さて、愛染坂を下ったあと、左(南)へ曲がり、狭い道を5分ほど歩くと清水(きよみず)坂が見えてきました。愛染坂を下ったのですから、今度は清水坂を上るということになります。
スロープがついているので、自転車もOKです。
この坂道を上がったところに案内板がありました。
ここに「新清水清光院に登る坂道をいう」という説明が出ています。そのとおり、このすぐ近くにお寺があります。それが「清水寺」なんですよね。正式には「有栖山清光院清水寺」という名称だそうですが、上の案内板を見ると「新清水寺」とも書かれています。
江戸時代に、それまで別の名だったのが、京都の清水さんから千手観音をいただいたことをきっかけに寺の名を清水寺に改めたということです。お寺が高台にあるので、本家を真似して「舞台」を造り、さらに境内に「音羽の滝」とそっくり同じ形の滝をこしらえて、大阪版清水寺ができたのです。
その清水寺をご覧ください。
中へ入り、墓地の中をまっすぐ歩いて行くと、その突き当りに…
「清水の舞台」があります。
ここから大阪の街の西側が一望できます。
左の方に通天閣も見えますね。
先ほどの案内板に、
境内南側のがけから流れ出る玉出の滝は、大阪唯一の滝として知られている。
と書かれていた「玉出の滝」というのは、墓地から石段を下へ降りていって、左手に曲がったところにひっそりとあります。
これがまた、京都の清水寺の音羽の滝とそっくりで、筧(かけい)が3本突き出していて、水がちょろちょろと流れ落ちています。これが「大阪で唯一の滝」なんだそうです。
玉出の滝です。
これが「滝」か? と思いますけど、次の写真を見てください。
こちらが本家、京都・清水寺の音羽の滝。超有名な「滝」ですね~
本当によく似ていますよね。
京都の清水寺の舞台や音羽の滝は観光客でごったがえしていますが、こちら天王寺の「清水寺」は、舞台も滝も、ひっそりとして、どこにも人影はありませんでした。
そんなことで清水坂を上がり、清水寺を散策した後、次の「天神坂」に向かいました。
「天王寺七坂」は次回で終わります。
皆さん、もう少しのご辛抱です(笑)。
「大阪市内」で唯一、という意味なんでしょうか?
三光神社の上の真田山陸軍墓地のことですが、
あの付近一帯を歩いた時、三光神社の場所がわからず、真田山公園で掃除をしていたおっちゃんに教えてもらいました。
そして三光神社へ行き、そのあと、またその付近をぶらぶらと歩いたのですが、
お墓がたくさん並んでいるところへ出て、そこから明星高校のグラウンド(?)が見えたような気がします。
けっこう高い場所にあったので、見晴らしのええとこやなぁ、と思ったのを覚えています。
そこがyukariさんのおっしゃる陸軍墓地だったのかも知れません。
最近、僕もそのニュースの墓地を見て、妻に「真田丸のところとよく似てるわ」
と言ったりしたのですが、
やっぱりあの見晴らしのよかった墓地がそうやったんかなぁ……
受けている生徒になっております。
こんな所があったとはー大人ーー
ほんとに京都の清水寺そっくりですね。
大阪唯一の滝。。。大阪人のほとんどが知りませんで~~。箕面の滝しか思いうまばないわww
でも、大阪の下町風情の中にこんな情緒がある場所がたくさんあるのには驚きました。
三光神社の上にある、真田山陸軍墓地にはいかれましたか?
子どもの時はしょっちゅう散歩がてらうろちょろしてたんですが、昔見た印象と大人になってからひさびさに行った時とは全く違い、何か身が引き締まる思いでした。数日前にニュースになってたと思います。
国に国立墓地としての要請をしている、という内容でした。