このブログをご覧の皆様にお願いがあります。高槻は数年前までスリランカのゾウの調査をしたことがあります。スリランカから留学していた二人の学生と、スペインから留学していた学生がゾウの研究をしました。そのさなかの2004年にあの大津波が起きて多くの犠牲者が出ました。そのとき、留学生といっしょに「
ゾウさん基金」をたちあげて、津波孤児の教育支援をしています。この基金の名前は留学生がゾウの研究をしていたということもありますが、ゾウのやさしさ、力強さを象徴したいと思ってつけたものです。
ところが、今度はもっとストレートにゾウに関係する基金のことでお願いすることになりました。スリランカのジャヤンタ・ジャヤワルダナさん人はゾウのことをいろいろ調べていて、いくつかの本の編集もしてきた人ですが、数年前からゾウによって親を殺された孤児の経済的な支援活動をしています。
高槻とジャヤンタさん、2010年に来日したとき、高尾山
編集したゾウの本をマヒンダ・ラジャパクサ大統領に手渡すジャヤンタさんの新聞記事
以下は昨年ジャヤンタさんが書いた文章に高槻が追記したものの一部です。詳しくはジャヤンタさんによる
アピール文をご覧ください。
人とゾウとのよい関係を取り戻そうとするこのような努力は尊いもので、私たちはその努力を継続していますが、スリランカにおけるゾウをめぐる状況はきびしいものです。とくに私たちが心を痛めているのは、親がゾウに殺された孤児です。貧しい農家で人がゾウに殺されると、収入がなくなって生活がとてもたいへんになります。子供たちは教科書も買えず、学校にも行けなくなります。ジャヤンタはこの孤児たちを支援するために。「生物多様性とゾウの保全トラスト」という組織を作って活動をおこなっています。この「トラスト」は親がゾウに殺された134人の孤児たち(2011年4月現在)に教科書、鉛筆、絵の具、文具箱、ランドセルなどを贈りました。こういうセットは15ドル(1500円くらい*)で、これがあれば1年間は大丈夫です。家族がゾウに殺された家庭には3500ドル(35万円くらい)の小さな家を提供する活動もしています。こうした活動の意義を日本の皆様が理解され、ご協力いただければ幸いです。皆様からの支援は高槻が以下の口座でお受けして、確実に「トラスト」にお届けします。皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。
ゾウによる孤児支援グループ(ゾウニヨルコジシエングループ)
店名 〇〇八 ゼロゼロハチ
店番 008
預金種目 普通預金
口座番号 57828361
このブログにこの基金のコーナーを作ろうと思います。
* 金額は円のレートに変化します。