OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

「AB志井」記録 その16

2018年10月16日 | 化石
「AB志井」記録 その16

 この記録は、連続講座「AB志井」に出てきた標本を順に並べたものである。なお、未公表の標本については、画像のサイズないし解像度を下げたものにした。あしからず。

第六回「私を魅了した化石」 2018年6月12日(前回の続き)

6-15 鍋島のエロメリックス頭部
産地 下関市肥中鍋島
時代 漸新世
文献 岡崎, 2003
発見 加島氏 1997.3

6-15 鍋島のElomeryx sp.頭部
6-15 Fragmental ventral view of a skull, Elomeryx sp. from Nabeshima, Shimonoseki City. Oligocene

6-16 イギリスのブラキオダス歯
産地 イギリス
時代 漸新世
購入標本

6-16 イギリス産のBrachyodus sp. (右)上顎臼歯
6-16 An upper molar of Brachyodus sp. From England. Oligocene. For comparison.


6-17 佐世保のエロメリックス(参考)
産地 佐世保市池野炭鉱
時代 漸新世
文献 松本in 徳永(1925); Tsubamoto and Kohno (2011)

6-17 佐世保のElomeryx japonicus (Matsumoto) (holotype) 下顎(参考)
6-17 Published picture of the holotype of Elomeryx japonicus in Tsubamoto and Kohno (2011). Oligocene. For comparison.

6-18 逆水の偶蹄類上腕骨
産地 若松区逆水
時代 漸新世
文献 未公表
発見 島添氏 2018

6-18 逆水の偶蹄類上腕骨
6-18 A humerus of an artiodactyl from Sakamizu. Oligocene.
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1970年の北海道旅行 その6 厚岸の岬

2018年10月13日 | 昔の旅行
1970年の北海道旅行 その6 厚岸の岬
Trip to Hokkaido in 1970. Part 6. Aikappu Point

Abstract: I visited a point of cliff facing Pacific coast at Akkeshi.

 6月21日富良野934発のディーゼル急行「狩勝1号」で釧路に向かう。この狩勝という列車名は現在快速列車に引き継がれている。釧路1343着。

6-1 釧路駅 1970.6.21(再録)
Kushiro Station

 釧路駅で1434発の普通列車(やはりディーゼル)に乗り換えて1536厚岸着。駅前から国鉄バスに乗って真竜の船着場に行き、1615発の道路公団フェリー(8分間)で奔渡(ぽんと)に渡った。厚岸湖の入り口にはこの2年後に厚岸大橋ができた。フェリーは大橋よりも湖側を航行した。車両は有料だったが、旅客は無料。
 船着場から約4キロ離れた愛冠岬(あいかっぷ岬)に徒歩で向かったらしい。ただ、フィルムには知らない背広の男性を写した一枚がある。もしかしたらこの方の車をヒッチハイクしたのだろうか。愛冠岬は、厚岸道立自然公園にあって海を見渡す80メートル以上の高さの崖にある。右手に厚岸湾を、左手に大黒島や筑紫恋海岸を見渡すことができる。

6-2 大黒島をバックに 1970.6.21
Daikoku-jima Island.

6-3 筑紫恋海岸 1970.6.21
Chikushikoi shore

 ずいぶん高いのだが上は平らでちょっと湿った草原になっている。

6-4 夕暮れの草原 1970.6.21
Dandelion fluff in sunset light
 
 たんぽぽの綿毛が風に舞っている。夕暮れが近づいたので船着場から1830のフェリーに乗船し、バスで駅へ。1912発の普通列車で釧路2016着。遅くなったが釧路で一泊した。

6-5 厚岸の昔の地形図 1957年6月発行「厚岸」5万分の一

 保存されている地形図は三色刷りである。これを見ると「厚岸」という地名は渡船で渡った南側に使われ、駅のある北側は「真龍」と記されているが、駅名は今と同じ「厚岸」。町役場も南にあったが、現在は駅の近くに置かれている。
 私は岬の北の海岸にある北大臨海実験所(現在もある)に立ち寄ったことがわかるが、記憶は全くない。実験所はもちろん海岸にあるから80メートルの崖を降りてまた登ったことがわかる。
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「AB志井」記録 その15

2018年10月10日 | 化石
「AB志井」記録 その15

 この記録は、連続講座「AB志井」に出てきた標本を順に並べたものである。なお、未公表の標本については、画像のサイズないし解像度を下げたものにした。あしからず。

第六回「私を魅了した化石」 2018年6月12日(前回の続き)

標本6-11 アドクス(Holotype)
産地 宮若市千石峡
時代 白亜紀前期
文献 Sonoda et al. (2015)

6-11 Adocus sengokuensis(Holotype)
6-11 The holotype of Adocus sengokuensis from Sengoku-kyo, Miyawaka City. Lower Cretaceous.

標本6-12 アドクス
産地 宮若市千石峡
時代 白亜紀前期
文献 未公表標本
発見 九州大学生

6-12 強く変形したアドクス腹甲(後半)
6-12 A deformed plastron of Adocus sengokuensis from Sengoku-kyo, Miyawaka City. Lower Cretaceous.

標本6-13 ギンザメ下顎歯板
産地 若松区有毛
時代 漸新世
文献 岡崎(1991)
発見 宮原氏 1990.7.15

6-13 有毛のEdaphodon sp.
6-13 A lower dental plate of Edaphodon sp. from Wakamatsu. Oligocene.

6-14 馬島のギンザメ上顎歯板
産地 小倉北区馬島
時代 漸新世
文献 なし(学会発表あり)
発見 泉氏

6-14 馬島のEdaphodon またはIschyodus 上顎歯板
6-14 An upper dental plate of Edaphodon or Ischyodus from Umashima. Oligocene
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1970年の北海道旅行 その5 白金温泉望岳台

2018年10月07日 | 昔の旅行
1970年の北海道旅行 その5 白金温泉望岳台
Trip to Hokkaido in 1970. Part 5. Bobakudai at Shrogane Spa.

Abstract: I visited to Shiroganedai, a view point to see volcanoes of central mountains of Hokkaido, but the day they were covered by thick fog.

 6月20日の目的地は白金温泉から少し登ったところにある望岳台であった。この旅行では、事前に目的地と順序を決めてあったが、その通りに辿ったわけではない。シーズンが少し早いことを考えて計画をたてたようである。白金温泉にいったのは、十勝岳などの展望と高山植物を見たかったから。
 旭川を1343に出るディーゼル列車に乗って1415に美瑛着。駅前から1435発の国鉄バスで、1510白金温泉着。1550に出る国鉄バスに乗車したが、天候が悪くて私以外乗客がいない。車掌さんが「何も見えないが本当に行くのか?」と聞く。「ちょっとでも見えたら…」と答えたが、後で考えると私が「いかない」と答えたらバスを出さなかったのだろうか?途中車掌さんは私の横に座って、「天気が良ければここに雪渓が見える。」とか解説をしてくれた。1610望岳台着。

5-1 濃霧の望岳台 1970.6.20
Bogakudai in thick fog.

 展望台のはずだったが、何も見えない。高山植物が咲いているからその写真を撮って少し時間を過ごそうかと思っていた。



5-2〜5-4 望岳台の高山植物 1970.6.20
Alpine plants in Bogakudai

 レストハウスから少し離れるともう方向も分からない。レストハウスの音楽が聞こえなければ迷うところだった。

5-5 エゾイソツツジ 1970.6.20
Marsh tea

 やはりこれでは無理と10分で切り上げ、同じバスに乗って帰る。もちろん運転手さんも車掌さんも同じ。乗客は行きも帰りも始発から終点まで私一人。こういう「貸切状態」の乗車は、在来線の普通列車で砂川から上砂川までで一回、国鉄の連絡船(高速船)の高松から宇野まで(瀬戸大橋開通後で、宇高連絡ではない)で一回、新幹線の車両ではガーラ湯沢から湯沢まで(路線としては在来線扱いだが、湯沢からそのまま上越新幹線として運行)の経験がある。1724に美瑛駅に戻って、1815発のディーゼルに乗り換え、1858富良野着。富良野で一泊したが、たぶんここでもユースホステルで宿泊。
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デボン紀植物化石の処理

2018年10月04日 | 化石
デボン紀植物化石の処理

 9月16日に採集した高山市呂瀬(ろっせ)のデボン紀化石をクリーニングした。残念ながら良い標本を取ることはできなかったが、少しでも見えるようにしよう。数点を採集したが、私のとったものでははっきりと鱗もようが見えるものはなかった。

デボン紀植物化石(Leptophloeum?)高山市呂瀬 2018.9.16(再掲)

 この標本Aは、化石を斜めに割り出しているので、反対側の石Bを生かすことにした。まずBにAから外した岩片を接着していく。

剖出の途中 2018.9.25 日付は以下の写真も同じ。

 細かいひび割れを埋める。

クリーニングの第2段階

 写真下の方は、上に母岩が被っているので、タガネで取り除く。

ほぼ完成

 これを見ると、鱗もようがあるようにも見える。

そうかな?

 最後の写真は、後でできたと思われるヒビを消したもの。縦横に周期的なもようがあるように思う。ちょっとあやしい。下の写真は高知県の鱗木化石。

高知県越知町産デボン紀鱗木 いただきもの

 次回に期待しよう。
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