ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年8月4日。ウクライナ侵攻から162日目

2022-08-04 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年8月4日。
 
 国際原子力機関の事務局長はAP通信の取材に対し、ザポリージャ原子力発電所は「完全に制御不能」であると語りました。
 ロシアとウクライナに、状況を安定させ、原発事故発生を避けるために、専門家が基地を訪問することを直ちに許可するよう緊急に要請しました。
 状況は日に日に危険度が増しているそうです。
 同原発では原子力安全のすべての原則が侵害されており、危機に瀕しているそうです。
 また原発内の機器に必要なスペアの供給が止まっています。
 核燃料の安全を確保するために査察が必要としています。
 国際原子力機関は原発職員と接触していることはしているのですが、そのコンタクトは不完全で混乱していると事務局長は述べています。
 事務局長自ら査察のため同原発を訪問する必要性があると訴えており、そのためにロシアとウクライナからの協力が必要であり、また緊急を要するとも発言しています。
 

 予定通りロシアのガルージン駐日大使は今日、広島入りし原爆慰霊碑に献花しました。6日の平和式典に広島市が今年はロシアとベラルーシを招待しなかったためです。
 献花後の報道陣の取材に、「犠牲者の冥福を祈り、被爆者の健康を祈るためにきた。ロシアが核兵器の削減、最終的な廃絶のために行っている積極的な努力について説明するためでもある」と説明。
 アメリカによる広島への原爆投下については、戦争犯罪だったと批判。
 ロシア大統領が「主権を守る必要がある場合には使用する」と発言していますが、ロシア大使は、
「ウクライナにおいてロシアが核兵器使用について言及したことはない。ウクライナにおけるロシアによる核兵器の使用があり得ないということを明確に広島の市民のみなさんに言っておきたいと思います。」
と述べました。
 
 この大使が発言している内容を信じないほうがいいという意見が多いです。
 「ウクライナにおけるロシアの核兵器使用はありえない」という表現ですが、「ウクライナでは使いません」つまり「ウクライナ以外では使うかもしれない」というニュアンスが含まれているとも言えます。
 
 
 中国軍は今日から7日まで、台湾を取り囲む6か所の海空域で実弾射撃を含む「重要軍事演習」を実施します。
 台湾封鎖を念頭に置いた異例の大規模演習です。


 8月30日から9月5日までの予定でロシア軍が行う極東地域の軍事演習「ボストーク2022」にベラルーシ軍も参加することが決定しました。


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