ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年3月3日。大手スーパーマーケット倒産

2021-03-03 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月3日、ベラルーシの郊外型大型スーパーマーケットのはしりで、2005年に開店したBIgzzを経営していた企業が倒産手続きを開始しました。

 コロナ倒産か? と思われる日本人も多いと思いますが、ちがいますね。

 ベラルーシでは、コロナ対策より経済優先のため、ロックダウンや営業時間短縮などの規制は全くなく、逆に飲食店に対しても「しっかり開店して、しっかり売り上げを伸ばすように。(税金を払ってね。)」という通達があり、スーパーマーケットなども全く通常営業していました。たしかにレジ係はマスク着用義務。客も着用義務がありますが、罰則はないので、ゆるい感じでした。スーパーによっては、マスクしないと入店できませんよ、マスクがないなら今うちの店で買ってください、という係を店舗入り口に配置したところもありますが、ごく少数派です。

 マスクや消毒液の売り上げは伸びただろうし、保存食を買いだめする人も大勢いましたけどね・・・。

 他にもベラルーシは飲食店の閉店が増え、これはコロナの影響が大きいと見られています。

 逆に政府が厳しく、感染拡大の場になるから強制的に閉店してください、代わりに補償金をあげますよ、とう対策をとっていたほうがよかったでしょう。

 コロナに関係なく、飲食店は絶対開店、フル営業してください、だから補償金もあげませんよ、という状態が長く続き、しかも、ゼネストに呼応して閉店した飲食店は反政府的であるとして、経営者が身柄拘束されたり、別の圧力を受けて、閉店してしまったところがあります。

 

 


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