OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

折尾駅のウォーキングに行ってきました 下

2019年02月28日 | 鉄道
折尾駅のウォーキングに行ってきました 下

 折尾駅の高架・トンネルウォークに来ている。トンネル内を進むと広くなったところに出る。


8 トンネル内の分岐 上り方向を見る

 トンネルはそこで折尾駅から来た別のトンネルと合流する構造になっている。写真7は合流部を下り側から見たもので、左の穴が歩いてきた折尾新ホームへの単線、右の明るい方が鹿児島本線の南側に並行するホームに行く複線のトンネルである。この複線は、現在地平にある「短絡線」を移す予定の線である。

9 分岐部から見た下り線

 合流部から見た上の写真9では、左に短絡線の下り線が見え、その右にその上り線と若松に向かう(今歩いてきた)線があって、すぐ先で一緒になっている。

10 短絡線が通る複線トンネル

 この部分のレールはまだ設置されていない。参加者は歩きやすい路床をすすむ。まもなく折尾駅側の出口が見えて来る。

11 短絡線トンネル折尾側

 トンネルを出ると、右側(南側)の丘に登って、今日のコースが終わる。ヘルメットを返して、いくつかの催し物や軽食の屋台を横目に折尾駅に戻っておしまい。
 ここでもう一度線路の付け替えを整理しておこう。時刻改正の3月16日に筑豊本線の一部が新線に移るが、その後まだまだ幾つかの変更が行われる。3月16日変更と、最終的な姿について記す。

1 折尾駅付近の略図 (再掲)

 まず鹿児島本線は、今回は変更がないが、最終的には折尾駅部分で少し北にずらされる(その跡に短絡線のホームができる)。現在2面3線を使っているが数に変更はない。ホームの番号は変更されるだろう。

12 筑豊本線ホームへの階段

 数がわかったのは、この日最初に筑豊本線ホームに上がるときに、すでに完成している階段を上ったのだが、そこのサインに6番線・7番線と書いてあったから。従って、次のようになる。
短絡線(1番線・2番線) 鹿児島本線(3番線から5番線) 筑豊本線(6番線・7番線)
 短絡線は、現在黒崎から陣原を経由して折尾駅では「鷹見口」ホームを通り、その先で筑豊本線とつながっているが、今回は変更されない。変更後は「短絡」というのはおかしいが。
 筑豊本線は、現在地平を走っていて、折尾駅の立体交差部の下にかかるように駅が設置されているのだが、若松寄りから高架化をして、現在の鹿児島本線折尾駅の北側にやや角度を持って並行する一面二線のホームに至る。さらに進むと単線となり、トンネル内で複線に戻ってそのずっと先でトンネルを出て、現在の線に合流する。3月16日に供用されるのはこの部分。上の地図で灰色の線になっている部分が廃止されるところである。

13 上が新しい高架線 鹿児島本線ホームから

 上の写真で見られるように、踏切がなくなるのが地元の方にとって大きな改善点。

14 折尾駅北からみた交差部 下り方面を見る

 写真12で見えている地平の筑豊本線を反対から見たところで、ご覧のように折尾から若松の間は電化されていない。高架線も、駅のすぐ先で架線が途切れているから、16日に電化することはなさそうである。なお、この区間には蓄電池駆動電車(DENCHA)が導入されている。

15 南から見た筑豊本線

 南側も廃止されるところがある。写真のあたりで列車が見られるのはあと半月あまり。しかし、短絡線は16日にはまだ上に移動されない。
 数日前に発売された時刻表(JTB 3月号)では、経路変更による駅間距離の変更はない。また列車の時刻も、ざっと見たところでは数分程度のずれがあるものの基本的に変わらないようだ。一部が複線なのを単線にするために数分のズレが生じたのか。
(折尾駅ウォーキング:おわり)

早くも桜(臨時投稿)

2019年02月26日 | 今日このごろ
 もう桜が咲いている。

1 早い桜 2019.2.26 志井川沿い

 ソメイヨシノではない。花の色も形も違う。この樹の昨年4月の写真がこれ。

2 サクランボ 2018.4.25 上と同じ樹

 ソメイヨシノは実をつけない。おいしそうに見えたが住宅敷地内にあったから試してない。4月のある日全部なくなった。種がだいぶん落ちていたから鳥が食べたのか。

折尾駅のウォーキングに行ってきました 上

2019年02月25日 | 鉄道
折尾駅のウォーキングに行ってきました 上

 3月24日(日)開催の折尾駅筑豊本線高架&トンネルウォークに行ってきた。折尾駅の大規模な改造は今回初めて路線の変更が行われる。それに先立って、今後使用されるところを歩くのが今回の趣旨である。

1 折尾駅付近の略図

 上の図で、中央をS字型に横断しているのが鹿児島本線。縦に通っているのが筑豊本線で、そのうち直線的な方が地平を走っている。左に膨らんだ方が今回新設される線で、鹿児島本線とトンネルで交差する。緑色の四角が新・折尾駅の大体の位置。中央右の緑の丸は「鷹見口」と呼ばれる折尾駅の「はなれ」で、黒崎から直方方面に短絡する線の駅。青い小さな点は、写真を撮ったところ。赤い線がウォーキングの経路のうち、線路上を通ったところ。
 11時過ぎに受付に着いたが、すでに大変な人だかりができている。この日、約9,000人が参加したという。新設の筑豊本線若松寄りの高架線の下で待つ。

2 出発を待つ参加者 2019.2.24 以下も

3 この線が使われるのもあと半月

 すぐ横を筑豊本線の列車が通る。列の中にいるから、いい写真を撮るのはむつかしい。逆に考えるとこういう写真を撮れるのは今日だけ。
 50人ぐらいをひとまとめにして出発させているが、最初ひとかたまりずつの団体となっていたのが、たちまちつながってしまう。だいぶん歩いて、折尾駅北口付近でヘルメットを受け取る。筑豊本線の新設のホームに上がる。階段は新ホームで使われるものだから危険はない。

4 筑豊本線上りの新設ホーム 下り方向を見る

 そこから、下り線の「犬走り」を下り方面に進む。すこし足元が気になる。駅を出ると線路は単線となる。

5 すぐに単線に 新ホームを直方側から見る

 参加者の列が渋滞してなかなか進まない。やっとトンネルが見える。

6 鹿児島本線をくぐるトンネル 下り方向を見る


7 筑豊本線トンネル 下り方向を見る

 トンネル内には照明が用意されているし、意外に足元はきれいでつまずくこともない。
(つづく)

1970年の北海道旅行 その19 ホロカヤントウ

2019年02月22日 | 昔の旅行
1970年の北海道旅行 その19 ホロカヤントウ
Trip to Hokkaido in 1970. Part 19. Lake Horokayanto

Abstract: I went to coast of the region during the digging. There is very ling beach from the mouth of River Tokachi to the southern foot of Hidaka Mountains. There are several lakes inside of the beach.

 発掘の終わり頃、ちょっと抜け出して海を見に行ってきた。たぶん7月2日だろう。発掘地点から海までの直線距離は約3.8kmもあるから、全部歩くわけにもいかない。幸い海の近くまで車で送ってくれる方がいたので、送ってもらう。帰りは徒歩。

19-1 海をのぞむ 1970.7
Coast of the Pacific beside the site.

 地図を見ても、どこに着いたのかよくわからないが、ホロカヤントウの南だろう。発掘地からほとんどまっすぐに細いながらも道がある。十勝川の河口から広尾の日高山脈が海にぶつかるところまで長い弓形の砂浜が続いている。その内側は沖積地ではなく、高さ数十メートルかところによっては300メートル以上もある丘陵地(これが化石の産出層を作っている)で、海に接する谷は海側を砂堤に堰き止められてところどころに湖を作っている。行ったのはその生花苗沼とホロカヤントウの間の丘の先端。

19-2 ハマナス 1970.7
Japanese rose.
 波打ち際には面白そうなものがないので丘の上に戻って、花を探す。多くはないがきれいに咲いている。最初に目に付いたのはハマナス。

19-3 ハマナス 1970.7
Japanese rose
 北に向かって道のないところを歩いて行くとハマナスのむこうにやっとホロカヤントウと生花苗(オイカマナイ)沼が見えてくる。

19-4 アヤメの群落 1970.7
Iris and the Lake Horokayanto.

 アヤメと生花苗沼の写真を撮影して戻る。1時間近くかかった。
 7月3日午前中に、発掘が終了。

19-5 発掘地点付近の昔の地形図 1957年5月発行「忠類」5万分の一

 この付近には新しい国道ができたから現在とは道路がだいぶん異なっている。地図の黒丸が発掘地点で、そこから右に伸びる赤い線が海を見に行ったルート。その海岸の北に生花苗沼、南にホロカヤントウ沼がある。これより北にも長節湖や湧洞沼、南にはそんな沼が埋まった当縁川の河口の湿地などが見られる。

私の使った切符 その50

2019年02月19日 | 鉄道
私の使った切符 その50
プリペイドカード3

6 札幌市交通局 共通ウィズユーカード 1,100円券

 2004年7月6日北海道を訪問した時に使用。1,000円で購入(1,100円の額面)。市営交通・JR北海道バス・じょうてつバス・中央バス(いずれも市内だけ)で使用できる。つまり、JRの鉄道では使用できない。2015年に発売・使用終了した。2020年には払い戻しも終了するという。

7 伊予鉄道 い〜カード 3,400円券

 2004年4月19日に松山市を訪れた時に使用。3,000円で購入(3,400円の額面)。使用履歴は印字されない。また伊予鉄道の郊外線に乗る時には券売機で切符を買う必要がある。2005年には発売が終了し、「ICい〜カード」に移行した。残額はICを購入すれば移すことができるようだ。

8 伊予鉄道 い〜カード 1,100円券

 3,400円券では伊予鉄道全線に乗車できなかったので、追加して1,100円券を購入した。少々残額があると思う。