何はともあれ、日本がワールドカップの初戦で強豪コロンビアに勝ったのには驚きましたね~。日本中の大方の人たちが「勝てないだろうなぁ」と思っていたはずだし、僕なんかは「絶対勝てない」と思っていたくらいですから、テレビがお祭り騒ぎするのもわかる。まるで予選リーグ突破が確定したような騒ぎようだ。まぁ、勝負はこれからなので、まだ手放しでは喜べないけれど、この威勢のよさであと2試合を踏ん張り、決勝トーナメントに進出してほしいです。
この快挙に対して、海外のマスコミも日本を絶賛していました。しかし、その中で韓国メディアだけがちょっと複雑なコメントを出していました。どんなコメントかと言うと、
「韓国はスウェーデンに敗れ、日本はコロンビアに勝利した。これは誰も予想していなかったことで、韓国のサッカーファンの自尊心を傷つけた」
というものでした。韓国のサッカーファンは、日本は自分たちよりはるかに格下だと思っているから、今回の日本の勝利で「自尊心が傷つけられた」そうなのです。そんな発想は、いかにも韓国らしいですわ。
そこで思い出すのは2002年、日韓の共同開催となったワールドカップです。
日本と韓国が共に予選を突破してベスト16に進んだ。そして日本はトルコと対戦したが、雨の降りしきる仙台のスタジアムで日本は1対0で負けてしまった。
その日、仙台のスタジアムは雨だったので、観客に白い透明のレインコートを配った。で、普通ならスタンドは日本のサポーターの「サムライブルー」で埋め尽くされるはずだったのが、この日のスタンドはレインコートの白一色。これが日本代表選手の士気に影響し、力を出し切れなかったのではないか、な~んて言われたエピソードが残っています。
ま、その話は別として、一方の韓国は強豪イタリアを破って準々決勝に進んだ。しかしイタリアとの試合の審判の判定は疑惑だらけだった。延長にもつれ込んだとき、イタリアのエースであるトッティがゴール前に突進し、韓国選手の反則を受けPKだと思われた。しかし判定は、トッティがわざと倒れたということで、逆にそのトッティに2枚目のイエローカードが出され退場になってしまった。どう見てもトッティが被害を受けているのになんで退場やねん! というシーンだった。そしてそのシーンから数分後にも、イタリアが得点を決めたと思ったら、今度はそれがオフサイドという審判の判定で得点を取り消された。これも不可解な判定だった。一方では、その試合で韓国選手の度重なる悪質なプレーがあったにも関わらず、審判はイエローカードどころかファールを取ることもしなかった。結局そのあと、韓国選手がゴールを決めて勝ったわけだが、試合後、イタリアは連盟に提訴するなどして大モメにモメた。しかし、すでに試合は終わっているので判定は覆らず「誤審」は疑惑のまま終わってしまったが、その後、この時の審判はなぜか国際審判の組織から除名された。
そして次の準々決勝で、韓国はさらに強豪国のスペインと戦い、0対0の末、PK戦に勝って準決勝進出を決めた。この試合でも2度、スペインの得点がファウルの判定により取り消されていた。ビデオを見ると両方ともファールではなく、明らかにスペインが得点していた。世界中のメディアが「また韓国の試合で疑惑の判定!」と、こぞって非難した。
その他にも韓国戦に関する不可解な判定は数多くあった。いくら韓国が開催国だといっても、この大会の審判の判定はあまりにも韓国寄りだった。後にイタリア戦とスペイン戦の審判が韓国に買収されていたというニュースも報じられたが、真相はうやむやにされている。
結局韓国は、準決勝でドイツに1対0で敗れたが、それにしても当時の韓国メディアの騒ぎようは異様だった。そして日本に対しては「負けろ負けろ」という空気が露骨に伝わって来た。僕は今でもはっきりと覚えているが、テレビでニュースを見ていたら、日本がトルコに敗れた瞬間、モニターを見ていた韓国のマスコミの記者たちが全員万歳を叫び大拍手を送っていた。これには見ていて気分が悪くなった。日韓共同開催なんだから、お世辞にでもお互いの国を称えるのがマナーだろう。なのに韓国メディアの人間たちは日本が負けると、所かまわず大喜びしていた。日本のファンがこれを見て「韓国も負けてしまえ」と思うのは当たり前だろう。むろん僕もそう思った。
そんなこともあって、韓国にとって日本は、弱く、かつ目障りなチーム…という強い意識があるように見える。なので、今回の自国の敗戦と日本の勝利は「韓国のサッカーファンの自尊心を傷つけた」ということになるのだろう。
ともあれ初戦は日本が勝ち、韓国は負けました。予選は共にあと2試合あるのでまだまだわかりませんが、韓国は今日の深夜0時からメキシコと対戦します。メキシコはドイツを破る殊勲を立てましたが、元々強い国です。韓国はこのメキシコ戦に敗れたら予選敗退がほぼ決まりです。たとえ勝つか引き分けたとしても、そのあとに強豪のドイツ戦が控えているので予選突破はほぼ無理でしょう。
一方日本も、明日の深夜0時からセネガルと対戦しますが、これも難敵です。コロンビア戦は開始早々に相手が反則で退場し、11人対10人という有利な形で試合ができたという幸運に恵まれましたが、次もまた何かの幸運がなければ勝つことは難しいですよね。でも、日本には「威勢のよさ」みたいなものが生まれてきているので、そこに期待したいと思います。
いま、どこからか韓国のため息が聞えてくるような気がします。
一方、日本は「予選突破、いけるぞぉ!」という鼻息の荒さを感じます。
今日の韓国と明日の日本。共に夜中の0時から試合が始まります。2つとも見逃せない試合なので、寝る時間をうまく調整して、リアルタイムで観戦するつもりですが、どうか「ため息」と「鼻息」の関係が逆転しませんように。
わたし、祈ってます~ ♪
(古い歌やね~)
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