僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

アジア杯 日本優勝 !

2011年01月30日 | スポーツの話題

オーストラリアは悔しいだろうな~。
試合展開では断然優位に立っていた。
何度も日本のゴールに迫り、決定的チャンスを作り、シュートした。
それを、キーパー川島が “奇跡” とでも形容したい好守で阻止した。
そして延長後半、劣勢をはねのけ、日本が鮮やかにゴールを決めて勝利した。

実に見ごたえがあるというか、恐ろしいというか、背筋が寒くなる試合だった。

                                

昨晩は午後9時に寝た。
睡眠薬を飲まずに寝ると、いつもだいたい3時間以内に目が覚めてしまう。
そういう忌まわしい習性も、たまには利用して役立たせなければならない。

深夜12時から、サッカーアジア杯決勝、日本×オーストラリア戦が始まる。
睡眠薬なしで寝たら、必ず12時までには目を覚ます…はずだった。

ところが、こんなときに限って思い通りにはならず、目覚めたのは12時半であった。

「えらいこっちゃ」
さっそくテレビをつけると、試合は前半23分になるところで、0対0であった。
あ、よかった、まだどちらにも点が入っていない。

しかし、実況を聞いていると、どうも日本は押されているらしい。
現に、いま目の前で展開されている試合も、ボールを支配しているのは敵方だ。

そのあと、日本は何度もピンチを迎えた。
うわっ、もうダメ、と目をつむりたくなるシーンが何度あったことか。

相手と日本のキーパーとが1対1になる絶体絶命のピンチ。
シュート! 低い弾道でボールが矢のように日本のゴールに突進する。
…しかし、川島が右足1本でこれをはじき返した。

ある時、またも相手が日本のディフェンスをかわしてキーパーと1対1。
今度はやられた! と思ったら、川島が飛び込んで、ボールにしがみついた。
天を仰ぎ、悔しがるオーストラリア選手。

またある時は、相手の強烈なシュートがゴール・バーのわずか下のワクへ飛んだ。
思い切りジャンプした川島が、右手の先っぽでこれをはね返した。
頭を抱え込み、しゃがみこむオーストラリア選手。 

さらにまたある時は、ゴール前の混戦で川島が倒れた。
そこへ敵のボールが、ゴールに入った。
…かに見えた。
オーストラリアのベンチの控え選手たちが、思わず立ち上がって小躍りした。
しかし、審判は得点を認めなかった。
ビデオが流れた。 
ボールはラインのギリギリのところで日本選手がクリアしていた。 やれやれ…

延長戦の前半まで、おおむねこんな調子であった。 
日本は相手ゴールに迫ってもなかなかシュートが打てない。
長友が元気に走り回り、クロスを上げ、岡崎がヘディングシュート!
という、絶好のチャンスもあったが、これもシュートが枠から外れた。

しかし延長後半4分に、その長友がまた見事な動きを見せ、クロスを上げた。
ゴール前に、日本の李がいたが、周囲に相手がいない完全ノーマーク状態。
飛んできた来たボールをそのまま蹴り跳ばした李のシュートは素晴らしかった。
ボールは相手のゴールを突き刺した。 キーパーは一歩も動けない。
ついに1点を取ったのである。 ぱちぱちぱちぱち。

さあ、試合終了まであと1分…というとき。
韓国戦で最後の最後に同点に追いつかれ、PK戦にもつれこんだあの試合。
見ていた誰もがそれを思い出していたに違いない。
案の定、ペナルティエリア付近で日本が反則を取られて相手のフリーキック。
絶体絶命のピンチを迎えた。 あぁ、これまた寿命が縮まる思いである。

蹴る、蹴り返す、ぶつかる、もつれる。 黄色のユニフォームがゴールに押し寄せる。

これが平静に見ていられるだろうか。

日本の必死のディフェンスで、なんとかピンチを逃れた瞬間に、
ゲーム終了のホイッスルが、歓声の中で高らかに鳴り響いた。

ドーハで行われたアジア杯。 日本、2大会ぶり4度目の優勝である。 

18年前、同じドーハで、ロスタイムに失点して初のW杯出場を逃した日本。
あのドーハの悲劇の舞台が、今度は歓喜の舞台となった。

午前3時、テレビを見終えて寝た僕は、3時間後の午前6時には目が覚めた。
浅い眠りで、寝ているのか起きているのかよくわからない3時間だった。

真夜中に興奮して見た試合が、なんだか夢のように思える。

いま、午前8時少し前である。

8時からはじまる 「サンデーモーニング」 で、試合を振り返るのが楽しみだ。

 

 

 

 

 

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4 コメント

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僻み根性です。 (てつお)
2011-01-30 18:27:16
サッカー勝ちましたね、まさか勝てるとは思ってませんでしたが、取りあえずおめでとうです

僕は高校時代弱小ラグビー部に所属してました、グラウンド半々でサッカー部と譲り合いながら練習してましたが、人気も実力もサッカー部が上で、女の子はきゃ~きゃ~言って僕たちには見向きもせず見学してました、
其のころからかサッカーに対してはコンプレックスを持つようになり・・ちょっと嫌いです。

マネージャーも向こうは20~30人位、こっちは2人と圧倒的に凌駕されていました、ラグビーは汚い、男臭い、暴力的と人気がありませんでしたね、そもそもそんなラグビー部に入ったのといわれれば、しかたないけど・・・中学の陸上部の先輩に言われ半ば強制入部でしたので・・トホホ・・です。

でもご存じか?”スクールウォーズ”というラグビーを主題にした青春ドラマが始まりラグビー部も劇的に日の目を浴びる日が来ました、それと昔、新日鉄釜石の森選手がうちの高校に公演にいらっしゃり、1時間位特別コーチをして下しました、公演が非常の面白く生徒達を引きつけていましたので、その日だけで10人位マネージャーが入部し、その時の練習も全校生徒の見守る中での練習になりました。

いやいやドラマの影響は測り知れない物がありますね。

あっそれから先日の相撲の座布団の件ですが報告が遅れました、
威力業務妨害で捕まったら、指示したのは誰だと聞かれた時、 ”以前松原市役所の勤務されていた のんさん とすぐゲロしそうなので、事務所の反対むいて ”耳鳴りの馬鹿やろ~” と叫んできました、無力ですみません(笑)
返信する
青春とは何だ (てつおさんへ)
2011-01-31 04:49:29
時代が悪かったですね、てつおさん。
確かにサッカー人気に比べると、ラグビーは注目度が低いです。

しかし、サッカーも平成5年にJ・リーグが発足するまでは、
一部の熱心なファンに支えられていただけのスポーツでした。
「あんな、手を使われへんようなスポーツは見ていてイライラする」
と、プロ野球阪神ファンの友人は、サッカーをこきおろしておりました。

むかしはラグビーがスポーツの中のスポーツでした。
これぞ男のスポーツ、そして友情とロマンが華を添え…
それは「青春とはなんだ」の大ヒットを見てもわかります。

「スターウオーズ」…じゃない、「スクールウオーズ」は80年代のドラマですが、
その「青春とはなんだ」は、それよりさらに20年も前のドラマです。
爆発的にヒットしました。

実にテレビの影響は、大きいですね。
あの頃、誰もがラグビーにあこがれ、太陽に向かって意味もなく走り、
そして「白い雲のバカヤロー!」 と叫んでいました。

てつおさんの「耳鳴りのバカヤロー!」は、まさにラガーマンの叫びでありましょう。
いや、どうも、お疲れ様でした。
返信する
Unknown (コスタクルタ)
2011-01-31 08:51:06
日本、見事です!
決定期はオーストラリアが多かったんですが、内容は日本の方が良かったです。
結果が全ての大会です。
この勝利は、ドイツW杯の負けをチャラにしました。
コンフェデが楽しみです。
返信する
ドイツの雪辱を果たしましたね (コスタクルタさんへ)
2011-01-31 20:50:30
えぇ? 内容は日本のほうが良かったですか…?
う~ん、コスタちゃんと一緒にこの試合を観戦していたら、
もうちょっと余裕を持って見ることができたのにね~。

つまり、日本は、勝つべくして勝った…ということで。
うれしいですねぇ。

5年前のドイツW杯の緒戦…
オーストラリアに信じられない大逆転負けを喫したあの悔しさが、
今回の勝利によって、す~~~っとしました。

コンフェデに出られただけでも素晴らしいのですが、
ここはひとつ、欲を出しましょう。
返信する

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