自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

6月のアファン1 ミズタビラコ

2013年07月31日 | アファンの森
6月12日にまたアファンの森に行きました。前回よりはずっと緑が濃くなりました。植物もいろいろなものが花を咲かせていました。あまりほかの場所では見ないのですが、ここにはミズタビラコがわりあいあちこちにあります。ほとんど白なのですが少し水色がかかったような花が、穂の先にいくほど小さくなり、先っちょはタコの足のように巻いています。ムラサキの仲間は花がきれいなものが多いですが、私は葉もきれいだと思っています。楕円形で真ん中に強い筋が一本通っています。



ひとつひとつの個体もいいですが、それが群落をなしていると、花序がリズムを打つような楽しさがあります。

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がんこおやじ4 ビニール袋

2013年07月30日 | がんこおやじ
「がんこおやじ」について書きたいことがいろいろありそうなので、「カテゴリー」に「がんこおやじ」というのを作りました。このシリーズのことを読みたい人(あまりいないと思うけど)はブログの右側にある欄の「カテゴリー」をクリックすると読めます。

 さて、頑固に自分の考えを貫くという意味での頑固親父は嫌われてもかっこよいものだと思いますが、そういうことばかりではなく、ただ歳をとって、ものごとがすんなりいかないで苦々しい顔をしているというのも頑固親父の一面です。
 
「ビニール袋」と一口でいいますが、ビニールというのは、たぶんちゃんと化学組成が決まったもので、それを薄く加工したもののはずですが、日常生活では薄くて透明な紙みたいなものを「ビニール」といいます。いや、これ自体がもう古くて、今はポリ袋というのかもしれませんが、ここは「ビニール」でいきます。これが世の中に出て来たとき大衆は歓迎したに違いありません。それまでは不透明な紙袋しかなかったのだから、中が見えてしかも水が漏らないのだから、こんなありがたいものはないという感じだったはずです。とくに食べ物関係には理想的な素材です。
 ところが、素材研究が進んで「ビニール」にもいろいろなものが出て来たみたいで、薄いのに妙に丈夫なやつがある。おいしそうなお菓子が入っているからあけようとするのに、全然切れない。切れる方向があってたてにはだめだけど、横だと切れるといったものがある。「あれ?」と思いながらあれこれやって「ああ、こうするのか」とほっとしたような気分になる。でもなんだかそれでもうまくいかないことがあったりする。こういうとき、けっこうイライラしたりする。昔はそういう丈夫なものはなく、ビニールはビニール、紙とは違うが同じようにひっぱれば裂けるものだった。だから「自分の力で切れないということはない」と思いこんでいるから、切れないと「そんなはずはない」と思い、もっと力を入れるが、びくともしなかったりすると「なんだこのやろう!」みたいな気分になる。

 ちょっと違うことだが、コンビニのおむすびがややこしい。あれには「作法」があって番号順に開いていかないとうまくゆかない。のりがパリッとした状態で食べられるための工夫らしい。私はどうもあれが苦手である。たいていうまくいかなくてのりが破れたり、ときにはおむすびが割れてしまいそうになったりする。「作法」にもいろいろ流儀があるようで、しかもそれがまた変化してゆく。「いいかげんにしろ」といいたくなる。竹の皮にとはいわないが、ただふつうにラップにつつんであって、のりはほしい人がもっていきなさいくらいでいいんでないの?
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近所で2 ドクダミ

2013年07月29日 | 植物 plants
ドクダミはどこにでもある雑草です。うちの「ネコの額」にも生えて、摘んでも根が残るので、すぐに回復し、着実に増えていくやっかいものです。葉も花も、それに匂いも独特で、個性的という意味では申し分のない植物です。それにきれいさでもなかなかのものです。この日は面的にまとまった群落があったので撮影しました。


真上からみてもリズム感があっておもしろいものでした。



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近所で1 マテバジイ

2013年07月28日 | 植物 plants
小平に住んでいます。東京といってもいなかで、まあまあ自然が残っています。6月2日はひさしぶりに何もない日曜日だったので、カミさんとこのところしばらく行ってなかったパン屋さんに行きました。駐車場にマテバジイが植えてあり、花が咲いていました。大きなドングリをつける木で、その時期には目立ちますが、花は気づきにくいものです。同じ仲間のナラ類は花穂が下に垂れますが、これはクリなどのように上向きです。


マテバジイの花

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海洋汚染

2013年07月27日 | その他 others
今朝の新聞に「東電社長、公表遅れ陳謝」とあり、汚染水流出の事実の公表が遅れたと書いてありました。このことについて。
 まず、このことは当然予測されたのではないですか?原発が爆発して福島を中心に広い範囲が汚染された。水を流して除染をして、線量が下がっているとすれば、放射物質は水で流れるということ。そうであれば、日本は雨の多い国だから、当然川に流れ、川の水は海に流れるでしょう。そうでないと考えるほうがよほど難しい。
 こう書きながら、除染というのが放射能汚染物質をなくしてきれいにすることではなく、水を使って物理的に移動させていることだということに気づいた。これは自分の周りにある汚染物質をどこかに移動させているだけで、何も解決していないことです。悪く言えば、人に押し付けることです。逆にいえば、放射能汚染物質はふつうのゴミとはまったく異質な悪魔の物質だということで、これだけ考えても原発は地球倫理的に許されざるものです。
 いずれにしても、海が汚染されるのは残念ながら時間の問題であり、おそらく今に始まったことではないと思います。
 私には根本的にわからないことがあります。まず、海水汚染の状況を東電が発表するということそのものです。これはおかしくないですか?深刻な環境汚染は国の責任で環境省がモニタリングすべきものでしょう。東電の公表などほとんど信用できない。
 もうひとつは、私のようなしろうとでも海水汚染はおこるだろうと予測でき、それが現実のものになったのに、なぜこのことが専門家によって説明されないのか。
 それから、これは世界的な問題、つまり地球環境の汚染であり、日本が世界中の国々に対して加害していることなのに、日本からお詫びがないのはどういうことか。領土問題であれほど権利の主張をする東アジアの国々が黙っているはずがないのに、どうしてそのことが報道されないのか。これは小さな島の帰属などということよりはるかに大きく、深刻な問題なはずです。
 まだあります。このほうが根本的です。原発事故は業務上過失致死傷ではないのか。そうであればなぜ検察が動かないのか。これは大きな犯罪であり、責任者は法にのっとってさばかれなければならないはずです。もちろん企業経営の上ではすでに天文学的な赤字をかかえているのだから、破産しているはずなのに、なぜのうのうと企業として存在しているのか。もし地球規模の裁判ー地球に対しておかした犯罪を裁くものーがあれば、東電はまぎれもない被疑者のはずです。ただちに閉鎖し、国の責任で事実を解明し、当然、原発を廃炉にすべきです。

 こういうことを考えると、どう考えても情報が操作されているとしか思えません。1)原発事故がいかに重大なことであったかが伝えられていない、2)東電が存続することの問題がとりあげられない、3)海外からの批判が伝えられていない、4)誰も責任を問われず、原発事故の問題が解決もされていないのに、再稼働の動きがあることを問題として伝えない、どう考えてもおかしいです。


細かなことで追加すると、首相官邸前の金曜デモも伝えられないし、選挙前に「自民圧勝」という予測を報じることも実におかしい。その報道が選挙結果に影響するとすれば(するに違いない)、これは一種の選挙違反ではないのか。

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せせり

2013年07月27日 | コメント comment
コメントをいただきました。


いつも 考え方の視点に どきどきしながら拝読しています。ところでヒメシ゛ョオンと比べると この ダイミョウセセリチョウって 大名とながついていても、大きいようには見えませんが、もっと 大きいのもいるのでしょうか。私が見かけたのは、小雀のはばたきかなと見間違うほど大きく、開いている羽は 8?以上もあるように見えました。全体が黒ぽかったです。トンボはそばに寄っても飛び去らないことが多いけれど、チョウは、どこに感知器がついているのか不思議。直ぐ飛び去ってしまいます。撮影が難しいです。こつがあったら 教えてください。

ありがとうございます。ダイミョウセセリは小さいです。大名というのは、大きさではなく、この翅の黒と白いもようが「紋付」のようだからだと思います。クロアゲハあたりのまちがいだと思います。トンボよりチョウのほうが敏感ということもありません。きわめて敏感なトンボもいます。昆虫はどうも左右の動きには敏感でも前後の動きはわからないみたいです。だから狙いを決めたら、直線的にゆーっくりと近づいていきます。このとき上下左右に揺れていはいきません。また動きが速いとだめです。「まっすぐに、ゆっくりと」です。これはふつうのコンパクトデジカメの標準でとりましたが、望遠機能でとれば少し離れたところで昆虫にはきづかれずにとれます。
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里山4 落とし物

2013年07月27日 | 動物 animals
里山の田んぼに脇道にタヌキの糞がありました。のぞいて見ると白っぽい小さなものがたくさんありますが、これはヤマグワの種子です。この季節はタヌキやテンの糞からよく出てきます。アファンではツキノワグマの糞にもたくさんでてきました。大きめのはヤマザクラの種子です。季節に応じておいしいものをみつけて食べています。

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里山3 セセリ

2013年07月26日 | 動物 animals
田んぼの脇の道を歩いていたら、ヒメジョオンに蝶が来ていました。みるとダイミョウセセリでした。セセリチョウの仲間は蝶としては胴体が太くて蛾のような印象がありますが、その中にあってダイミョウセセリは「蝶らしい蝶」です。田んぼのようすも入れて撮りました。

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がんこおやじ3 笑い

2013年07月25日 | がんこおやじ
ときどき「がんこおやじ」を書いています。私は自分はすなおな人間のつもりでいたし、今でもそう思っています。だから、若い頃、がんこおやじをみて、自分はあんなふうにはならないと思っていました。すなおでなく、偏屈だからがんこになると思っていたのです。でも、今の日本を見ているとにこにことしていられないことが多すぎて、「ものわかりのいい」ことのほうが自分を偽ることとしか思えません。それである段階で「いいや、おれは嫌われてもいいからがんこおやじで行く」と決めました。
 いつの頃からでしょうか。芸人が芸をしなくなりました。ただくだらない雑談、おふざけをしているだけです。私はラジオで落語を聞くのが好きでしたが、テレビで落語を「見る」ようになり、大笑いをとっておきながら、噺が終わると真顔で下がるのを見て、意外感とともに、噺は芸なのだと好感をもちました。プロとして技術を磨くこともない輩がのさばるのは実に気に入りません。そもそもその笑いの質が低すぎる。
 イギリス王室に男の子が生まれたことを祝って、伝統的な新聞社「The Sun」がその日だけ新聞のロゴを「The Son」にしたといいます。「あれ?」と思ったあとで、ニヤリとさせられ、それでいて心を暖かくしてくれます。社員のだれかが、出産を前に「もし男の子だったらThe Son にしよう」と定案して準備していたはずです。男の子とわかったときに新聞社でハイタッチをして喜んだ人がいたのが見えるようです。今の日本ではこういう質の高い笑いにはめったに出会いませんな。
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里山2 初夏の花

2013年07月25日 | 植物 plants
春の花が終わって、あまり花がない時期でしたが、スイカズラやコアジサイが咲いていました。三女は自然系が好きで、少し動植物の名前も覚えたいようですが、コアジサイは初めてみたらしく、とても気に入ったようです。たしかに花の大きさがほどよく、淡い水色系の色がとてもやさしいし、葉がザクザクと粗く切れ込んだ感じ、それが先の半分くらいについていて、基部のほうはないところなど、全体にとても魅力的だと思います。私自身も関東に来て、出会ってうれしかった植物のひとつです。


スイカズラ


コアジサイ
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