ミッシングパーツその30
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京香から、成美が明るいところが苦手な理由を聞く所からである。
■第6話 追憶のペンダント 第8日 続き
成美は子供の頃パーツに誘拐され、暗い倉庫に閉じ込められたが、そこには他の人々もいた。
そして、明るい外に連れ出された者は、誰一人として帰ってこなかった。
恐らくは病院に連れて行かれ、臓器を取られたのだろうが、成美も大人になるにつれて、なにがあったのかを知るようになったのだろう。
諏訪は若い頃清香が好きだったらしい。
「だから止めてあげて、 諏訪さんも助けてあげて」と京香は言って走り去って行った。
恭介がアニバーサリー号に乗り込もうとすると、その前に立ちはだかった男がいる。
威である。
その前には倉戸が銃を構えている。
そして、威はあなたほど私を楽しませてくれた者はいないと言う。
恭介は、「パーツは楽しいか?」と聞いた。
こ奴は金銭や権力のためでなく、自分が楽しいために人を殺すのである。
そして威と倉戸がタラップを上がって行く隙に、恭介はタラップに飛び移った。
上には諏訪が待っていた。
そして威は諏訪を撃ち、ヘリに乗って去って行こうとする。
その時、諏訪は最後の力を振り絞ってヘリを撃った。
ヘリは爆発し海上に落ちて行った・・・
このエンディングは、以前のものと違い、ランクはDだった。
前回のプレイでは、諏訪は生き残ったのである。
調べてみると、4日目の塩武逮捕の際と、それ以前の行動にミスがあったようだが、今更やり直すのも面唐セし、今回のミッシングバーツはこれにて終了である。
そして、成美は恭介の姉であることが判明し、恭介はめでたく成美の下僕2号としてこき使われることになる。
女ドラキュラ「おねぇたまなどと呼んだら、承知しないからねっ!」
このミッシングバーツは、かなり無理なこじつけや、偶然を必然にするなど、不自然な所も多いが、全体としては良く出来ていると思う。
主人公がエエカッコしいで、くさいセリフを大量散布するのは、システムプリズマ+F.O.Gの伝統である。
このコンビは、元々はDC(ドリームキャスト)を中心に活躍していて、後にPS2移植も含めて、ミッシングバーツ以外にも、「久遠の絆 再臨詔」、「風雨来記シリーズ」など数々の名作を発表している。
現在は両社ともに消滅しているのは残念である。
次回からは、エルフの名作「YU-NO」の予定。