2007/10/15(月)
★金木犀が芳しく香り始め、ようやく秋らしくなってまいりました。
お元気でお過ごしのことと存じ上げます。
★ことし5月、チェロのマエストロ「ヴォルフガング・ベッチャー先生」に、
演奏していただきました私の作品集が、CDとして完成いたしました。
≪ヴォルフガング・ベッチャー 日本を弾く≫という題のCDです。
新作の「無伴奏チェロ組曲第1番」のほか、「箱根八里による変奏ファンタジー」、
「平成越殿楽」、「荒城の月幻想」、「童謡集」など5曲が録音されています。
★ベッチャー先生は、日本ではあまり有名ではありませんが、
チェロ奏者として、最高の演奏家であると、私は、かねてより尊敬しております。
音楽の骨格を捉えた解釈、心地よいリズム感、甘くかつ知性に裏打ちされた歌わせかた、
襞に染み入るようなヴィブラート、心を湧き立たせるピッチカート・・・など、
音楽を聴くことがこんなにも喜びをもたらし、心が豊かになることかと、
先生の演奏に接するたび、いつも感動いたします。
同時に、先生は、大変優れた教育者でもあります。
限りなく優しく、丁寧な教えをお受けになった方は、終生の師と仰がれます。
★先生は、私の無伴奏チェロ組曲第1番について、
「たくさんのチェリストが、これから弾くことでしょう」と、評価してくださいました。
ことし6月7日、ベルリン市庁舎でのフンボルト財団・記念演奏会で、
この第1番のプレリュードと終楽章を、わざわざ初演していただきました。
とても光栄なことです。
★CDのマスタリング(原盤製作)は、日本で第一人者のJVC・杉本様が、
ご多忙にもかかわらず、一生懸命、作ってくださいました。
臨場感溢れる素晴らしい音質のCDとなりました。(詳細は、ブログに掲載中です)。
どうぞ是非一度お聴きいただき、ご意見を賜れば、幸甚に存じます。
******************************************************************
★ヴォルフガング・ベッチャー
1935年ベルリン生まれ。現在のベルリン芸術大学で、ボリス・ブラッヒャー、
エルンスト・ペッピングに作曲理論を、リヒャルト・クレムにチェロを学ぶ。
後に、モリス・ジャンドロン、エンリコ・マイナルディに師事。
カラヤン時代のベルリン・フィルハーモニーで、1963年から76年まで首席チェリスト。
「ベルリン・フィル12人のチェリスト」のメンバーとしても活躍する。
1976年、クレムの後を継ぎ、ベルリン芸大のチェロ教授に就任、
同フィルのコンサートマスターだったトーマス・ブランディスと
「ブランディス弦楽四重奏団」を結成し、活発な演奏活動をする。
門下からたくさんのソリスト、室内楽奏者などを輩出し、
現在、ベルリンフィルのチェロ奏者12人のうち7人が、ベッチャーの下で学ぶ。
ソリストとしては、ヨッフム、イッセルシュテット、マタチッチ、ツェンダー、
チェリビダッケ、ロビツキーなどの名指揮者と共演。
また、デュティーユ、リゲティー、ブリテン、ルトスラフスキーなど
現代作曲家のチェロ協奏曲も、積極的に演奏している。
チェロは、ヴェネチアのマッテオ・ゴフリラー1722年製作。
弓は19世紀ペテルスブルグのキッテル作。
(故パブロ・カザルスのチェロは1733年ゴフリラー)
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■「ヴォルフガング・ベッチャー 日本を弾く」■
●無伴奏チェロ組曲 1番
1 雪国の祝い歌 2 山笑う(春の胎動) 3 惜春 4 山の神への祈り
5 田植え歌 6 五月雨(さみだれ) 7 田植え歌 8 青田波
●9 箱根八里による変奏ファンタジー
●10 走馬灯~9つの日本の童謡
●11 荒城の月幻想
●12 平成越殿楽
▼▲▽△▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲▽△▼▲
★金木犀が芳しく香り始め、ようやく秋らしくなってまいりました。
お元気でお過ごしのことと存じ上げます。
★ことし5月、チェロのマエストロ「ヴォルフガング・ベッチャー先生」に、
演奏していただきました私の作品集が、CDとして完成いたしました。
≪ヴォルフガング・ベッチャー 日本を弾く≫という題のCDです。
新作の「無伴奏チェロ組曲第1番」のほか、「箱根八里による変奏ファンタジー」、
「平成越殿楽」、「荒城の月幻想」、「童謡集」など5曲が録音されています。
★ベッチャー先生は、日本ではあまり有名ではありませんが、
チェロ奏者として、最高の演奏家であると、私は、かねてより尊敬しております。
音楽の骨格を捉えた解釈、心地よいリズム感、甘くかつ知性に裏打ちされた歌わせかた、
襞に染み入るようなヴィブラート、心を湧き立たせるピッチカート・・・など、
音楽を聴くことがこんなにも喜びをもたらし、心が豊かになることかと、
先生の演奏に接するたび、いつも感動いたします。
同時に、先生は、大変優れた教育者でもあります。
限りなく優しく、丁寧な教えをお受けになった方は、終生の師と仰がれます。
★先生は、私の無伴奏チェロ組曲第1番について、
「たくさんのチェリストが、これから弾くことでしょう」と、評価してくださいました。
ことし6月7日、ベルリン市庁舎でのフンボルト財団・記念演奏会で、
この第1番のプレリュードと終楽章を、わざわざ初演していただきました。
とても光栄なことです。
★CDのマスタリング(原盤製作)は、日本で第一人者のJVC・杉本様が、
ご多忙にもかかわらず、一生懸命、作ってくださいました。
臨場感溢れる素晴らしい音質のCDとなりました。(詳細は、ブログに掲載中です)。
どうぞ是非一度お聴きいただき、ご意見を賜れば、幸甚に存じます。
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★ヴォルフガング・ベッチャー
1935年ベルリン生まれ。現在のベルリン芸術大学で、ボリス・ブラッヒャー、
エルンスト・ペッピングに作曲理論を、リヒャルト・クレムにチェロを学ぶ。
後に、モリス・ジャンドロン、エンリコ・マイナルディに師事。
カラヤン時代のベルリン・フィルハーモニーで、1963年から76年まで首席チェリスト。
「ベルリン・フィル12人のチェリスト」のメンバーとしても活躍する。
1976年、クレムの後を継ぎ、ベルリン芸大のチェロ教授に就任、
同フィルのコンサートマスターだったトーマス・ブランディスと
「ブランディス弦楽四重奏団」を結成し、活発な演奏活動をする。
門下からたくさんのソリスト、室内楽奏者などを輩出し、
現在、ベルリンフィルのチェロ奏者12人のうち7人が、ベッチャーの下で学ぶ。
ソリストとしては、ヨッフム、イッセルシュテット、マタチッチ、ツェンダー、
チェリビダッケ、ロビツキーなどの名指揮者と共演。
また、デュティーユ、リゲティー、ブリテン、ルトスラフスキーなど
現代作曲家のチェロ協奏曲も、積極的に演奏している。
チェロは、ヴェネチアのマッテオ・ゴフリラー1722年製作。
弓は19世紀ペテルスブルグのキッテル作。
(故パブロ・カザルスのチェロは1733年ゴフリラー)
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■「ヴォルフガング・ベッチャー 日本を弾く」■
●無伴奏チェロ組曲 1番
1 雪国の祝い歌 2 山笑う(春の胎動) 3 惜春 4 山の神への祈り
5 田植え歌 6 五月雨(さみだれ) 7 田植え歌 8 青田波
●9 箱根八里による変奏ファンタジー
●10 走馬灯~9つの日本の童謡
●11 荒城の月幻想
●12 平成越殿楽
▼▲▽△▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲▽△▼▲
michihiro8ma(アットマーク)hotmail.com
であります。アットマークを半角@に御変換下さいませ。
私もベッチャー氏の大ファンでありまして、斯様な新録音の御作成を心より嬉しく思う者で御座居ます。
所で、彼のCDは如何にして入手出来ましょうか。御教示下されば幸いです。