秋の野山の楽しみはなんといっても果実です。今回もズミ、マユミ、ツリバナ、カマツカなど赤いベリー類をいろいろ見ました。とくにズミはたくさんあって、地元の人にうかがうと、子供のころ「コナシ」と呼んでおやつがわりに食べたそうです。すっぱくておいしいとはいえないものですが、昔の子供は甘いキャンディーなどめったに食べられませんでしたから、遊びながら実をとって食べたのでしょう。私たちの年代の人でしたが、その人の表情にちらっと少年が読み取れました。
赤い実の多い中でサワフタギの青が印象的でした。それもとてもすなおないい青です。古い支那の磁器のような感じがあります。6月にたくさん花が咲いているのを見ていた場所で見つけました。
あまり目立ちませんがイボタノキの黒い実もありました。
いろんな色があるのが楽しいものです。
カマツカ
サワフタギ
イボタノキ
2008.10.19-20 八ヶ岳
追伸:よけいなことですが、私のワープロソフトは「しな」と入力しても「支那」を出しません。中国人は日本人からそう呼ばれるのを嫌うそうですが、Chinaと同じのになぜだ?と思います。ハラスメントは受ける側が感じたらハラスメントなのだそうですが、言葉は文化であり、歴史であり、使うなというのは乱暴な気がします。最近日本の研究者が魚の和名を変えたそうですが、情けないことです。
赤い実の多い中でサワフタギの青が印象的でした。それもとてもすなおないい青です。古い支那の磁器のような感じがあります。6月にたくさん花が咲いているのを見ていた場所で見つけました。
あまり目立ちませんがイボタノキの黒い実もありました。
いろんな色があるのが楽しいものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/95/4619846bd0c16dc46e01287dd5578fb8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/bf/a903b1616b4aa5819dba6adbea7abed0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/24/e00688bfc4b4ae6e0496bedd06aabde6.jpg)
2008.10.19-20 八ヶ岳
追伸:よけいなことですが、私のワープロソフトは「しな」と入力しても「支那」を出しません。中国人は日本人からそう呼ばれるのを嫌うそうですが、Chinaと同じのになぜだ?と思います。ハラスメントは受ける側が感じたらハラスメントなのだそうですが、言葉は文化であり、歴史であり、使うなというのは乱暴な気がします。最近日本の研究者が魚の和名を変えたそうですが、情けないことです。
いつのまにかずいぶん日が短くなりました。野外で調査をしていると、そのことに敏感になります。草原のような明るい場所での調査よりも、林の中での調査では暗さがよけいに気になります。暗いとどうしても植物の名前が確認しづらくなるからです。
林全体が徐々に暗くなるのですが、それも一様ではありません。西の空の雲の具合や、林の木の位置などによって、落日の射す場所が微妙に違うからです。この写真を撮ったときは、周りはもうかなり暗くなっていたのに、このシダにだけ夕日が当たっていました。ススキやボタンヅルなどの穂だとそれが輝いて目立ちますが、このシダの場合はそれも地味でした。しかしその渋い色調は捨てがたいものでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/30/ac6b5ddaa96e9c3792e545736f47afa8.jpg)
2008.10.19 山梨県北杜市清里
今週末は金華山でにいます。
林全体が徐々に暗くなるのですが、それも一様ではありません。西の空の雲の具合や、林の木の位置などによって、落日の射す場所が微妙に違うからです。この写真を撮ったときは、周りはもうかなり暗くなっていたのに、このシダにだけ夕日が当たっていました。ススキやボタンヅルなどの穂だとそれが輝いて目立ちますが、このシダの場合はそれも地味でした。しかしその渋い色調は捨てがたいものでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/30/ac6b5ddaa96e9c3792e545736f47afa8.jpg)
2008.10.19 山梨県北杜市清里
今週末は金華山でにいます。
テレビを見ていたら、ドイツの芸術家が自然の素材を自然のなかで配置するという作品を紹介していました。私がみて一番気に入ったのはサルノコシカケのようなキノコの上にサクランボのようなベリーを置いたものでした。
それを「作品」というのなら、自然界にはすばらしい作品がいっぱいです。八ヶ岳の林を歩いていたら、岩の上にコケが生えていて、その上にミズナラの枯葉がたまっていました。濃緑色の上の枯葉はきれいでしたが、さらにコハウチワカエデとミズナラのドングリも添えるようにありました。これは「作品」という気がしました。
ところで山に自然物を置いて作品を作るのドイツのアーチスト、収入はどうなっているんだろうと余計な心配をしました。
それを「作品」というのなら、自然界にはすばらしい作品がいっぱいです。八ヶ岳の林を歩いていたら、岩の上にコケが生えていて、その上にミズナラの枯葉がたまっていました。濃緑色の上の枯葉はきれいでしたが、さらにコハウチワカエデとミズナラのドングリも添えるようにありました。これは「作品」という気がしました。
ところで山に自然物を置いて作品を作るのドイツのアーチスト、収入はどうなっているんだろうと余計な心配をしました。
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