリカインディアン・イヌイット(エスキモー)・日本・韓国・中国・ハワイ・ニュージーランド(マオリ)などの民族の祭りや祈りなどの一つの場面を作ってその解説をしている。日本の場面は盆踊りである。お盆の祭壇を復元してその横に盆踊りの由来について英語で書いてあるが、何だか私の知らないことがいっぱい書いてある。他の民族のところも、正月の祭壇があったり、集会所の模型であったり、ちょっと日常生活とは違った局面が作ってある。まあ、古くからの民俗的な風習の解説だからちょっと特殊なときの話になるのはやむを得ないのだろうが、他の民俗がいつもこんな生活をしているのではないだろうから、子供たちの誤解を招き、とくに未開民族であるかのように解説してしまっているように思われる。
 自然史分野の展示は、入り口のロビーの鉱物などの展示を過ぎると、地震の解説がある。西海岸では地震の解説が重要であることは分かる。現生生物の部分は意外に簡単で拍子抜けする。古生物部分が詳しいのは最近の自然史系博物館の共通であろう。時間をさかのぼる形で、マンモス、漸新世の鯨、そして恐竜へと進んでゆく。子供が興味をもつように設計されているが、狭くて古い展示なので今一つ効果が上がっていない。

15-1 現生鳥類の展示。仮剥製を用いている。 2002.3.14
15-2 Display of extant birds, by provisional stuffed specimens. 2002.3.14

15-2 ステゴサウルス 2002.3.14
15-2 Display of Stegosaurus. 2002.3.14

15-3 モササウルス 2002.3.14
15-3 Display of Mosasaurus. 2002.3.14

15-4 イチョウ化石 2002.3.14
15-4 Display of fossil ginkgo. 2002.3.14

 ブルースと昼食に行く。博物館の一角に食堂があって、若い人たちが並んでいる。ここは大学の中にあるので、ここで昼食をとる学生が多いのだろう。オープンサンドイッチとコーヒーを抱えて空いている席に座り、周りを観察しながら食べる。食べながらも本を読んだりノートを広げたりする人が多い。
 午後、ジムとの約束で、マクドナルド館長とお会いすることになる。館長は、大柄の方で、専門分野を聞いたがあまりはっきりしたことを言わない。かといって事務官でもない。用件は、バーク博物館が将来(お金ができたら)建設する構想のある鯨に関する展示について意見を聞かせて欲しい、というのだが、結論から言えばマクドナルド館長の構想をおっしゃるだけで、当方の意見を聞く耳はないようである。館長の構想では、観客は最初レクチャーを受けた後に3階部分からゆっくり動くエレベーターで海底を模した1階に降り、潜水艦の小窓を通して海底にある鯨の遺体や深海生物を疑似探検する。一部の生物はコンピュータグラフィックで現わすといったものである。私は「バーチャルな体験は近年遊園地でもできるようになり、将来は家庭でも高度な疑似体験が可能となろうから、それでもって博物館の目玉とするのは無理があろう。むしろ実物の持つ重みこそが来館者にアピールできるのだから、旧来の展示を求めたほうがよい。」との意見を述べたが、余り聞いてもらえない。館長室を出てブルースに「どんな話しだったか?」と聞かれ、「館長の構想を聞いた。それに反対し、古い展示を勧めたが、あまり聞いていただけなかった。」と答えると、そうだろうとにこにこする。
 ミュージアムショップはなかなか充実している。書籍から絵はがき、玩具類や壁飾り、Tシャツやマフラーまで自然史系のデザインや原住民族のシンボル的な模様をアレンジしたものなど、見ていて飽きない。ここまでお土産を買う機会が無かったので、いろいろと買い込む。とくに収集している鰭脚類の置物は、ここで牛の骨製のいいのがあって60ドルで購入する。合計153ドル。

Key words: Seattle Burke Stegosaurus Mosasaurus Ginkgo Fossil Museum-display シアトル バーク博物館 ステゴサウルス モササウルス イチョウ 博物館展示 化石