自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

石碑

2024年04月23日 | その他 others
1月に狭山丘陵のある場所で石碑を見ました。


 素朴で、なかなかいいものでした。私は鳥取で生まれ育って、仙台で大人になり、中年で東京に住むようになりました、だから、都市生活者で、こういうものを見ることはあまりない暮らしをしています。もっとも、東京でなくても今の日本ならどこでも似たようなものかもしれません。
 私が感じるのは、こういう石碑と人々の生活のあり方のことです。しばらく前に島根の松江で学会があったので、時間を見つけて郊外を散歩しました。そこで感じたのは、お地蔵様などの石仏類が多いことと、そこに花が活けられていたり、お地蔵様のよだれかけ(?)が昨日付け替えられたように新しいものがついていたことでした。そこで感じたのは、ここに住む人にとって、こうした石仏は日常の中に存在していて、話しかけるような生きたものとしてあり、だから花を供えたりするのが当たり前なのだということです。そのことを羨ましいような気持ちで眺めました。

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ポスト

2024年03月06日 | その他 others
その立派な農家の脇に昔風のポストがありました。
ちょっと時間が止まったような感じです。


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講義

2023年04月25日 | その他 others
4月25日、久しぶりに麻布大学で講義をしました。この春、孫が大学に入ったので、講義を聞く学さえいがそのこと同い年だと思うと不思議な気がしました。2年間、コロナで講義をしなかったのですが、学生はノートに鉛筆で書くのではなく、ノートパソコンが多く、スマホの学生もいました。なんだかいい感じはしませんでした。ただし、熱心にきていました。
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訪問(3/25) 3

2023年04月09日 | その他 others
ディッシュは続きます。味音痴にも美味しいものであることは十分にわかりました。



会話も弾みました。
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訪問(3/25) 2

2023年04月08日 | その他 others
お宅にもお邪魔して、ゆっくり過ごしました。友達が料理が得意な人で、メニューもありました。




私のような味音痴がいただくのはもったいないに違いありません。


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散歩 ハンノキ

2023年03月10日 | その他 others
自宅で分析をしたり論文執筆をしたりの毎日なので、散歩をするようにしています。近くに霊園があるのでそこを歩いたり、そこから足を伸ばして黒目川という川沿いに歩いたり、玉川上水に行ったりしています。時々パン屋さんで一服することもありますが、そこを出たらハンノキが花をつけていました。2月11日のことです。

ハンオキの花穂
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2022年6月を振り返る

2022年06月30日 | その他 others
今月を振り返ります。

6日に姉が永眠。こたえた。
12日 観察会
13日 東大でシカ標本整理
18日 乙女高原で訪花昆虫調査
21日 東大でシカ標本整理
25日 日の出町でオオムラサキ放蝶会
29, 30日 アファンの森で調査

6/2 アサココ「玉川上水の野草たち」5
6/3 「記載的な論文と査読のあり方について」(哺乳類科学)ゲラ校正
6/9 「和歌山県におけるタヌキの体重の季節変化」高槻成紀・鈴木和男(哺乳類科学)ゲラ校正
6/9 「タヌキの体重の季節変化– 冷温帯と暖温帯の比較」高槻成紀・立脇隆文(哺乳類科学)ゲラ校正
6/16 アサココ「玉川上水の野草たち」6
6/17 「都市樹木4種の結実と鳥類による果実利用のタイミング − 東京都小平市での事例 −」修正投稿
6/27 "Impact of ungulates on birch forests in Hustai National Park, Mongolia" by Seiki Takatsuki and Ayano Ohtsu. 修正投稿

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サクラスミレ

2022年06月03日 | その他 others
5/28の乙女高原で今まで見たことのないほどたくさんのサクラスミレをみました。葉長大振りで、その名の如く少しピンクがかった紫色で、葉も綺麗な遅長いハート状です。華やかさと上品さを感じます。それでスケッチを試みました。

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米子

2022年03月20日 | その他 others
学会イベントの会場では、私の書いた本を持参してサインをして欲しいと言われた方が何人かおられた。高校時代の友人が来てくれていたので「やあやあ」ということになり、お宅が会場の近くなので、お茶でもどうぞということになりお言葉に甘えることにした。奥さんがカミさんと友達でもあるのでこの前帰省した時もお邪魔した。私は高校時代に陸上部に入っており、その友人もそうだった。私は大したこともなかったが、彼はハンマー投げや砲丸投げで活躍していた。監督が日体大卒で練習は極めて厳しかった。今思えば現在なら問題になるような厳しさだったが、それだけに「あの練習に耐えた」という共有体験がある。それもあってか、何年もあっていないのに、スッと当時と同じような気持ちに戻れて、楽しく話ができた。

 その日の発表は午後だったので、朝、散歩で城山に行ってきた。江戸時代に城があり、今では石垣だけが残っている。



シイ、カシの常緑樹が多く、子供の頃、シイの実を拾いに行って、炒って食べたことを覚えている。小学校高学年の頃は昆虫採集にきたものだ。あいにくの天気だったが、それでも山頂からは街並みが見えた。私の中には昭和40年代の景色が残像として残っているので、ビルが増えたなという印象がした。


 下り道で何人かの人とすれ違ったが、どちらともなく「おはようございます」と声が出て、東京では黙って行き過ぎるな、と思い、心が暖かくなった。

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帰省

2022年03月19日 | その他 others
3月19日は米子にいた。私は生まれたのは鳥取県中部の倉吉という小さな町田が物心つく頃から高校を卒業するまで米子で育ったので、故郷といえば米子ということになる。その米子で日本動物学会が開催され、その市民向けイベントとして講座が開かれるので話してくれと頼まれてお引き受けすることにした。ただ、その話があったのは二年以上前で、2020年の今頃行われる予定だった。ところがコロナで2回も流れてしまい、主催者は大変困ったようだった。今年もどうだろうかと気を揉んだが、なんとか実現した。

 絶滅したニホンアシカ、絶滅が心配されるオオサンショウウオの話があるというので、動物を「守る」ことがテーマなのに、私の研究対象は逆に「増えすぎ」の動物なので、申し出があった時、そのことは大丈夫かと聞いたら、主査者側は「地元出身者が話すことに意味があるのでぜひ」ということだったのでお引き受けした。

 アシカの講演は動物学の話というよりは絶滅にまつわる新聞記事や文献の話だった。オオサンショウウオの方は分布実態、マイクロチップをつけた個体を何年も繰り返し捕獲して大きさの変化などを追跡していることや、遺内容物を吐き出させて食性を調べている話などだった。
 私は東北大学時代の仲間が鳥取大学にいるので共同研究で行った鳥取県東部での群落へのシカの影響と糞分析の結果を報告した後、全国のシカの問題、シカが生態系全体に及ぼす影響などを話した。最後に、アシカが絶滅したのも、オオサンショウウオが減っているのも、そしてシカが増えたのも、人間社会を反映していること、その人間は、日本列島が大陸と離れた200万年前から考えると最後の4万年ほど前の、「ごく最近」であって、1日にすれば夜中の11時半くらいのことなのだ、それを思えば新参者である我々は日本列島を共有するものとしての配慮が足りなさすぎるであろうという話をした。


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