音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■≪第 3回平均律クラヴィーア曲集・アナリーゼ講座≫のお知らせ■

2010-02-19 22:21:12 | ■私のアナリーゼ講座■
■≪第 3回平均律クラヴィーア曲集・アナリーゼ講座≫のお知らせ■
            第 1巻 3番 嬰ハ長調 前奏曲とフーガ
     ★ショパンの前奏曲 「雨だれ」 は、平均律 3番の“申し子”

                       10.2.19 中村洋子

★第 3回アナリーゼは、2010年 3月 30日 火曜日です。


★平均律クラヴィーア曲集 第 1巻の 3番は、

「♯が 7つ付く」 嬰ハ長調という、画期的な調号です。

しかし、第 2回講座でお話しました 「暗譜の方法:そのⅡ」を、

実践していただければ、どなたでも、

この 「たくさんの♯」を、臆することなく、

容易に、鳥が羽ばたくような、美しいこの前奏曲を、

弾くことが、可能です。
 

★嬰ハ長調の異名同音調は、「変ニ長調」です。

ショパン「前奏曲集Op. 28の15 変ニ長調」 は、

有名な 「 雨だれ 」 です。

ショパンの前奏曲集が、平均律の前奏曲を規範として、

作曲されましたことは、この第 1回講座で、

両曲集の 1番を対比させて、ご説明いたしました。

「 雨だれ 」 も、この 3番嬰ハ長調の “申し子” のような曲です。

バッハをしっかりと学べば、骨格のはっきりとした、

真の “ショパン” を、弾くことができます。

 
★平均律 3番の前奏曲&フーガは、1番を発展させたものです。

1、 2、 3番の各曲どうしの関係も、ご説明すると同時に、

ショパンが 3番フーガからも、どんな “宝物” を、

見つけ出したか、お話いたします。


★この講座は、音楽をバッハを、

心から、愛している方々のためのものです。

難しいことはやさしく、分かりやすいことは、

さらに、深くご説明いたします。


■日時:2010年 3月 30日(火)午前 10時~12時半
 
 会場:カワイ表参道 2F コンサートサロン「パウゼ」

 会費:3000 円 (要予約)

 参加ご予約・お問い合わせは カワイミュージックスクール表参道
 Tel.03-3409-1958 omotesando@kawai.co.jp

★★第2回講座で、配布しました「第3回目講座の案内」は、開催日の
曜日を、誤って木曜としていましたが、「火曜日」が正しい曜日です。
お詫びして訂正いたします★★

 
■講師:作曲家 中村 洋子
東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。日本作曲家協議会、日本音楽著作権協会(JASRAC)の各会員。ピアノ、チェロ、ギター、声楽、雅楽、室内楽などの作品を発表。2003 年~05 年、アリオン音楽財団《東京の夏音楽祭》で、新作を発表。自作品「無伴奏チェロ組曲1番」などをチェロの巨匠W.ベッチャー氏が演奏したCD『W.ベッチャー 日本を弾く』を07 年、発表する。08年9月、CD「龍笛&ピアノのためのデュオ」とソプラノとギターの「星の林に月の船」を発表。09年10月、「無伴奏チェロ組曲第2番」が、W.ベッチャー氏によりドイツ・マンハイムで初演される。08~09年にかけ、「バッハのインヴェンション・アナリーゼ講座」全15回を開催。
*中村洋子プログ:「音楽の大福帳」
http;// blog.goo.ne.jp/nybach-yoko


・第4回 4月28日(水)4番 嬰ハ短調の前奏曲とフーガ
                  + Beethoven「月光」との関係

       
                          (バレンタインデーの贈り物です)
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