自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

シソ科

2010年07月30日 | モンゴル植物
やはり少し湿ったところに大型のピンクの花が咲いていることがあります。日本にはないのですがPhlomisという属のシソ科の植物で、花の作りでいえばオドリコソウなどに似ています。花軸に花が輪生し、それが何重にもついています。モンゴルの人はfとpの区別があいまいなようでこの植物をプロミスというのはいいですがflowerもプラワーという人がいます。日本でも古代にはハナをファナとかパナといったというのを聞いたことがあります。たしか沖縄ではいまでも花はファナというのではなかったか。

モンゴル帰国後、モンゴルのことを紹介してきましたが、あしたからまた行って来ますので、しばらくブログをお休みします。

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シジミチョウ

2010年07月28日 | モンゴル動物
Astragalus mongolicaというマメ科の花にシジミチョウがきていました。何気なく撮影したのですが、このチョウは日本の何に近いのか見当がつきません。「あとで調べればどれかに似ているだろう」と思っていたのですが、図鑑をみても似たのがいません。

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Aster

2010年07月27日 | モンゴル植物
イネ科草原の中にもぽつぽつと双子葉草本が色を添えます。これは野菊でAsterといいます。日本にもあります。シジミチョウが来ていました。

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サワギク

2010年07月26日 | モンゴル植物
少し水っぽいところにサワギクの仲間がありました。鮮やかな黄色い舌状花の中心にオレンジ色の筒状花があって、かわいい感じです。日本のサワギクのほうが花びらが細く、中央のオレンジもうすい感じです。
 属名をSenecioといいます。英語ではragwortといいますが、ragはボロのころ、wortはある植物の名前でですが、これは花が終わったあと、綿毛が出るからだと思います。ragといえば、昔、アメリカのポップスにFour seasonsの「Rag doll」というのがあり、わりと好きでした。前奏のドン、ドドン、ドン、ドドン、というドラムと裏声のハーモニーが印象的でした。60年代のポップスはいいです。

日本のサワギク(インターネットより)
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イネ科4

2010年07月25日 | モンゴル植物
くりかえしますが、イネ科は風媒花なので派手な花はなく、その意味での華麗な花はありませんが、まちがいなく美しいものです。これはAgrostisという属で花ひとつひとつが小さいイネ科のひとつですが、それが赤みを帯びているので、たくさんあると群落全体が赤みをみせて、なかなかきれいなものです。
 たまたま7月22日に東京のある場所にいったら、グランドのようなところにコヌカグサが咲いており、そっくりでした。同じ属です。

 
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イネ科3

2010年07月24日 | モンゴル植物
そうした特殊な撮影のなかでも効果的だったのがこれです。この草はStipa kryloviiといいます。StipaということばはSteppeと関係があると勝手に思っています。ノギ(ノゲ)が異様に長く、この銀色を帯びたノギが草原全体に揺れると感動的な景色が展開します。「風が見える」といいましょうか、吹いてくる風が草原を通り抜けていくのが見えます。私ははじめて「千の風」の歌をきいたとき、この草原を連想しました。夕日が当たると草原が金色に輝きます。もっともモンゴルらしい景色を演出する草といってよいと思います。この花が穂を出す7月上旬が「ナーダム」というお祭りの季節で、これがすぎると早くも秋風がたちます。草原に生きるモンゴル民は文字に残すことをしないと思いますが、この草の穂をみて季節の推移をとらえ、一人一人の胸の中に詩が生まれたのだと思います。

 
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イネ科2

2010年07月23日 | モンゴル植物
イネ科はなかなかきれいだということを。色という意味でははなやかとはいえないので、形を強調するために、背景を黒くしてみました。これは意外と簡単で、陰を作ればいいのです。そこに光のあたる部分を作り、そこに花をもってきます。そうすると花が浮かび上がったような効果があります。




Agrostis, Festuca, Trisetum
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イネ科

2010年07月22日 | モンゴル植物
イネ科の花は地味でふつうは目立ちません。それに双子葉草本のようにつぼみ、開花、散る、という段階もはっきり見えません。でもよく観察すると、「盛り」はちゃんとあって、その時期にはおしべがみえてぶら下がっています。そのおしべは思いがけずあざやかな黄色だったりします。

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ラナ

2010年07月21日 | モンゴル植物
モンゴル草原はなんといってもイネ科の多いgrasslandですが、それでも沢があり(もっとも水がつねにあるわけではないですが)、少しは湿気が確保される場所は緑が濃く、植物の生育がよいことがわかります。そういうところが黄色く見えたので近づいてみるとウマノアシガタが生えていました。キツネノボタンなどの仲間でRanunculusという属で、大学生のとき分類学の先生がRanaつまりカエルのいるようなところに生える草という意味だと教えてくださいました。



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フウロ

2010年07月20日 | モンゴル植物
「クルマユリ」もそうですが、このフウロも日本のものより色鮮やかな印象があります。

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