自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

11月11日の高尾山

2017年10月31日 | 研究など research
高尾山に行ったことのある人は多いと思います。私も行ったことはありますが、人が多いのであまり行きません。その高尾山にもシカが入ってきたので、そのことを勉強したいということで、講師の依頼がありました。興味のある人はご参加ください。詳しくはこちらをどうぞ。

東京都高尾ビジターセンター主催 自然講座 『高尾山とシカ:シカが増えたら山はどうなる?』

対 象:高校生以上(高尾山山頂まで自力で登山ができる方)
■ 定 員:20名 (応募者多数の場合は抽選)
■ 実施予定:13:30高尾ビジターセンター 集合 16:00高尾山山頂(大見晴トイレ前)解散
■ 参加費:100円
■ 申込締切:平成29年10月29日(日)消印有効
■ 実施場所:高尾ビジターセンター ・ 奥高尾一丁平までの登山道



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「野生動物と共存できるか」

2017年10月31日 | 研究など research
岩波ジュニア新書の「野生動物と共存できるか」が8刷になることが決まりました。この本は中学入試の国語のもの大にたいへんよく引用されます。また2つの中学2年生の国語の教科書に引用されました。



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津田塾大学 2

2017年10月30日 | 玉川上水
その津田塾大学は約100年前に都心から小平に移ってきたのですが、当時はまわりは畑ばかりで、春の土埃がひどかったそうです。そこで大学が考えたのは建物よりも前に防風林を作ることだったそうです。当時の記録が残っていて、それを読むとシラカシやヒノキの気を植えたとあります。それが育って今や立派なシラカシの林に育っており、まわりのコナラなどの林よりも鬱蒼としています。「ここにはタヌキがいるに違いない」と思って調べたら、確かにタヌキがいることがわかりました。その根拠はタメフンといっていわばトイレが見つかったこと、もうひとつはセンサーカメラを置いておいたら姿が写ったことです。そこでタメフン場にセンサーカメラを置いて調べています。
 たくさん写っていましたが、おもしろいものが2枚あったので紹介します。
 1枚は親子連れで、6月に写ったもので、左側が親(タヌキは父親も子育てをするので、雌雄不明)、右の2匹が子供です。データは1月になっていますが、これは私の設定ミスで6月です。



 もう一枚は連れションならぬ「連れ糞」で、2匹がならんで糞をしています。武蔵野美術大学の関野先生は南米の経験が長いのですが、アマゾンにいるホエザルは連れションも連れ糞もするそうです。ホエザルは知能が高いことで知られていますが、そういう群れ生活をする動物にとっては、行動をともにすることで有利なことがあり、そうした利点のために、同じ行動をとることが進化した可能性があります。でもタヌキはそういう群れ生活者ではありませんから、おそらく偶然だと思います。でも重要なのはタメフン場が1頭のものでなく、「公共トイレ」だということです。



津田塾大学のタヌキについてはこちらもどうぞ。
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津田塾大学

2017年10月29日 | 玉川上水
このところ「どうなってるんだ?」と思うほどよく雨がふります。27日は久しぶりによい天気になよい天気になり、青空が見えました。津田塾大学に行ったら正面の建物がきれいに見えました。古い建物はいいものです(それにひきかえ、最近のガラスの多いノッペらしたビルの、なんと醜悪なことか)。



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ドングリ

2017年10月28日 | 植物 plants


今年はドングリが豊作です。コナラだけでなく、シラカシやクヌギも多く、足の踏み場もないようなところもあります。狭山丘陵に行ったとき、緑の葉が絨毯みたいに生えているろころに、コナラのドングリが落ちていました。
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光と影

2017年10月27日 | 自然 nature
昨日(9/26)、狭山丘陵を散歩しました。夏にはないことですが、歩いていて胸がざわつくものを見ました。ざわつくという表現はちょっと違います、、心を打たれるというべきかもしれません。
 秋になって太陽が低くなりました。ここは谷戸沢で、丘にはかたむ浮いた陽光が射し、影ができていますが、この木にはむしろ鮮やかな光があたっています。その結果、陰陽のコントラストが生まれ、それが私の心を打ちます。打つというのはやはり違っていて、胸の中で何かが揺れるような感覚があるのです。



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夏休みこども教室 3

2017年10月26日 | 博物館


スケッチが終わったので展示室を案内しました。これはハムスターの骨格を説明したときの写真ですが、とても興味をもってくれました。大学博物館に小学生がくるのはとてもよいことだと思います。
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夏休みこども教室 2

2017年10月25日 | 博物館




この日はタヌキとサルの頭骨をスケッチしてもらったのですが、休憩時間にライオンの頭骨を見せたら、みんな興味があって集まってきました。好奇心というのはすばらしいもので、その大きさが人によって違うようです。
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夏休みこども教室

2017年10月24日 | 博物館


夏休みに麻布大学いのちの博物館で夏休みこども教室をおこないました。こどもの前で話をするという経験はほとんどなかったので、退職してから、新しい体験をする機会をあたえられたという気がしています。
 大学生と違って、ひとつひとつの言葉に反応してくれるので、話がいがあります。こどもたちも、学校の窮屈さがないのだとおもいます。たいへんよい反応があり、小手先の技術としての「教え方」を勉強しなくても、通じるのだなとおもいました。

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もうひとつのタデ

2017年10月23日 | 玉川上水
イヌタデを紹介しましたが、もうひとつのタデを。イヌタデを元気のよい、よく陽に焼けた田舎娘とすれば、こちらはさしずめ色白なお嬢さんといった風情。でも名前はママコノシリヌグイ。ママコということばそのものが死語になりました。ママコ、ママハハというのは恐ろしい響きがあります。でも、最近よくきく、実の母親が我が子をいじめるという寒々した話に比べれば、まだありえるという気もします。こんな名前があるのは、茎に鋭いトゲがあるからで、草本のトゲではありますが、茎の先端から下向きについています。これはこの草がややつる的な性質があって、ほかの植物にひっかかって上にのびようとするのに好都合だからのようです。いすれにしても、花と茎がちぐはぐな感じがします。

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