B-17 西批杷島の連絡線(参考)
旅94 名鉄西批杷島
名鉄名古屋本線と犬山線の分岐部に複線の連絡線がある。ただしここを通過する定期電車はない。どうやら留置線として使われているようだ。長さ約270メートル。
私鉄にはまだ他にもあるかもしれない。気がついたものを列記した。
距離設定のない連絡線などを、3つのカテゴリーに分けて記してきた。最後のC のジャンルは、路面電車に関するもの。
路面電車の分岐部や交差部に連絡する線路が設けてあるものをよく見る。私が子供の頃には、大都市には数多くの路線があって、分岐や交差も多かったし、複雑な運行系統があったからたくさんのこういった連絡レールがあったに違いない。現在あるものを北から順に調べてみよう。条件は、各路線の営業キロの合計に含まれない連絡路。だから二本以上の路線のある路面電車に限られる。一番多いのは3方向から来た複線が互いに連絡するもの(ここでは3複線三角型と呼ぶことにする)。一番複雑なのは土佐電鉄のはりまや橋交差点のもの。これらを合わせて8か所を簡単に紹介する。
C-1 富山地方鉄道市内線の富山駅前
旅95 富山地方鉄道 富山駅前
駅ビルの中にある富山地方鉄道市内線乗り場から、富山駅前中央交差点をまっすぐ南に向かう路線と東から駅と平行に入ってくる路線が3複線三角型を作っている。以下の路面電車の記事では、記述を簡単にするために三角形の部分に方位を略記した青色の記号が付してある。
駅に向かってくる電車は、ほとんど全てEを通って駅ビルに入り、方向転換して、来た線とは違う方に向かう。駅止まりの便もある。ごく稀に駅に寄らないでSをスルーする便がある。私が2006年6月26日に見たときには、朝一便だけ東からスルーする便があった。南からにも直行便があったと思うが確かではない。JTB時刻表には直行する便の記載は無い。地鉄ビル前の電停に掲示してあった時刻表(直行便の記載あり)の写真を撮ったはずだが、今回探してみると、その部分が欠けている。どうやら2010年に富山に行ったときの写真ファイルを誤って2006年のファイルに入れ替えてしまったようだ。残念。
私の鉄道乗車のルールでは、複線の片方に乗ればいい。2006年の富山駅前の場合には、6月25日に富山駅に着いて、富山地方鉄道の乗り場から東に曲がる電車で地鉄ビル前に行って宿泊、翌26日朝に地鉄ビル前からスルーする便に乗車して南に行き、次の電気ビル電停で降りて駅に戻ったから結局E・S・W全部に乗車した。
C−2・C−3・C-4広島電鉄
旅96 広島電鉄1 C-2紙屋町とC-3皆実町
広島電鉄には、3複線三角形の線が3か所ある。紙屋町の場合には、JTB時刻表に運行系統が記してあって、2号線ほかが広島駅からNを通り、1号線がやはり広島駅から来て、SEを通り南へ、3号線・7号線が西から来てSWを通るから、すべてを定期電車が通ることになる。私の記録ではNを通ったのは間違いないが、他二つのどちらかを通ったのかわからない。
皆実町の場合は、時刻表では5号線がEを通り、1号線と3号線がSWを通るが、NWを通る系統は無い。私の乗車は、乗車した時の順序から考えると、皆実町の場合にはE・SWは乗車、NWは未乗車である。
旅97 広島電鉄C-4 十日市町
十日市町では、Wを8号線が、NEを7号線が、SEを2号線ほかが通過する。私はSEとWは乗車しているが、NEは不明。
なお、広島電鉄市内線の白鳥線は、私が行った時には運行系統が八丁堀で分離していた。時刻表もそうなっている(9号線)が、ネットでは白鳥停留所時刻表に掲載されている便のほとんどが八丁堀行きで、夜20時台の一本と21時台に最終便が江波行きになっている。従って、夜間には全てが車庫に引き上げられるのだろう。ここの渡り線部分(C-5)は乗車していないことになる。