NHKで標題のドラマを見ました。前編は見ていないのですが、なかなかよかったです。私なりにいくつか感じたことがあります。
ひとつはナレーションのことばがかなり正確な岩手の北上のものだということです。私はシカの調査で大船渡、釜石、住田あたりによく行きました。そのことばをよく反映しています。
劇中の台詞で一人称を「わー」、二人称を「なー」と言わせています。それ以外はまったく東京アクセントなのは奇妙なことですが、この言い方は津軽でいまも使います。たまたまですが、今日、「語りづくことば、vol.6」という公演(企画制作、演劇ユニット La. らたかるだ)を見に行ったのですが、そこで「ナラの木」の詩を朗読してもらいました。そのとき青森の小川ひかるさんが訳されたのは「わー」と「なー」でした。
山の景色がちょっとですが出ました。ミズナラの雑木林で下にミヤコザサが生えていました。100%とはいえませんが、おそらく北上山地でロケをしたと思います。日光や阿武隈でも同じような景観がありますが、私の知る北上の空気が伝わってきました。
アメリカの西部劇などの影響かもしれませんが、心優しく、自然とともに生きる民族を蔑視し、暴力でふみにじった側ではなく、そうされた側に立って歴史を描こうとした企画は評価されてよいと思いました。ことばや撮影に誠意が感じられました。
ひとつはナレーションのことばがかなり正確な岩手の北上のものだということです。私はシカの調査で大船渡、釜石、住田あたりによく行きました。そのことばをよく反映しています。
劇中の台詞で一人称を「わー」、二人称を「なー」と言わせています。それ以外はまったく東京アクセントなのは奇妙なことですが、この言い方は津軽でいまも使います。たまたまですが、今日、「語りづくことば、vol.6」という公演(企画制作、演劇ユニット La. らたかるだ)を見に行ったのですが、そこで「ナラの木」の詩を朗読してもらいました。そのとき青森の小川ひかるさんが訳されたのは「わー」と「なー」でした。
山の景色がちょっとですが出ました。ミズナラの雑木林で下にミヤコザサが生えていました。100%とはいえませんが、おそらく北上山地でロケをしたと思います。日光や阿武隈でも同じような景観がありますが、私の知る北上の空気が伝わってきました。
アメリカの西部劇などの影響かもしれませんが、心優しく、自然とともに生きる民族を蔑視し、暴力でふみにじった側ではなく、そうされた側に立って歴史を描こうとした企画は評価されてよいと思いました。ことばや撮影に誠意が感じられました。