ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年4月30日。ウクライナ侵攻から431日目

2023-04-30 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年4月30日。
 まだベラルーシは寒いです。

 国際柔道連盟がロシアとベラルーシの選手の参加を中立であれば認めると決めたことを受けて、ウクライナは柔道世界選手権をボイコットすると決定しました。
 ウクライナチームのコーチは「我々は常識が勝つことを期待して待っていた。残念ながら、ロシアのカネが勝った」と述べました。
 そうか、お金なんですね。
 他にもボイコットする国が出てきそうです。

 トレーニング・キャンプのためにパリに集まったウクライナのフェンシング選手は、ロシア人とベラルーシ人が国際大会に再び参加することを許可されたことに怒りを表明しています。
 こちらもボイコットしてしまうのでしょうか。

 
 カナダ在住のブルガリア人の映画監督、テオドル・ウシェフ氏の作品が、モスクワ国際映画祭で審査員特別賞を受賞しました。しかし、ウシェフ監督はロシアに入国せず、27日、自身のフェイスブックにロシアを批判する動画を投稿しました。
「モスクワでは善と悪が入れ替わった。子供や女性、高齢者を殺す命令が下されるこの都市では受賞できない」と受賞を辞退。
 ウシェフ監督は「ロシアの人々が全体主義とディストピアについての映画を見ることができるように出品した」と述べています。わざとなんですね。そして高評価を得ました。
 トロフィーは、映画祭責任者で政権寄りの巨匠ニキータ・ミハルコフ氏に預け「モスクワで自由に呼吸できるようになったら取りに来る」と約束したそうです。
 しかし、こんなことを言われると、出品した他の国(日本を含む)が「どうしてこの時期ロシアの映画祭に出品したのか。」と責められそうで気の毒です。


 スーダンから日本人は脱出でき、帰国もできましたがまだ10人のベラルーシ人がスーダン国内で立ち往生したままです。ロシア大使館で保護されているベラルーシ人もいます。ベラルーシ外務省はこのベラルーシ人の国外退去方法について検討中としていますが、はっきり言ってもたついています。

 

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