■ Schott社のHpが、私の作品 ≪ Regenbogen-Cellotrios ≫ を紹介 ■
2011.6.13 中村洋子
★昨年、ドイツの「Musikverlag Hauke Huck ハウケハック社」
から、 出版されました私の作品 「 虹のチェロトリオ集 」
≪ Regenbogen-Cellotrios ≫
~ 7 Trios für 3 junge Cellisten ~ が、
ドイツ Schott ショット社のホームページに、紹介されています。
★「 最近発行の楽譜 」というコーナーに、
Nakamura, Yoko ≪ Regenbogen-Cellotrios ≫ と、
書かれたところがあり、そこをクリックしますと、
丸ごと1ページを使って、曲の細部まで、
丁寧に分析した案内文が、掲載されています。
大変、好意的に書かれています。
http://www.musikpaedagogik-online.de/de_DE/material/instrument/um/current/showarticle,32865.html
★他社が出版した楽譜について、長々と “ 宣伝文 ” を掲載することは、
日本では、およそ考えられない現象ですが、
「 音楽 」 の社会での位置づけが、根本的に異なっている、
ドイツならではのことでしょう。
どこから出版されようと、価値があると思えば紹介する、
それが、音楽文化の発展に寄与する、という確信に基づくからでしょう。
★Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー先生が、
常々 「 チェロのために作曲された作品が、ヴァイオリンなどと比べ、
圧倒的に少ない。もっと、もっと欲しい 」 と、
おっしゃっていることと、繋がります。
★この 「 虹のチェロトリオ集 」 ≪ Regenbogen-Cellotrios ≫ を、
出版した 「 Musikverlag Hauke Huck 」 社は、新しい会社で、
私の「 Suite Nr. 1 für・ Violoncello solo 無伴奏チェロ組曲 1番 」や、
「 10 Duette für 2 Violoncelli チェロ二重奏のための 10の曲集 」を、
出版した 「 Ries & Erler Berlin リース&エアラー社 ベルリン」
のような、歴史ある出版社ではありせんので、
まず、その紹介から、始まります。
★私について、フランスのアンドレ・ジョリヴェ
André Jolivet (1905~1974) や、アンリ・デュティユー
Henri Dutilleux (1916年~) の流れを汲み、
現在、無伴奏チェロ組曲を 6番まで、書きつつある、などを紹介。
★≪ Regenbogen-Cellotrios ≫ について、
メロディーとハーモニーは、伝統的な調性に則り、
演奏技法についても、新しいヴォキャブラリーや、
新しい音楽から“ 借りてきた ”ものは、全くない。
これは、生徒たちにとって、音楽を良く理解するためには、
間違いなく、重要なことである。
★全体的に、かなり演奏能力を求められるが、
チェロを 2、 3年 勉強した初心者でも、第 3チェロパートならば、
演奏できるようにも、書かれてある。
特に、Nr.5 の 「 Siciliano シチリアーノ 」 と 、
Nr.6 の 「 Sarabande vom Froschkönig カエルの王様のサラバンド 」 は、
そうである。
「 教則本的な要素 」 をもっていることも、指摘しています。
★この 「 虹のチェロトリオ集 」 については、2010・9・2の当ブログ、
http://blog.goo.ne.jp/nybach-yoko/d/20100902 も、ご覧ください。
https://www.academia-music.com/academia/search.php?mode=detail&id=1501639732&title_type=score
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