自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

10月21日の観察会 4

2019年01月31日 | 博物館
10月21日 花だけでなく、果実もいろいろありました。


ガマズミ


シロダモ


ムラサキシキブ


ヤマコウバシ
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1月を振り返る

2019年01月31日 | ごあいさつ Greetings
今月は割合余裕があり、遠出はしませんでした。 花マップの秋号、冬号の最終校正が完了し、印刷所に回しました。できるのが楽しみです。

1.5 麻布大学いのちの博物館展示替え
1.8 新しい展示開始
1.12 かんさつ会「フクロウの巣からネズミの骨を取り出す」 こちら
1.13 玉川上水観察会 こちら
1.16 花マップ、秋号、冬号の最終校正完了
1.18 明治神宮調査
1.25 神奈川県会議
1.26-27 高知市でシカの講演
1.28 花マップ、秋号、冬号が完成し、届く
1.30 東大でシカ標本整理

和歌山県の知人がタヌキの頭骨を大量に送ってくれました。20日頃からその計測を始めました。
 今月を振り返るというより、実質的には1年を振り返ることがいくつかあります。というのは、1年ほど前から分析を始めたものが完結しつつあるということです。津田塾大学のタヌキは2017年の1年を通じて分析して論文を書きましたが、その後は別の方法で評価して、それも1年が経って季節パターンがわかってきました(こちら)。裏高尾でも同じことをしていますが、津田塾大のものとはかなり違います(こちら)。明治神宮は夏の間全く糞が集まらなかったので、「わかった」とは言えません。秋と冬に少し分析できましたが、ムクノキとギンナンが主要のようです。
 シカは丹沢と鳥取を分析しており、丹沢は完了しました。夏でも枯葉や枝を食べているという重要な発見がありました(こちら)。鳥取は後1回で終わります(こちら)。ここも夏に枯葉や繊維が多く、シカが多すぎて植生が貧弱化した場所に共通なことのようです。

花マップの秋号、冬号が完成して届きました。これで、夏を含めて3冊ができました。


 高知県の三峯(さんれい)という山はシカが増えすぎて山が変わってしまい、地元の自然愛好家が対策のための活動をしています。そこからシカの話をして欲しいと頼まれました。中心人物の一人、高知大学の石川さんは東北大学時代の後輩で、一緒に山登りなどをしたし、新婚時代にご近所でもあったので仲良くしていました。人の縁とは不思議なものです。縁といえば、私が東大から麻布大にきた時の学長が高知出身で、今は実家に戻っておられるので、講演の翌日お会いしました。更にいえば、シカの講演をしている同じ時間にクマの集会が行われ、夜、石川さんたちと飲んでいたら、連絡が入ってそちらの飲み会にお呼びがかかりました。そこにいったら、東大時代に指導して、今は酪農学園大学の先生になっている佐藤くんとか、そのほかにも知り合いがいて、「なんでお前に高知で会うんだ」と大笑いになりました。
 こういう出会いはもちろん大きな喜びでしたが、私にとって嬉しかったのは地元の人とシカのことで話をしてたとき「うちではそれをしちゅうがですき」と、坂本龍馬の本を読んで知っている土佐言葉が聞かれたことです。それから、石川さんと行った牧野富太郎の植物園が圧倒的なすばらしさで、感動しました。
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10月21日の観察会 3

2019年01月30日 | 玉川上水
10月21日は、秋の盛りですから、いろいろな植物をみました。
花を紹介します。


ノコンギク


ナンテンハギ


ホトトギス


アキノノゲシ


オミナエシ



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10月21日の観察会 2

2019年01月29日 | 玉川上水
こんな太いクヌギの木が倒れていました。この場合は幹が折れたのではなく、根返りを起こしていました。



あとでわったのですが、根返りは多くはありませんでした。

これはエビヅルがあって説明した時の関野先生です。
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10月21日の観察会

2019年01月28日 | 玉川上水
去年の10月21日に玉川上水の観察会をしました。穏やかな秋の日差しの中を歩きましたが、3週間ほど前に台風24号が暴風で樹木を倒したので、その観察もしました。



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10月20日の明治神宮 2

2019年01月27日 | その他の調査地
明治神宮は林が立派すぎて鬱蒼と喰らいので、あまり花が咲かず、果実もあまりありません。その中でイヌビワがありました。名前は「ビワ」ですが、ご覧の通りイチジクです。と言っても直径1cmもない小さなものです。イチジクは熱帯に巨木になるものが多いですが、イヌビワはそのうちの北に進出したもので、熱帯のものがサルなどに食べれもらって種子散布をするのに対して、鳥が食べるように一口で飲み込める大きさになったのだと思います。


イヌビワの果実

それと林の浮間のようなところにカラスアンショウが実をつけていました。

カラスザンショウ
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10月20日の明治神宮

2019年01月26日 | その他の調査地
去年の10月20日に明治神宮に行きました。
改めて鳥居を見るとその立派さに圧倒されるようです。



夏の間、糞虫に分解されて糞がなくて困っていましたが、ようやくまともな糞がありました。


久しぶりに見つかったタヌキの糞

それで喜んで拾いました。割り箸が一番便利です。


糞を拾う
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フクロウ人形

2019年01月25日 | その他 others
子供向けのイベントとして、フクロウの巣材からネズミの骨を取り出すという活動をしました(こちら)。その時に、フクロウの人形をプレゼントして、石粉粘土を渡し、作り方の説明をしました。





フクロウ人形ができるようす。粘土で形を整え、外側に薄く彩色し、色鉛筆で輪郭や目を描く。このあと羽の模様などを描いて仕上げる。

しばらくしたら、作品の写真が送ってきました。子供達が目を輝かせて作っているようすが想像できて、なんとも嬉しいものです。






 ほとんどダルマに近い可愛さ強調のフクロウとは別に、ちゃんとしたのも作ろうと思い立ちました。高さ10cmくらいです。これに木の枝を探してきて、そこにとまっているようにしようと思います。







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desperado 3

2019年01月24日 | うた
デスペラードのことを書きました(こちら)。歌詞はきっとアメリカのスレた口語なのでしょう、ほとんどわかりませんでした。それで、You Tubeで歌詞が出てくるのを見たのですが、聞いただけよりはわかりました。一番いいな、と思ったのは

Don't your feet get cold in the winter time?
The sky won't snow and the sun won't shine
It's hard to tell the night time from the day

という部分です。野暮を承知で訳すと、
「冬は足が寒いだろう?
雪は降らないけど、日も射さない
いつの間に夜になったかわからない」

悲しみや喜びを形容詞で直接表現しないほうが味わいが深くなります。私はどうも、心を自然に託した表現に弱いように思います。この歌詞の前に「人は自由というけど、お前は監獄に入って世界を一人で歩いてるだけじゃないか(And freedom, oh freedom well, that's just some people talkin' . Your prison is walking through this world all alone )」と歌われているので、そのあとに冬の描写があると、すさんだ心の寒々さがズシンと響きます。
 「いつの間に夜になったかわからない」は少し自信がありません。from the dayというのを「夜を昼から分ける」、つまりdistinguish the night time from the day timeのfromと解釈しました。つまり、夜を昼間と区別するのは難しい、だから、冬の薄暗い日にはいつ夜になったかさえわからない、という意味だと思いました。でも、次のようにもとれると思います。
「昼間の方から夜のことをいうのは難しいよ」と。そうだとすると、この言葉を語る友達は昼の側にいてデスペラードが夜の側にいるということになります。つまり、俺のアドバイスは通じないかもしれんけど、ということです。という具合に、いろいろ考えるのも楽しいものです。

 飛躍した連想で恐縮ですが、さだまさしの「案山子」に

凩(こがらし)が雑木林を転げ落ちて來る。
銀色の毛布つけた田圃にぽつり。
置き去られて雪をかぶった
案山子(かかし)がひとり

というくだりがありますが、あれも心を視覚的に自然に託していて、心に染みます。

 ついでながら、この歌は私が聞いた限りアメリカ人が歌っているのでwinter timeがウィンタータイムではなくウィナタイムと聞こえて、それが西部の乾いた空気を連想させ、この歌にふさわしく感じます。
 私は30代の時に1年近くコロラドにいました。ロッキー山脈の麓です。あの辺りの人はこういう発音でした。コヨーテ(coyote)はカヨーリと聞こえるし、Coloradoもほとんどコロラーロと「t」や「d」をごく弱く言います。
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野草のスケッチ

2019年01月23日 | 玉川上水
玉川上水の花マップ冊子を作っていますが、そこに添えるスケッチをしました。例えばこんな感じです。







 それをポストカードにできると聞いてネットで注文できることがわかりました。それで16種を厳選してポストカードにしてみました。それを壁に貼ったら、我が家の居間がちょっと植物園のコーナーのような感じになりました。



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