深キョンこと深田恭子さんが「適応障害」のためしばらく休養するという発表があったのには驚きました。あの深キョンが? どうして?
すると数日後に、今度はテニスの大坂なおみ選手が、全仏オープンで記者会見を拒否し、主催者側から罰金処分を受けて大会を棄権、「会見拒否」の理由は数年前から彼女が「うつ」に苦しんでいたから…というニュースが流れた。あの「熱血のアスリート」大坂選手が「うつ」とは。これまた、どうして?
深キョンや大坂なおみ選手のように、今を時めく女性がなぜ…?
不思議でならなかったのですが、人の心の中というのは、他人にはわかりませんからね~
さて、「適応障害」と「うつ」ですが。
このふたつはどう違うのか?
「適応障害」を広辞苑で引くと、
「自分の外的・内的状況にうまく適応できないことに起因する精神的疾患または症状。身体面や行動面の不調を起こすこともある」
と書かれています。
つまり、ある特定の状況や環境が自分にとって耐えがたいと感じ、強いストレスとなって気分や行動面に症状が現れるもので、憂うつな気分、不安感、焦りが生じたり意欲や集中力が低下、またイライラ感など。さらに身体症状としては頭痛、めまい、動悸、倦怠感などが起きるそうです。それがさらに進行するとうつ病になるというのですから、うつ病のほうが重いということなんですね。
大坂選手の場合は「うつ病」ではなく、「うつ的症状に苦しんでいた」と言われています。「うつ」を広辞苑で引くと、「気のふさぐこと」と書かれているだけです。しかし大坂選手はうつ病とまではいかなくても「長い間うつに苦しんでいた」ということだから、やはり相当な心の病だったんでしょうね。
かつて、僕の周辺にも、心の病で苦しんでいた人が結構いました。同じ職場で働いていた同世代の友人は、僕なんかよりはるかに物に動じない剛毅な男でしたが、別の職場になってから後、突然、心の病で職場から姿を消しました。また、有志で作っていた野球チームの若手だった後輩も、上司のパワハラに耐えきれず出勤できなくなり、藤井寺の駅前にある心療内科に通っていました。
こういう症状は性格的に真面目な(もっと言えば真面目すぎる)人がかかりやすいようです。真面目なだけに、物事に取り組む姿勢も真っすぐで、それが強いストレスを生じさせたりするのかな、と素人ながらに思うわけです。と言って、性格は簡単に変われませんからね。自分でわかっていてもすぐにストレスを感じてしまう。そういう気持ちを察すると、胸が痛みます。
それにしても「心の病」って、適応障害やうつ病のほかにもいろいろあるようですね。「統合失調症」と言われていた人も知っていますし、学生時代からの親友が「パニック障害」になったこともありました。他にも神経症(いわゆるノイローゼ)とか、双極性障害(いわゆる躁うつ病)とか…。いずれも心の病だと思うのですが、精神医学的には少しずつ違うのでしょうかね~
ともあれ深キョンは、モミィが日頃から彼女の出ているCMを見るたびに「テレビに出ている女の人で一番美人やなぁ」と目を光らせている女優さんだし、早く復帰してほしいです。また、大坂なおみ選手も、一時はどうなることかと思いましたが、彼女に理解を示す人たちも多く出てきて、本人も「五輪に出場したい」と意欲を見せているので、これ以上悪い事態にはならないようで安心しました。
それにしても、ありきたりな表現ですが、人の心の中というのは、本当にデリケートだし、複雑で微妙ですねぇ。
次回は僕が医師から「うつ」と診断されたときの話をしたいと思います。発端は耳鳴りでした。
深キョンや大坂選手のようなチョー有名人と並べて語るわけではありませんけど、まあ、僕もこういうことにはとても関心がありますので。
ではまた次回。
皆さま、良い週末を!
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