嗚呼、めくるめく「やぐら茶屋CM」の世界!当時は田舎の高校生でなんの恩恵もなかった俺。でもなつかしいものの連発に細かいストーリーのアラとかツメの粗さなんてどうでもよくなり、実体のない楽しさのバブルに浸っていた2時間だった。欲を言えばもっと当時の街とか流行りもんをしっかりみたかったわ。テーマパークがあったら行きたいし、洗濯機でも何でも入るから行けないかなぁ!レッツ飲みニュケイションの時代。
上映中ずっと2画面ワイプのまんまという実験的な作品。試みはすごく面白いと思ったから見にいったのに脚本がつまんなすぎ。はじめは口説く男と口説かれる女のやりあいに見えたのに、全貌が見えてくるにつれてガッカリする展開ってどうよ?こういう駆け引きものの場合、どうせなら3分割して、両ワキでお互い考えていることを見せた方がええんちゃうか?両者の心のパラメーターをデータ放送で見せるドラマなんてのも面白いかも。
プラダを着たなんとかみたいな、都会の自称疲れたOL向け「つかの間妄想」映画。展開はベタベタだし対比ストーリーとのバランスも悪いので、途中から気になるのはキャメロン・ディアスの目尻の皺ばかり。あといい加減、仕事頑張ってる女性像つくるのにカタカナ職業持ち出すのやめたらいいのに。でもああいう嘘臭さ満開のおとぎ話の方が女子にはウケるんだろうなあ?