昨日の土曜日の朝、料理の仕込みをしようと、包丁で鶏肉を切っていた時、うっかり左手の親指の先っぽの方を切ってしまった。
いててててててててて~~~~
傷はそれほど深くはなかったけれど、けっこう血が出た。家族はまだ寝ている。左手を心臓より高く上げ、なるべく出血しにくい恰好をして薬箱を取り出し、消毒液を患部にふりかけ、バンドエイドを指先に二重に貼り、上から絆創膏を巻き付けて応急処置をした。しばらくするとバンドエイドに血が滲み出し、またそれを取り替えたりしながら、時間の経つのを待った。それでも、何かをした時にその親指がどこかに当たり、また「いてててて~~~」となり、その拍子に出血も増える。
起きてきた妻が、バンドエイドを貼り替えてくれたあと、ガーゼを当て、さらに包帯でグルグル巻いてくれた。こうすると、親指が何かに触れたり当たったりしても痛みを感じない。血がにじみ出るのもマシになったようだ。
やれやれ、と一安心したけれど、僕は血液をサラサラにするワーファリンという薬を飲んでいるので、人より血が止まりにくい。常々、医師や薬剤師から「出血を伴う怪我にはくれぐれも気をつけてください」と言われているのにねぇ。特に包丁を使う時は意識して注意するんだけど、昨日は早朝だったので、まだボケていたのかも知れない(まあ、昼間でもボケていますけど)。
「指騒動」が一段落した時、モミィが起きてきた。平日は6時前に起きて朝勉強をしているモミィだが、休日は起きるのが遅い。
「お・は・よ・う」と寝ボケまなこで部屋に入って来たモミィだが、声が極端にかすれている。妻が「熱を測りなさい」と体温計を渡す。それを脇に挟んで、まだモミィは寝ぼけた顔をしている。
「何度だった?」と、体温計を脇から外したモミィに、妻が尋ねた。するとモミィは、「え~っと。起きてすぐだから、高いのかもしれん」とぶつぶつ。
「それで、何度だったの?」と再び妻が聞く。それに対するモミィの答えは、
「え~っと、38度…」だった。
38度!
いくら寝起き直後でも高すぎる。風邪か、あるいはひょっとして、いま猛威をふるっているインフルエンザかもしれない。
「ご飯を食べた後、お医者さんに行くよ」と妻が言うと、モミィは眠そうな顏で「ふゎ~い」と頷いた。
そして妻に連れられてかかりつけの医院行き、帰って来た時、モミィに「どうだった?」と聞くと、「B型のインフルエンザやった」と言った。あぁ、やっぱり~
小学校へ入ってから病気らしい病気は一度もせず、ほとんど学校も休んだことがなかったのが、卒業まであと1ヵ月半という時にインフルエンザとはねぇ。
でも、これが2週間前の中学受験の時だったら…と思うと、ぞ~っとする。その時でなくてよかった。ホントよかった。
医院ではインフルエンザの治療薬の吸入をしたとのこと。次は2月1日に医院に行き、その時点でOKならば「登校許可証」を出しますということだった。つまり、1月31日までは学校を休まなければならないわけである。明日の月曜から水曜までの3日間学校を休むことになるけれど、こんなことも小学校に入ってから初めてのことである。
いやぁ、それにしても、繰り返しますが、受験前でなくてよかったです。
昨日はそういうことで、僕は包丁で指先を切るわ、モミィはインフルエンザにかかるわで、あまりいい日ではありませんでしたね~
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