■第6回 バッハ・インヴェンション・アナリーゼ講座の概要■
09.1.30 中村洋子
★1月27日、カワイ表参道「コンサートサロン・パウゼ」で、
≪第6回インヴェンション・アナリーゼ講座≫を、開催しました。
大勢の熱心な受講者の中には、海外でこのブログをお読みになり、
一時帰国を利用されて、わざわざ参加された方も、
何人か、いらっしゃいました。
大変にうれしく、心より感謝申し上げます。
★今回は、インヴェンションとシンフォニアの各6番と
舞曲との関連性、
さらに、「アンナ・マグダレーナ・バッハのクラヴィーア小曲集」の
舞曲について、お話しました。
年末、ベッチャー先生が送ってくださった、
先生ご自身の、アンナ・マグダレーナについての論文を、
念頭に置いて、解説いたしました。
さらには、同時期に相前後して、作曲されました
「パルティータ」や、ピアニストも勉強すべきである
「無伴奏チェロ組曲」にも、触れました。
★また、ベッチャー先生が、昨年発表されました
「無伴奏チェロ組曲」のCD(写真は、そのジャケット)から、
舞曲を一曲、皆さまと聴き、バッハの重要な作品を、
楽器にかかわらず勉強することが、いかに、必要であるか、
ご一緒に、体験しました。
★先生は、バッハのチェロ組曲の一つの旋律から、
『2声、3声、あるいは4声までを頭に描いて、
演奏すべきである』と、書かれています。
インヴェンションのような、鍵盤楽器作品についても、
当然のことながら、同じことがいえます。
★逆に、細かいパッセージを、
2声または1声に集約する作業も、とても大切です。
それには、和声の知識、経験が欠かせません。
和声と申しましても、難しい和声記号と格闘するのではなく、
鍵盤上で、音となった和声の流れを、実際に、
理解していただきたい、と思い、
自作の資料を、皆さまにお配りしました。
★大バッハが、息子たちに囲まれ、
妻と一緒に、書き足して言った
「アンナ・マグダレーナ・バッハのクラヴィーア小曲集」を、
大バッハは、きっと、このような形で、
息子や弟子たちに、教えたのではないか、と
私は想像して、資料をお作りしました。
★次回2月17日(火)の「第7回講座」 では、
「アンナ・マグダレーナ・バッハのクラヴィーア小曲集」から、
声楽作品も、取り上げ、
≪歌うということとは、どういうことなのか≫という視点から、
インヴェンション、シンフォニアの7番との、関連を分析いたします。
★この講座は、第1回から、連続して受講していただいている方が、
本当にたくさん、いらっしゃいます。
家事やお仕事、育児などの合い間を縫っての、ご参加です。
さらに、アンケートも真摯にお書きいただき、
私にとって、とても、いい励ましになります。
≪インヴェンション≫という大宇宙を、探求する試みの、
良き道連れとして、心の大きな支え、ともなっております。
この場で、皆さまに重ねてお礼申し上げます。
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲
09.1.30 中村洋子
★1月27日、カワイ表参道「コンサートサロン・パウゼ」で、
≪第6回インヴェンション・アナリーゼ講座≫を、開催しました。
大勢の熱心な受講者の中には、海外でこのブログをお読みになり、
一時帰国を利用されて、わざわざ参加された方も、
何人か、いらっしゃいました。
大変にうれしく、心より感謝申し上げます。
★今回は、インヴェンションとシンフォニアの各6番と
舞曲との関連性、
さらに、「アンナ・マグダレーナ・バッハのクラヴィーア小曲集」の
舞曲について、お話しました。
年末、ベッチャー先生が送ってくださった、
先生ご自身の、アンナ・マグダレーナについての論文を、
念頭に置いて、解説いたしました。
さらには、同時期に相前後して、作曲されました
「パルティータ」や、ピアニストも勉強すべきである
「無伴奏チェロ組曲」にも、触れました。
★また、ベッチャー先生が、昨年発表されました
「無伴奏チェロ組曲」のCD(写真は、そのジャケット)から、
舞曲を一曲、皆さまと聴き、バッハの重要な作品を、
楽器にかかわらず勉強することが、いかに、必要であるか、
ご一緒に、体験しました。
★先生は、バッハのチェロ組曲の一つの旋律から、
『2声、3声、あるいは4声までを頭に描いて、
演奏すべきである』と、書かれています。
インヴェンションのような、鍵盤楽器作品についても、
当然のことながら、同じことがいえます。
★逆に、細かいパッセージを、
2声または1声に集約する作業も、とても大切です。
それには、和声の知識、経験が欠かせません。
和声と申しましても、難しい和声記号と格闘するのではなく、
鍵盤上で、音となった和声の流れを、実際に、
理解していただきたい、と思い、
自作の資料を、皆さまにお配りしました。
★大バッハが、息子たちに囲まれ、
妻と一緒に、書き足して言った
「アンナ・マグダレーナ・バッハのクラヴィーア小曲集」を、
大バッハは、きっと、このような形で、
息子や弟子たちに、教えたのではないか、と
私は想像して、資料をお作りしました。
★次回2月17日(火)の「第7回講座」 では、
「アンナ・マグダレーナ・バッハのクラヴィーア小曲集」から、
声楽作品も、取り上げ、
≪歌うということとは、どういうことなのか≫という視点から、
インヴェンション、シンフォニアの7番との、関連を分析いたします。
★この講座は、第1回から、連続して受講していただいている方が、
本当にたくさん、いらっしゃいます。
家事やお仕事、育児などの合い間を縫っての、ご参加です。
さらに、アンケートも真摯にお書きいただき、
私にとって、とても、いい励ましになります。
≪インヴェンション≫という大宇宙を、探求する試みの、
良き道連れとして、心の大きな支え、ともなっております。
この場で、皆さまに重ねてお礼申し上げます。
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲