タイトルからいっても、流れからいってもヒツジの説明をすべきところですが、そうしない。この写真で私がいいたいのは、日射しです。時間は夕方の7時を回っています。それなのにこの日の高さ。7月ならもっとです。北国の夏は驚くほど日が長い。ですから夕方の7時でもこんなに高いところから日が射すのです。日本なら3時か4時くらいの感じです。もうひとつは影の長さです。このときもかなり長いですが、このあともっともっと長くなっていきます。さえぎるものはありませんから、太陽が地平線に近づけば近づくほど長い影ができます。私は群落の記載をするので、植物をみながらノートに書き込みます。そうすると、この横からの夕日というのがどうもやりにくい。明るい日のあたる部分と暗く影になった部分が、日本では見たことのないような具合にl交錯するので、植物の確認がしにくいのです。
いずれにしてもモンゴルが北国であり、そこでは夏は9時くらいまで明るく、不思議な光になるということをお伝えしたいと思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/ef/0832257f32e76bcb9595f734cc76d548.jpg)
追記 植物のありなしがわからないとはどういうことかとお思いかもしれませんが、群落記載というのは生育しているすべての種を記載するので、5cmほどのイネ科の葉がチョロチョロ生えているのも見のがしてはいけないのです。あでやかな花が咲いているのを見逃すということではありません。
いずれにしてもモンゴルが北国であり、そこでは夏は9時くらいまで明るく、不思議な光になるということをお伝えしたいと思いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/ef/0832257f32e76bcb9595f734cc76d548.jpg)
追記 植物のありなしがわからないとはどういうことかとお思いかもしれませんが、群落記載というのは生育しているすべての種を記載するので、5cmほどのイネ科の葉がチョロチョロ生えているのも見のがしてはいけないのです。あでやかな花が咲いているのを見逃すということではありません。
光といえば虹も見ました。私がこれまで見た虹の中で最も美しいものでした。それは完全な半円形で、その全貌が見えたのですが、ワイドレンズを使っても全部をおさめることができない大きさでした。その大きな虹の右から左までが見えるというのがモンゴルの景色の広がりです。空気が澄んでいるせいか、虹の七色も鮮やかでした。背景の空の青も深いので、その虹の色彩が浮き立ちます。虹は二重で、この虹の外側に薄い虹がありました。それから、これは前にも気づいたことですが、虹の外側と内側で空の色の濃さが違うのですね。内側が薄いです。思うに、虹というのは二次元の円の弧ではなく、球体の球面なのではないか。つまり地球儀のようなものができて、その「地表面」の一番厚いところ、つまり真横から観ている面が虹として見えていて、斜めや正面からみているところは、薄くて見えないだけなのではないか。うん、これは大発見。虹とはシャボン玉のようなもので、私たちが虹と観ているのはその外周部にすぎないのかもしれない。そういうことに気づいたのも、背後の空の濃い青さがあればこそ、日本の薄い空色では気づきにくいことです。
ところで、私はふと思いついて、草原に出て行って「これから虹の中に入ってくるから」といって、両手を上げてポーズをとったのでした。それをみていた学生は大笑いしながら、写真にとってくれました。その「虹」は上の説明と違い、七色をしたパイプのようなものという想定です。
ところで、私はふと思いついて、草原に出て行って「これから虹の中に入ってくるから」といって、両手を上げてポーズをとったのでした。それをみていた学生は大笑いしながら、写真にとってくれました。その「虹」は上の説明と違い、七色をしたパイプのようなものという想定です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/49/05407334833fd2125ef10e69cb1f7f54.jpg)