ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

日本文化情報センターの活動 「第8回 着物展」

2011-03-24 | 日本文化情報センター
 2011年3月11日から22日まで、毎年恒例の第8回着物展を行いました。

第7回着物展についてはこちらをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/6eaa3b3e727871cfb573e10da790460a


第6回着物展についてはこちらをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/1a079bad2c6f9867de48f2a48a200e81


第5回着物展についてはこちらをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/7d25e34c25192f19586306c9c53cb47e


第4回着物展については HP「ベラルーシの部屋」の「チロ基金創立10周年記念式典(4)「第4回着物展」をご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/x/repo/hobby_book.cgi


毎年恒例のイベントなのですが、今年は大変でした。
 3日間かけて準備をし、やっと開催。さっそくラゴイスク市にある身体障害者施設の方々が、見学に訪れ、大変喜んでくださいました。
 会場となった図書館内にはテレビがなく、(あったとしても忙しくて見ていなかったと思いますが。)誰も何も知らないまま、初日を順調にスタートさせ、ほっとしながら帰宅して、地震と津波のニュースを知りました。
 驚きのあまり、
「これ、本当に日本で起こったこと?」
と思ったほどです。

 次に考えたのは着物展をどうするか、ということでした。このようなイベントは自粛するほうがいいのではないか? とも感じました。
 しかし、着物など展示品を寄贈してくださった日本人の方々の顔が浮かび、逆に着物展をやめてしまうほうが、日本人の方々に悪いことをしてしまうのではないか、と考え、予定通り着物展を行うことにしました。

 結論から言えば、来所者数は127人と伸びませんでした。(入場料を取っているわけではないので、それで困るわけではないのですが。)
 やはり、日本のイメージが悲しみの色に染まってしまい、着物展に向かうベラルーシ人の足を鈍らせたようです。
 
 しかし一方で、着物展に来て、哀悼の言葉を言ってくださるベラルーシ人が大変多かったです。
 日本人のことを大変心配していました。
 さらには義援金をさっそく申し出てくれるベラルーシ人も現れ、それを機にチロ基金が正式に義援金を募るきっかけともなりました。
 本当にうれしかったです。そう言う意味では着物展が窓口の役割を果たしてくれました。
 今年も開催できて、本当に良かったです。

 画像は今回の展示の様子です。少し高いところから撮影してみました。
 着物のほか、高価な帯、履物の数々など寄贈してくださった日本人の方々に深くお礼申し上げます。
 また来年も着物展が開かれることを願っています。