植物が乏しい林でしたが、どういうわけかイチリンソウをみつけました。久しぶりに見た気がします。
例年5月には研究室に新しく入った3年生との親睦を目的にした小旅行をしています。今年は私は退職したのですが、参加してはどうかということだったので、参加することにしました。山梨の西にある早川というところで、このところ毎年そこに行っています。金華山でシカの研究をしていた大西さんが所長をつとめるヘルシー美里という宿泊施設があります。ここは自然ガイドもしていて、卒業生の戸田さんが働いています。私はこのあたりの山の林がシカによって強い影響を受けているのを見ていたので、それを記録したいと思い、みんなより1日早く行きました。たしかに、相当強い影響を受けていました。
戸田さんが解説をしてくれましたが、去年よりもずっと上手になっていて、経験とはすごいものだなと思いました。これはコウモリの観察用で、布を巻いて筒状にしておくと、ここで眠るコウモリがいるということで、、覗いてみたら、たしかにいました。写真の右上に垂れているのが、それで、学生が写真をとろうと集まっています。
戸田さんが解説をしてくれましたが、去年よりもずっと上手になっていて、経験とはすごいものだなと思いました。これはコウモリの観察用で、布を巻いて筒状にしておくと、ここで眠るコウモリがいるということで、、覗いてみたら、たしかにいました。写真の右上に垂れているのが、それで、学生が写真をとろうと集まっています。
6月24日の毎日新聞でシカの森林におよぼす影響をとりあげていました。その記事のために取材を受けましたが、以下のようなコメントになっていました。少しことば足らずになっていましたが・・・。
2歳になった孫が年を聞かれて「2歳!」と答えました。「大きいよ!」という意味です。そういえば、私たちの長女も2歳になったとき、お店にいって、だれかれとなく「2歳、2歳」と指を2本突き出して言ってたっけ。2歳の子は言葉が話せるようになり、いろいろなことが自分でできるようになり、「大きくなった」と感じるようです。
シカの影響はたしかにあるようで、柵の中には外では見ない花が咲いていました。
これはアマドコロ
ただ、キンポウゲはむしろ柵の外のほうが多いようでした。単純ではありません。
これはアマドコロ
ただ、キンポウゲはむしろ柵の外のほうが多いようでした。単純ではありません。
刈り取った草の重さを測定することにし、袋に詰めました。
それをひとつずつ、計って、
実験条件ごとに比較したら、たしかに刈り取りの時期や回数が影響していることがよくわかりました。
実験といえば、室内で微細な機器を使っておこなうというイメージがありますが、これも大規模な実験にちがいありません。
それをひとつずつ、計って、
実験条件ごとに比較したら、たしかに刈り取りの時期や回数が影響していることがよくわかりました。
実験といえば、室内で微細な機器を使っておこなうというイメージがありますが、これも大規模な実験にちがいありません。
乙女高原に通うようになって3、4年経ちます。乙女高原はクガイソウやヤナギランなどの花が咲き乱れる草原だったそうですが、最近はススキ原になってしまった、これが最近増えてきたシカのせいではないかということで、私が講演をたのまれたのです。実際に行ってみたらススキ原で、写真で見たような花はあまりありませんでした。
地元で熱心に活動をしておられる植原先生と相談して、これが本当にシカのせいかどうか調べようということになりました
。いくつかのことを調べていますが、その一つに「刈り取り実験」があります。シカが食べてきれいな花が減ってススキが増えたのなら、実験的に刈り取ってどうなるかを見てみようというわけです。それでおとどしから、10m四方の枠を決めて、なにもしないところ、ほかの場所のように11月にだけ刈り取るところ、6月、9月と違うタイミングで刈り取ることろ、6月と9月の2回繰り返して刈り取るところなどの比較をすることにしました。
これが11月に刈り取っている、ふつうの乙女高原です。
こちらは6げ雨と9月の「ダブルパンチ」を与えたところです。確かに違いがでています。
地元で熱心に活動をしておられる植原先生と相談して、これが本当にシカのせいかどうか調べようということになりました
。いくつかのことを調べていますが、その一つに「刈り取り実験」があります。シカが食べてきれいな花が減ってススキが増えたのなら、実験的に刈り取ってどうなるかを見てみようというわけです。それでおとどしから、10m四方の枠を決めて、なにもしないところ、ほかの場所のように11月にだけ刈り取るところ、6月、9月と違うタイミングで刈り取ることろ、6月と9月の2回繰り返して刈り取るところなどの比較をすることにしました。
これが11月に刈り取っている、ふつうの乙女高原です。
こちらは6げ雨と9月の「ダブルパンチ」を与えたところです。確かに違いがでています。
きのう、孫がパンがふくらんだのを「太った」と表現したことを書きました。保育園で仕事をしている娘と話をしていたら、こういうことがあったそうです。その保育園では毎日、近くの山に遊びに行きます。冬によく行っていた山の木が春になって芽生えて、新緑になってきたとき、ある女の子が言ったそうです。
「あ、山が大きくなっている!」
大人にはできない表現です。皆さんも子供のおもしろい表現に気付かれたらお寄せください。
「あ、山が大きくなっている!」
大人にはできない表現です。皆さんも子供のおもしろい表現に気付かれたらお寄せください。