成都の街を歩いていて、川で見かけた風景です。投網で魚を採っているようでした。「支那」の風情を感じました。
これは市場ではなく薬局だったと思います。たくさんの引き出しがあって薬が収められています。薄し塗りの引き出しで、上の方にはツボがあります。とても合理的で博物館の修造などと共通のものを感じます。
元気のいいおじさんが、野菜を量り売りしていました。改めて写真を見ると、泥に汚れた脚に破れたような長靴。すぐ前まで畑にいたのかもしれません。よく日に焼けて血色がよく、見ていても
気持ちがいいです。
北京を後にして四川省の成都に行きました。目についたのは竹製品のお店です。冷戦時代は中国の情報がなく「竹のカーテン」などと呼ばれたものです。
カラフルなかごがあり、これを見ると楽しい感じです。それにこのおばあさん。地味な服を着ていますが、まだ文革の記憶があるはずです。
しばらく中断していた1986年の中国に戻ります。
市場は食べ物、つまり動植物があるので、私としてはそれだけでおもしろく感じますし、それを利用する人々に「生きている」ことを感じます。
そうした市場とまじりあうようにお祈りの場所があり、日本のお寺などとは違う感じですが、信仰が生きている感じがしました。線香をたいてその匂いがします。
1986年の中国に戻ります。
北京で事務手続きを終え、四川省の成都に移りました。
やはりおもしろいのは巷です。四川省は内陸にあり、上海は言うまでもなく、ダサいと言われる北京に比べても、田舎臭さがありました。それだけに活気がありました。市場の様子をいくつか・・・
活気を超えて凄みがありました。