OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

2002年SECAD at Dunedin 出席 その15 参加者

2021年10月29日 | 昔の旅行
Meeting of SECAD in New Zealand, 2002. Part 15. Attendants

 12月12二日の会食の写真を使って参加者を紹介している。お名前を覚えていない方も多い。失礼。日本人はイニシアルに止める。敬称略。

15-1 参加者 3 2002.12.12
Attendants 3

 左から Oliver Hampe Germany、K氏(群馬)、N氏ともう一人(東京)。

15-2 手品をするAnton 2002.12.12

 NZ国立博物館のAnton van Helden(中央)は得意の手品を披露している。彼はいつもポケットの中に湿度をコントロールする箱に収めたトランプを持っている。

15-3 Dr. Anton van Helden

 次の写真は会食の時ではなく、セント・マーガレッの庭で撮った写真。

15-4 参加者
Attendant

 左からKさん(北海道)、Towny A, Seaton USA。
 会食の時には、アメリカから来た女子学生に海鳥のつがい行動の話を聞いたが、結局よくわからなかった。何でもDNAをチェックしたらずいぶんと浮気をしていたということらしい。
Keywords: SECAD Dunedin Otago Attendants 二次適応学会 参加者 ダニーディン オタゴ大学

Abstract. Part 15. Attendants
I wrote here their names, but only initials of Japanese attendants.

古い本 その77 19世紀の日本の文献 4

2021年10月25日 | 化石

F 1900 矢部(長克) 「布袋石は鯨の耳骨なり.」 
 能登國鹿島郡野崎村(現・七尾市能登島野崎町)産の「布袋石」と称するものが、鯨類の耳骨であることを解説している。スケッチが添えられている。

243 矢部, 1900 挿図

 この図を上下逆にすると布袋様のように見えるという解説がある。布袋の頭となる部分(図の「い」)を半球躰と呼び、「ろ」・「は」は耳骨のもう一つの部品であるチムパニクムと接する面としている。現代でも能登や房総などの旅行案内書などに稀に漂着すると書いてある。
 耳石はPeriotic とTympanic の二つの骨が接触する形で左右一対ある。下の写真はマッコウクジラのもので、二つが接触した位置を示す。

244 マッコウクジラの耳骨 Davids, et al., 2011から

 ネット販売でも時々出品される。下はそんな写真のひとつ。きれいなので使わせていただいた。あしからず。

245 現生イルカの耳骨 左はTympanic 右はPeriotic

 この論文では、スケッチの耳骨を「恐らくGlobicephalus なるべし」としている。Globicephalus Gray, 1846 はGlobicephala Lesson, 1828が先取しているので、現在はこちらを用いる。現生2種コビレゴンドウ・ヒレナガゴンドウのほか化石種がある。文章では、その後「サッフォルク産のuncidens 属と比較」している。おそらくLydekker, 1887 The Cetacea of the Suffolk Crag. イギリス・サッフォーク州岩山の鯨類)という論文を参照したと思われる。「uncidens 属」はおそらく誤りで種だろう。Globicephala uncidens Lankester, 1864は中新世から更新世のヨーロッパの化石種。
 著者の矢部長克(1878−1969)は、東北帝国大学教授を長く務めた。日本の古生物学研究はこの人から始まったと言ってもよい。私の専門の古脊椎動物学でも、矢部博士がいろいろな分野で最初の論文を出しているし、長尾 巧・鹿間時夫など主な研究者を弟子として育てた。

饅頭(臨時投稿)

2021年10月24日 | 今日このごろ
饅頭(臨時投稿)

 お世話になったHさんのお店が閉店してから数年たち、この秋にお菓子屋さんだったお店が、珈琲店として再開されたというニュースを聞いた。さっそくお邪魔してみた。お店の外見はあまり変わりがない。

開店した珈琲店 2021.10月中旬

 Hさんがちょうどお店におられて、ご挨拶することができた。名物だったお饅頭が再登場しているとのことだった。昼前に訪れたがすでに完売。やはり懐かしむ方が多いようだ。珈琲を頂きながら化石のお話しをしていると、ちょうど焼きあがったという暖かい饅頭をいただくことができた。以前のものと比べて皮がやや硬く感じたので、そうお伝えしたら、「焼き上がりはカラッとした皮なのだが、包装して冷めた頃には中から水分が伝わってくるのです。」というご説明。なるほど。不明を詫びておいとました。

久しぶりの味

 帰宅してもう一つ食べてみると、お話の通り全体が程よく湿って、懐かしい味を思い出した。

2002年SECAD at Dunedin 出席 その14 会食

2021年10月21日 | 昔の旅行
Meeting of SECAD in New Zealand, 2002. Part 14. Conference Dinner

 12月12日には、学会参加者の会食が開かれた。会場はオクタゴンの近くにある「Speights’ Ale House」というレストラン。ニュージーランドの大都市に必ずあるようなチェーン店らしい。「Ale」というのはビールの一種。大学から送迎バスで向かう。

14-1 会場のSpeights’ Ale House 2002.12.12
Restaurant of the dinner

 坂道の途中にある煉瓦造りの店で、中に入るとカウンターが中央にあって周りにたくさんの長いテーブル席もある。

14-2 レストランのカウンター 2002.12.12
Counter of the restaurant

 少人数の学会だから、皆さん打ち解けて仲間同士集まらないで座る。参加者を少し紹介しておこう。お名前を覚えていない方も多い。失礼。日本人はイニシアルに止める。敬称略。

14-3 参加者 1 2002.12.12
Attendants 1

 左から Johansen (“Hans”) G. M. Thewissen USA、一人おいてH氏(新潟)、David J. Bohaska USA、R. Ewan Fordyce NZ、Andrew Grabniff NZ。

14-4 参加者 2 2002.12.12
Attendants 2

 左から Elizabeth (“Betzy”) L. Nicholls Canada、A staff of Otago Univ, Amy C. Dolan USA。

Keywords: SECAD Dunedin Otago dinner Attendants 二次適応学会参加者 ダニーディン オタゴ大学 夕食

Abstract. Part 14. Conference Dinner.
The Conference dinner was held in a restaurant, “Speights’ Ale House” near the Octagon. It was an international but small meeting, and all attendants had familiar relationships. I wrote here their names, but only initials of Japanese attendants.