ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年12月1日、外国人の受け入れ

2021-12-01 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年12月1日、ベラルーシはうっすら雪化粧した風景が広がっています。

 ポーランドはやはり対ベラルーシ国境に壁を建設する計画を実行するようですね。エストニアが建設の支援を申し出ました。ポーランドはイギリス軍兵士に支援(人手)を要請したそうです。イギリスはEUを離脱したので頼みやすいのかもしれません。
 そもそもポーランドは中東紛争地域からの難民受け入れに厳しい政治姿勢を取っていましたからねえ。ベラルーシ経由でEUに入国できるよ、などと言われて、斡旋業者にお金を渡し、今ベラルーシで立ち往生している人たち・・・。そんなに簡単に行くわけがない、自分たちが政治のコマとして利用されている・・・ことも承知の上で、ベラルーシに来たのだと思います。

 国境近くの物流センターに収容されている難民は今も収容されたままです。毎日キッチンカーや移動式商店が物流センターに横付けされ、買い物をする人たちで長蛇の列。順番が来るまで1日列に並ばないといけないそうです。手持ちのお金はどうしているのでしょう。
 ベラルーシのメディアは、「収容者の人気商品」などを報道していますが、呑気な感じがします。
 でも読んでみたら、収容されてすぐの頃は、コカコーラとポテトチップスとたばこがよく売れていたが、最近はオレンジやトマト、鶏卵がよく売れており、特にベラルーシのサワークリームが人気だそうです。

 全員イスラム教徒だと思いますが、やはり食べるものに気を使いますよね。収容者の健康状態が気になります。
 帰国便が欠航したりしていますが、(欠航のため390人がミンスク空港で寝泊まりしています。)とにかく帰りたくない人はずっとベラルーシに居続けることになります。

 ベラルーシにも少数派ですがイスラム教徒がいてコミュニティーもあるし、(少数派といっても仏教徒よりはるかに多い。)宗教的にもカトリックほど異教に厳しくない正教徒が多いので、このままベラルーシに定着する人も増えてくるかもしれません。
「いや、いつかEU入りする機会をベラルーシで伺っているのです。」
と言いながら、何年も過ぎていく・・・ということが起きるということです。
 今はベラルーシの若い労働人口が減っていますから、その穴埋めにされるかもしれません。

 

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