■第 8回 平均律アナリーゼ講座は、10月 8日 ( 金 ) です■
2010.9.9 中村洋子
★本日は、第 7回 平均律アナリーゼ講座を、開催いたしました。
幸い、心配しました台風も直前に消滅し、秋風の吹く、
明るく、心地よい一日でした。
バッハが好きな、音楽愛好家の皆さまも、
新しく、たくさんお出でになりました。
★平均律 第 1巻の 6番フーガから、
7番が、どのように導き出され、
(次回講座の) 8番へと、つながっていくか、
についても、詳しく、お話しいたしました。
★10月は、平均律 1巻のなかでも、最も人気のある 8番です。
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■ 中村洋子「バッハ 平均律クラヴィーア曲集 アナリーゼ講座」 ■
▼第 8回 第 1巻 第 8番 変ホ短調 前奏曲 と 嬰ニ短調 フーガ
≪平均律8番は、ゴールドベルク変奏曲とどのように、つながっているか≫
日時: 2010年 10月 8日(金) 午前 10時 ~ 12時 30分
会場: カワイ表参道 2F コンサートサロン・パウゼ
会費: 3,000円 ( 要予約 ) Tel.03-3409-1958
★平均律1巻 全24曲のちょうど、三分の一の 8番に到達しました。
8番は、この曲集の白媚ともいえる曲です。
≪ 前奏曲が変ホ短調 ≫、≪ フーガが嬰ニ短調 ≫ という、
革命的な、異名同音調です。
ここに、壮年期のバッハの、気迫に満ち満ちた、
意気込みが、伝わってきます。
★この傑作は、実は、バッハの
「 ゴールドベルク変奏曲 」 ( 1741 ~ 2年に出版 ) とも、
深い関係があります。
そこを、鋭く察知し、演奏に活かしたのが Glenn Gould です。
グレン・グールドは、どこに着眼し、そして、
彼独自の演奏を生み出していったか・・・ ?
★それが、この8番の分析で、明らかになります。
バッハが、平均律 1番から 8番まで、
展開させながら作曲し、配列していったことを、
グールドは、熟考し、見つめていたのです。
★今回は、この傑作を、じっくり腰を据えて、
丹念に、アナリーゼします。
この 8番を、ご自身のものとして捉えることができますと、
平均律第 1巻 の大平原を、自分の目で眺め、
全体を、見通すことが出来るのです。
● 今後のスケジュール
第 9回 11月 16日 (火) 第 9番 ホ長調 前奏曲&フーガ
午前 10時~12時 30分 会費:3,000円
■ 講師:作曲家 中村 洋子
東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。
ピアノ、チェロ、ギター、声楽、雅楽、室内楽などの作品を発表。
2003年~ 05年、アリオン音楽財団
≪ 東京の夏音楽祭 ≫で、新作を発表。
07年、自作品 『 無伴奏チェロ組曲第 1番 』 などを、
チェロの巨匠 W.ベッチャー氏が演奏した
CD 『 W.ベッチャー 日本を弾 く』 を 発表する。
08年 9月、CD 『 龍笛&ピアノのためのデュオ 』 と、
ソプラノとギターの CD 『 星の林に月の船 』 を発表。
09年10月、『 無伴奏チェロ組曲第 2番 』 が、W.ベッチャー氏により、
ドイツ・マンハイムで初演される。
08~09年にかけ、 『 バッハのインヴェンション・アナリーゼ講座 』
全15回を開催。
10年 『 無伴奏チェロ組曲第 1番 』 の楽譜が、ベルリン リース&エアラー社
Ries & Erler Berlin から出版される。
10年 CD 『 無伴奏チェロ組曲第3番、2番 』
( W.ベッチャー演奏 ) を、発表。
10年 『 レーゲンボーゲン・チェロトリオス ( 虹のチェロ三重奏曲集 ) 』 の楽譜が、
ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
Musikverlag Hauke Hack 社から、出版される。
*ブログ: 「 音楽の大福帳 」 http:// blog.goo.ne.jp/nybach-yoko
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■カワイ表参道
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-1
Tel.03-3409-1958
http://shop.kawai.co.jp/omotesando/
omotesando@music.kawai.co.jp
( 酢橘 )
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