自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

増井展4

2011年11月30日 | その他 others
少し省略しますが、、最後のコーナーは動物園の人をはなれて、さまざまな自然物(鉱物や貝殻など)のコレクションを紹介しました。




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増井展3

2011年11月29日 | その他 others
増井展にもどります。

増井先生が卒業とともに無給で上野動物園で働き始めたというのは有名な話です。その上野時代、獣医師としてのスタートを切った時代のコーナーをつくりました。コーナーごとに一番上野帯の色を変え、しかし全体としては調和がとれるようにしました。大学にあるゾウの鼻のプラスチネーションを配置しました。


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うれしいコメント

2011年11月28日 | その他 others
先日の石のフクロウに岡居さんという方から以下のようなコメントを頂戴しました。あまりにうれしくて、とりあげさせていただきました。「ブログ冥利に尽きる」などということばは聞いたことがありませんが、そんな感じです。

+++++++++以下コメント+++++++++++++
私は、鹿を獲って鞣してアクセサリーにする、いわばモノ作りを生業にしておりますが、若い頃は写真なども仕事にしておりました。モノ作りも写真も、いずれも共通するのは、その人の本当のところがハッキリと作品に出る、ということかと思われます。

若輩が大変に生意気申しますが、先生の撮影された写真は、嘘や虚栄が無くてとても好きです。いつも本当に楽しみにさせて頂いております。そして、このフクロウ、最高ですね。拝見していて、とても心が温かいです。こういうものを作れる様になりたいです。

少し話がそれますが、私はアメリカの大平原地帯でしばらく暮らした事があり、モンゴルの写真は、彼の地を本当に懐かしく思い出させてくれました。でも、私は16年もかかわっていながら、一度も先生のお写真の様な細かいところに目を向ける事がありませんでした。それなのに、あの大地の甘い香りや、止む事の無い風、友人達の笑い声に触れる事すら出来そうです。

+++++++++以上コメント++++++++++++


モノ作りの専門家から写真を褒めていただき、「本当のところがハッキリと出る」といわれたあとで「生意気を申しますが」「そしてこのフクロウ」ときたので、これはお叱りのことばかと身構えて覚悟をしていたら、これもお褒めのことばでホッとしました。これは加工するという意味では私が作ったものはどこにもなくて、自然の中から組み合わせを広い出したというところです。まあ、それも広義の「作る」ことかもしれません。いずれにしても褒められると子供のようによろこびます。
 私もコロラドに1年ほど暮らしました。いまから30年近く前のことです。その頃は、モンゴルに行けるなど夢のまた夢でした。2002年に初めてモンゴルに行って、なんだかなつかしいような感じがしたのですが、初めはそれがなぜだかわかりませんでした。そしてあるときハッとわかりました。そう、アメリカ西部の乾燥した空気にそっくりなのです。アメリカ先住民といわれる人たちはモンゴルあたりからベーリンギアを越えて北米に入ったのですが、それは異国ではなく、なつかしい母なる大地だったと思います。あの「千の風に」を初めて聞いたとき、私はモンゴルの草原を連想しました。あの詩が北米先住民のものだというのが納得できたのです。



 岡居さん、コメントをありがとうございました。

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増井展2

2011年11月27日 | その他 others
展示は年代順に並べるようにしました。これは麻布獣医科大学時代のもので、卒業アルバムから写真をとりました。ういういしい20歳くらいの増井先生の、少し内気そうな表情が印象的です。授業の開始を告げた鐘も展示しました。

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増井展1

2011年11月26日 | その他 others
いま麻布大学で「願えば叶う:増井光子記念展」をしていますが、私はこの企画をさせてもらいました。増井先生はすばらしい人で、私が麻布大学に来ることの決心をさせた人でもありますし、講義のなかの「動物園概論」では講義そのものだけでなく、講義の全体構成をつくるうえでたいへんお世話になりました。いつでもおだやかに微笑み、「この人のどこにあれだけの仕事をするパワーがあるのだ?」と不思議に思うくらいでした。改めて著作などを読んで、いくつかの発見もありました。「願えば叶う」というのは増井先生が好きだったことばで、先生の人生そのものがそのことを具現していたと思います。



展示空間に制約があるのでショーウィンドー的になりますが、ここにパネルを中心の展示をしました。12月末までおこなっていますので、関心のある方はいらしてください。文集もおいてあり、ご自由におもちいただけます。

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石のフクロウ

2011年11月25日 | その他 others
しばらく初冬のモンゴルのみやげばなしをしました。書きながら体がブルッとしそうなくらい、寒さを思い出しました。

今日はモンゴルシリーズを終えて、区切りの1枚。岩手県の宮古の海岸を歩いているときに「あ、フクロウだ」と思う石をみつけました。ただし、そこではいい大きさの目の石がみつかりませんでした。しばらくして家族で奄美大島に行き、やはり海岸を歩いているとき、「あ、使える」と思うものがありました。その海岸は南の島らしくサンゴでできているのですが、拾ったサンゴの仲にフクロウの足にぴったりのものがありました。それに小石がたくさんあったので、目とくちばしにしました。

岩手と奄美での拾い物が「合体」しました(最近の接着剤はパワフルです)。わりと気に入っています。

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白い尾根5

2011年11月24日 | モンゴル
というわけで白い尾根は寒い夜の風がもたらした冷たい風が運んだものだということがわかりました。ただ私にとってモンゴルの空気はカラカラ、という印象があるので、こういう水の結晶を運んでくるほどの湿度があるというのが意外な感じでした。ごく低い湿度でもこういうことが起きるのかと思ったとき、蔵王の樹氷を思いだしました。あれは日本の湿った空気が冷えることでできる日本的なものなのだと。
 そんなことを考えながら冷気の中で愉しい時間を過ごして、尾根を歩いてゆくと、それまで死角だった場所にあった別の森が目に入ってきました。この森全体が霧氷で白くなっていました。カキーン、コキーンという音が聞こえるようでした。


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白い尾根4

2011年11月23日 | モンゴル
もともとの植物体が複雑な形をしていると、そこにくっつく霧氷も「生長」していくので、ツララの氷がもわっと大きくなるのではなく、鋭角的で文字通り花のようにきれいです。

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白い尾根3

2011年11月22日 | モンゴル
近づいてみたら、白い霧氷は片側についていました。前夜に吹いた風が片側から吹き続けて植物に付着したに違いありません。




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白い尾根2

2011年11月21日 | モンゴル
白いのはカンバだけではありません。イネ科も作り物のように白いのです。これは多分Stipa kryloviiです。

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