自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

10月を振り返る

2018年10月31日 | その他 others
退職以来、時間を見つけては動物の食性分析のために顕微鏡を覗いています。今月は以下の動物を調べました。
三宅島のイタチ、津田塾大学とアファンの森と裏高尾のタヌキ、丹沢の秋にシカ、インドネシアのヒヨケザル
水曜日は武蔵美大の講義、午後は東大総合研究博物館でシカ頭骨の整理に当てています。

10.2 小学校運動会視察、津田塾大学タヌキ調査
10.3 花マップ調査(砂川)
10.4 教育委員会学校訪問
10.5 麻布大学いのちの博物館、津田塾大学タヌキ調査
10.7 ミニ観察会
10.8 小平霊園で倒木調査、津田塾大学タヌキ調査
10.13 野火止緑地
10.14 花マップの集まり、津田塾大学タヌキ調査
10.15 アファン の森調査
10.16 麻布大学いのちの博物館
10.18 野火止緑地でセンサーカメラ設置
10.20 明治神宮調査
10.21 玉川上水観察会 こちら
10.23 かわさき市民アカデミーで講義、野火止緑地でセンサーカメラチェック
10.25 津田塾大で調査
10.27 東大和市の子ども観察会 こちら

 涼しくなる日が来るのだろうかと思うような夏でしたが、10月になったら確かに秋がきました。割合、着実な日々を送ることができたように思います。9月30日の夜中から台風24号の暴風が襲ったので、花マップの皆さんに声をかけて倒木の実態を調べることができました。また、花マップ冊子の秋の号の編集が山場を迎えました。
 論文は少し書きました。投稿中のものがあまり返ってきません。1つ返ってきたのですが、却下されたので、別の雑誌にしました。去年の博物館の展示(フクロウ)の記録を「麻布大学雑誌」に提出してゲラがきました。
 博物館の展示用の人形を作りました。こちら1  
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ニワトリ2

2018年10月30日 | 博物館
白いニワトリも作りました。この作り方は茶色のとほぼ同じです。体の色を塗らないだけ楽でした。ただし羽根の様子を粘土で表現するのにちょっと手こずりました。
ひよこは小さいし、形も単純なので簡単でしたが、問題は足です。親と同じように針金で作ろうかと思いましたが、何しろ小さいので、針金を3本束ねて3本の指を出して、というのは難しいと思いました。それで思いついたのが、アルミ針金を叩いて潰してみるということです。ハンマーの上に針金を置いて、もう1つのハンマーで叩きました。叩けば叩くほど広がって意外にうまくいきました。マッチの先端の丸い部分を平らにしたような感じです。余計な部分は剪定バサミで切って、最後に直角に曲げます。これでは「水かきあり」でニワトリの足ではなくカモの足です。



カモの足でもまあいいかと思っていたのですが、アルミ針金にペンキを塗って足らしくした後、黒い台におくことにし、水かきの部分を黒くすればニワトリの足になると思い、そうしてみました。



これならまずまずです。ひよこを黒檀の板に載せました。



最終的にお母さんの後をついていくひよこが出来上がりました。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

トンテンカンと針金を潰している音を聞いたカミさんが言いました。
「今度は鍛冶屋さんですか」
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ニワトリ

2018年10月29日 | 博物館
それからニワトリも作りました。

こちらは初めの方から撮影しました。ザクザクと形を整えます。かなりいい加減です。



もう少し丁寧に頭や尾の形を整えて行きます。この段階ではハトにも見えます。



羊と違って難しかったのは、足です。なんと言ってもニワトリは2本足ですから、これが立つようにするのはやさしくありません。アルミ針金を3本用意して1本は脚の部分を螺旋状に巻きつけます。それを胴体に差し込んで、粘土をつけます。もちろん実際の足よりも指が長くなっています。そうでないと立ちません。そして胴体の方を動かせて安定する角度を見つけます。
 トサカをつけるとどうみてもニワトリ、もうハトには見えません。もっともこの少し前の段階でも胴体に粘土をつけてニワトリらしくなってはいませいたが・・・。やはりハトは胸が大きく、ニワトリはお腹が大きいのです。



それから色をつけますが、まずベースになるオレンジ色を塗ります。



それから茶色、こげ茶色で羽を塗って行きます。



それから足を黄色に塗り、だいたい出来上がりです。
紙粘土は継ぎ足すことも、削ることもできて、やり直しが効くので、気楽さがあります。一日、少しずつ完成に近づくのは楽しいものです。



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ヒツジ

2018年10月28日 | 博物館
博物館の展示用にヒツジの模型を作りました。
作るプロセスを撮影しました。一番最初のところは写真がないのですが、ヒツジらしくなったところから。



プロポーションを考えて、胴体を作り、足をつけ、首に頭の形を整えます。そして耳は最後につけます。



それから同じようにして子羊を作りました。おもしろいもので、普通に作ったら子鹿になりました。何が違うかなと思って写真を見比べたら、羊の耳はやや垂れて下を向いています。そうすると子羊になりました。



この子羊は首を曲げました。2匹ができたとき、いろいろ並べてみましたが、子羊が母羊を見ているな角度にするとぴったりでした。並べ方で雰囲気が全然違うものです。



そのあと彩色をして完成です。毛のモフモフした感じを彫り込んでいたので、ごく薄い茶色を塗ったら、それが隙間に染み込んで「羊毛」のようになりました。

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昨日の記録

2018年10月27日 | 玉川上水
昨日の観察会の記録を書きました(こちら)。子供というのはエネルギーの塊で、手こずりもしますが、かわいいものです。

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こども観察会

2018年10月26日 | 玉川上水
今日は小平市の隣の東大和市の肩に頼まれて、子供向けの観察会をしました。主に果実の勉強で、玉川上水を歩きながら果実を採集し、あとで部屋で解説をしたりしました。



玉川上水沿いを歩く(豊口さん撮影)
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伊那 ミズヒキ

2018年10月25日 | 植物 plants
9月上旬に哺乳類学会がありました。今年は信州大学だったのですが、信州大はいくつかのキャンパスに分かれていて、農学部は伊那にあります。長野や松本にはいったことがありますが、伊那は初めてでした。東京からは4時間くらいもかかって驚きました。
 キャンパスは緑に溢れていて、時間を見つけては散歩しました。
 ミズヒキがたくさんあり、近づいて花を撮ったらなかなか魅力的でした。


ミズヒキ


ミズヒキの花
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玉川上水の歩道

2018年10月24日 | 玉川上水


玉川上水といっても上流と下流ではかなり違います。小平は中央になりますが、雑木林のような林がよく育ち、地元の人には「これこそが玉川上水らしい景色だ」ということになっています。四季折々に様々な魅力に出会います。
9月上旬にはこれといった花は乏しく、ミズヒキやヤブランなど、コンデジでは撮りにくい花がチラホラあるだけでした。


ミズヒキ


ヤブラン
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津田塾大学の植物

2018年10月23日 | 玉川上水
タヌキの調査で津田塾大学によく行きますが、8月23日にはツルボが咲いていました。グランドの芝生に咲いていたので、広さが印象的でした。



それとは対照的に林のふちにマヤランがありました。かなりまとまった状態で見事でした。



遠目にはわからないのですが、近づいてみると艶やかな赤い色の花です。印象は違いますが、シュンランの仲間のようです。

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津田塾大学の植物

2018年10月22日 | 玉川上水
毎月2、3回、多い時はもっと津田塾大学に行ってタヌキの調査をしています。女子大なのでガードは硬いのですが、私は顔パスになっています。
正門の正面に中央棟といったか、古くからの建物があり、とても落ち着いたいい感じです。先日、江東区の日本科学未来館のあるあたりに行きましたが、どの建物ものっぺらぼうのガラス張りで、私はいつも気分が悪くなります。一体、現代の建築家は機能は考えるのだろうが、美しさについてどういう考えなのだろうと思います。陰影のない建物に美しさはありません。その点で言えば、建物は19世紀くらいから進歩しないどころか、後退していると思います。この建物など、味わいがあり、こういう建物に暮らせば、思うことも違うような気がします。


津田塾大学

 さて、このキャンパスにはタヌキが住んでいて、私は3箇所のタメフン場を確認しているので、そのチェックと、もう1箇所、玉川上水との境にあるフェンスをくぐって「裏口入学」するタヌキの通り道にカメラをおいているので、それを点検に通っています。
 9月上旬に行った時はちょうどサンショウが実っていました。


サンショウ
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