ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

1年

2012-03-11 | 放射能関連情報
 東日本大震災が起きて1年経ちました。
 私にとってはとても長い1年でした。
 この日をもってさまざまな区切りをつける被災者の方々がテレビなどで紹介されていました。
 確かに一つの区切りですよね。
 長い道のりの一里塚のようです。まだまだこれからも続く道のりです。

 日本文化情報センターの追悼展に来てくれた人たちと、いろいろ話をしました。ベラルーシ人からも追悼の言葉をいただきました。
 ベラルーシ人は放射能の影響をとにかく心配しています。
 これからも長い道のりが続くと・・・ベラルーシ人はそう思っているようです。私も同感です。

 しかし、絶望して被ばくと戦うことをあきらめてはいけない! と話す人もいました。
 方法はある。対策もある。しかもいろいろな方法があるので、日本人はすぐに降参してはいけない。日本人ならできるはず、とも言われました。
 戦う、とか長い道のりが先に続いている、と思うと気が遠くなりますが、そうは思わず、放射能と隣り合わせの生活になったことを自覚し、自衛するようにしよう! と考えないと・・・とベラルーシの人たちからの話を聞いていて感じました。
 
 日本人ならできる、とか日本は技術力が高いから乗り越えられる、とかベラルーシ人に言われると、もちろんうれしいのですが、広範囲・長期間に及ぶ放射能の流出・被ばくは日本人は初めての経験なので、現実にはとまどっている日本人も多い・・・。
 といったことを話すと、
「落ち着いて賢く対処するようにするのが一番。」
「ストレスをためるのが健康にとても悪い。免疫力が下がる。ストレスを感じないようにして!」
と励まされました。
 ベラルーシからの励ましの言葉をこのブログを通じて日本の皆さんにお伝えしますね。
 

 
 
 
 

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