自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

狭山丘陵2

2020年04月28日 | 標本
山道を歩いていてこんなものに出会いました。

私は山陰で育ったので、至る所でこういう社というのか祠というのか、祈りの対象を見ましたが、東京に暮らしているとそういうもののことを忘れています。狭山丘陵は車で20分も走ればついてしまうごく近い場所ですが、この祠はただあるだけでなく、しめ縄がしてあります。地元の人が伝統を守っておられるのだと思います。
 すぐ近くなのに、全く違う精神世界があり、それは日々の行いの全てにつながっているのだと思います。「信仰」というのとはちょっと違う「心のあり方」というようなものであろうと思います。ずっと昔からおじいさんもお父さんも大事にしてきたことやものがあって、自分もそれを引き継ぐ・・・・・人とはそうして生きていたのに、私たちの多くはそのことをしないで生きている。普段はあまり考えませんが、「いいのかな」と思う気持ちが心の底にあります。


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狭山丘陵

2020年04月27日 | 植物 plants
オトコヨウゾメ

ミヤマガマズミ
春というよりは初夏の花という感じのものが咲き始めていました。
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イチリンソウ

2020年04月26日 | 植物 plants
自粛ということでおとなしく家にいますが、それでもずっと在宅では息がつまるので、1日1回散歩をしたり、少しドライブをしたりしています。4月23日に狭山丘陵が近いので、出かけました。テレビでは都心の公園は「密」のようですが、こちらは人もまばらです。
 林を歩いていたら、林の下に白い花のかたまりが見えました。
 
 
よくハナニラなどの園芸植物が入り込んでいるので、そういうものだろうと思って近ずいてみました。
そうしたらなんとイチリンソウでした。
 
 
ニリンソウは玉川上水にもありますが、イチリンソウの方は滅多にありません。ニリンソウも綺麗ですが、イチリンソウの方は花がはるかに大きく、たっぷりした感じです。この写真にはニリンソウも写っているので大きさの違いがよくわかります。
 
 
群れて咲いていたのですが、少し離れて「一輪」で咲いているのもありました。葉も切れ込みが多くてニリンソウとは印象がかなり違います。
 この日はなんだか得をしたような気がしました。
 
 
 
 
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日本語を乱すな

2020年04月24日 | がんこおやじ
「ステイ・ホームしないでソーシャル・ディスタンシングを保たなかったためにクラスター感染が起きてしまい、このままいくとオーバーシュートが起きてロックダウンすることになりかねない」
 
なんだこの日本語は。
 
「在宅しないで非感染距離を保たなかったために集団感染が起きてしまい、このままいくと感染爆発が起きて都市封鎖することになりかねない」というのはダサくて採用できないとでもいうのだろうか。
このひどい日本語を聞いて理解できず、何をしていいかわからない高齢者が、しなくてもいい感染をしてしまうという可能性はないだろうか。
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雑木林

2020年04月23日 | 家族
里山の雑木林

その里山では田んぼを作っていて、田植えから収穫まで行なっています。いわゆる谷津田で、両側に丘があり、そこからの水が田んぼを潤します。田んぼと丘の間に水路があり、子供が魚取りをしていました。私たちが子供の頃は、こういう水路や田んぼにはどこにでもカエルがいて、人が近づくとぽちゃんと水に飛び込む音が聞こえたものですが、今はカエルがほとんどいません。もはや子供達にとってカエルはどこにでもいる生き物ではなくなっているようです。
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ニガイチゴ

2020年04月22日 | 家族
3月の下旬くらいからキイチゴ類が咲き始めました。どういうわけか玉川上水にはニガイチゴはあまりありません。平地よりは山の植物のようです。モミジイチゴなどは下向きの花を咲かせますが、ニガイチゴは横から上むきです。またモミジイチゴは滑らかなスッキリした花びらですが、ニガイチゴは少しシワがあります。

ニガイチゴ
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ツボスミレ

2020年04月21日 | 家族
4月15日の狭山丘陵、ツボスミレもよく見かけました。湿った場所に多いようでした。普通のスミレよりも花が小さく、花びらの色は白で細い紫色の筋があります。


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チゴユリ

2020年04月20日 | 家族
4月15日に狭山丘陵の一角に行きました。チゴユリがたくさん咲いていて喜びました。


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雨上がり

2020年04月19日 | 自然 nature

4月18日は朝から雨でしたが、午後になったら雨が上がり光がさしました。自粛で家にばかりいるので、近所の霊園に散歩に行きました。まだ雨が降っている場所もあるらしく、遠くの空は暗いままなので、光が不思議な感じがしました。

 ノカンゾウの葉に雨粒が輝いていました。

 

 

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戦うのではない 2

2020年04月18日 | がんこおやじ

(承前)

 これに続けて語られたことは、この武漢ウィルスの後も社会は大変化をするであろうということだった。その変化とは、これまでの「社会は発展するものだ」という前提そのものを見直すことになるだろうということだった。変化は必要だが、それは発展ではないだろうと。だが、私は変化ももうたくさんだと思う。私はもともと発展ということに疑いを持っていた。東日本大震災やその後の天災、今回の武漢ウィルスなど、心が安らがないことが続くと、発展どころか変化することもいらないという気持ちになる。

 私がこのインタビューで「我が意を得たり」と思ったのは「戦い」についてである。山本先生は、ウィルスと全面戦争をするのではなく、冷静に事実を知り、知識と技術を総動員して賢く付き合うべきだという。そうだ、戦うのではなく、付き合うしかないのだ。「戦う」というのはほぼ互角の相手を敵とみなすことから始まる。犬と猫、トラとライオンは戦うというが、人と地震が戦うとは言わない。ウィルスは地震や台風のような存在であり、戦うべき相手とみなすのは傲慢だと思う。弱気になってはいけないが、相手を知りもしないで「戦う」だの、「勝利する」だのと強がりを叫ぶのは、かつて過ちを犯した時のこの国の社会のありようと違うところがない。

 山本先生は冷静な科学者としての言葉を強い説得力を持って語ったが、最後の言葉は、やや意外なものだった。意外ではあるが思わず手を握って「そうだ」と思わせる言葉だった。それは、これから私たちはどういう姿勢をとるべきかという質問に対して「未来のことを考えて、希望を持つことだ」ということだった。同じ言葉を聞いても、その前に語られた、深い洞察と冷静な分析を聞かなければ、これほど深い感動はなかったに違いない。私はいつもはテレビをソファに座って膝にノートパソコン置いて、それを使いながら適当に見るのだが、この時ばかりは椅子に座り直して背筋を伸ばして聞いた。

 このところ、コロナ騒ぎに疲れて自然観察に逃げるようなところがあったが、少し前向きにならなければいけないと反省した。

 山本先生の言葉を聞いて、ずっと考えてきた、自然に対して傲慢であってはならないということは確信に近づいている。

 

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